夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『十三夜』の前のひとときは・・♪

2007-10-23 17:21:00 | 定年後の思い
西の空に太陽が丸い光芒を放ち、
陽光は周囲の雲を橙色に染めていた。

周辺の蒼い空は、次第に水色となり、
やがて薄紫色となり、そして色合いを深めて、暗さを増した中、
陽は名残りおさそうに沈んいった。

東南の空は青い空の中で、ほのかに月が見えて、
淡さを増した空は水色となり、ゆっくりと満月の輪郭を現(あら)わした。


秋の夕暮れのひととき、
私は煙草を喫いながら、たそがれの情景を眺めたりしていた。

私は小学生頃、いじけた幼年の劣等生であったが、
夕暮れの情景がこの世で一番綺麗な光景で、
思わず涙をためる多感な少年でもあった。


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今宵は、月を眺めば『十三夜』・・♪

2007-10-23 08:59:00 | 定年後の思い
古人の人々から、秋の夜の満月を誉(ほ)めたたえる『中秋の名月』の十五夜、
そして10月の十三夜は、幾千年多くの人達の心を和(なご)ましてきた。

『中秋の名月』に関しては、私はこのサイトで9月25日於いて、
『『中秋の名月』の想いで・・♪』で綴ったので省略するが、
たまたま今年は今宵が十三夜となる。

幼年期に思いを馳(はせ)せると、
収穫された小豆(あづき)を供(そな)え、
そして栗の実を数多く供えられていたことを想いだすのである。

十三夜に曇りなし、と古人から伝えられているので、
限りなく美しい日本の風土の各地に満月が照らされ、
それぞれの人のさりげない願いを託(たく)すには、
今宵は最良の日になれば、と祈願している。


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