私は東京郊外の調布市の片隅に住む年金生活の69歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
私は民間会社の中小業に35年近く奮戦して2004〈平成16〉年の秋に定年退職した後、
私の半生は、何かと卑屈と劣等感にさいなまれ、悪戦苦闘の多かった歩みだったので、、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたく、その直後から年金生活をしている・・。
私が年金生活を始めて最初に配慮したことは、
家内の従来の専業主婦の日常のペース、ささやかな憩(いこ)いひとときなどの過ごし時を配慮して、
私は独りで外出して、自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受し、
本屋、古本屋に寄ったりしている。
もとより家内は少なくても料理、洗濯、掃除などがあり、
私は現役のサラリーマン時代から、小庭の手入れをするぐらいであったので、
せめて退職後は日常の買物ぐらいと思い立ち、私は自主的に買物の担当となったりした。
それでも引け目を感じて、家内の茶坊主に専念したりした。

私は年金生活をし始め、ダラダラとした生活は自身も困るので、
日の出と共に起床するのをモットーとして、殆ど早朝に起きだしてきた・・。
起床後、洗面した後は着替えて、台所に行って、
私の煎茶を淹れた後、家内の指定されたマグカップにコーヒーを淹れて、
お盆に載せて2階の寝室まで運び、目覚める頃の家内の布団の枕元に置いたりした。
そして私は 『今日は良いお天気になりそう・・』
と私は朝の挨拶代わりに家内に言ったりしてきた。
その後の私は、一階の居間で煎茶を飲みながら新聞の朝刊を読んだり、NHKのニュースを視聴したりしている。
そして日中のひととき、家内が小休止とか、ゆっくりとテレビなどを視聴していると、
私はさりげなく察して、コーヒーを5回ぐらい淹れたりしている。
こうして5年が過ぎると、私は65歳の高齢者入門の身となり、体力の衰えを感じたりしてきた。
家内は私より5歳若いためか、心身溌剌として元気なのである。
こうした中で、私は相変わらず読書が好きで、ときには深夜まで読み耽(ふけ)っていることもあり、
目覚めると、朝の7時の時もあり、一階の居間に下り立つと、
家内は洗濯機に洗濯物をセットを終えて、新聞の朝刊を読んだり、NHKのニュースを視聴したりしている。
そして私は、遅れをとった、と家内に言いながら、
台所に行き、コーヒーを淹れて、居間にいる家内の横に置いたりしている。
このように、やがて私は家内への枕元の宅配便が消えてしまった・・。
日中、そして夕食後までは、従来通り家内の茶坊主をし、今日に至っている。

こうして中で、ときおり『コーヒー・・濃いじゃないの・・』
と家内が苦言されることがあったりした。
家内はゴールド・ブレンドのインスタント・コーヒーを好み、砂糖なしで、
粉ミルクのブライトを愛飲している。
私が平素、我が家でコーヒーを飲む時は、ゴールド・ブレンドを濃くしたコーヒーに砂糖が少々なので、
家内の分量に戸惑うことがあったりした。
そして私はいつものような割合にしているのでおかしいなぁ、と思い、
やがて午後の3時頃には、コーヒーの分量をわずかに少な目にし、
夕食後はコーヒーの分量ををわずかに多めにし、何とか合格点となっている。

過ぎし確か3年前の頃から、夕食後のまもない時、
居間でテレビを視聴しているか、雑誌を読んでいる家内に、
『コーヒー・・お待たせしまして・・』
と私は家内に言ったりしている。
こうした後に
『ご苦労であった!』
と家内は私に言うのである。
私の現役時代に於いては、ご苦労さまでした、と家内は何かと優しく労(ねぎら)いの言葉をしていたが、
どうしてなの、と私は不思議に思ったりした。
そして思い当るとすれば、家内は以前にNHKの連続ドラマの『篤姫』を視聴した頃からで、
お姫さま、或いは奥方に影響されたのか、
このような言葉を私にするようになっていることが多くなっている。
こうした茶坊主の私は、丸9年が過ぎて、早や10年生となっている。
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私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
私は民間会社の中小業に35年近く奮戦して2004〈平成16〉年の秋に定年退職した後、
私の半生は、何かと卑屈と劣等感にさいなまれ、悪戦苦闘の多かった歩みだったので、、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたく、その直後から年金生活をしている・・。
私が年金生活を始めて最初に配慮したことは、
家内の従来の専業主婦の日常のペース、ささやかな憩(いこ)いひとときなどの過ごし時を配慮して、
私は独りで外出して、自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受し、
本屋、古本屋に寄ったりしている。
もとより家内は少なくても料理、洗濯、掃除などがあり、
私は現役のサラリーマン時代から、小庭の手入れをするぐらいであったので、
せめて退職後は日常の買物ぐらいと思い立ち、私は自主的に買物の担当となったりした。
それでも引け目を感じて、家内の茶坊主に専念したりした。

私は年金生活をし始め、ダラダラとした生活は自身も困るので、
日の出と共に起床するのをモットーとして、殆ど早朝に起きだしてきた・・。
起床後、洗面した後は着替えて、台所に行って、
私の煎茶を淹れた後、家内の指定されたマグカップにコーヒーを淹れて、
お盆に載せて2階の寝室まで運び、目覚める頃の家内の布団の枕元に置いたりした。
そして私は 『今日は良いお天気になりそう・・』
と私は朝の挨拶代わりに家内に言ったりしてきた。
その後の私は、一階の居間で煎茶を飲みながら新聞の朝刊を読んだり、NHKのニュースを視聴したりしている。
そして日中のひととき、家内が小休止とか、ゆっくりとテレビなどを視聴していると、
私はさりげなく察して、コーヒーを5回ぐらい淹れたりしている。
こうして5年が過ぎると、私は65歳の高齢者入門の身となり、体力の衰えを感じたりしてきた。
家内は私より5歳若いためか、心身溌剌として元気なのである。
こうした中で、私は相変わらず読書が好きで、ときには深夜まで読み耽(ふけ)っていることもあり、
目覚めると、朝の7時の時もあり、一階の居間に下り立つと、
家内は洗濯機に洗濯物をセットを終えて、新聞の朝刊を読んだり、NHKのニュースを視聴したりしている。
そして私は、遅れをとった、と家内に言いながら、
台所に行き、コーヒーを淹れて、居間にいる家内の横に置いたりしている。
このように、やがて私は家内への枕元の宅配便が消えてしまった・・。
日中、そして夕食後までは、従来通り家内の茶坊主をし、今日に至っている。

こうして中で、ときおり『コーヒー・・濃いじゃないの・・』
と家内が苦言されることがあったりした。
家内はゴールド・ブレンドのインスタント・コーヒーを好み、砂糖なしで、
粉ミルクのブライトを愛飲している。
私が平素、我が家でコーヒーを飲む時は、ゴールド・ブレンドを濃くしたコーヒーに砂糖が少々なので、
家内の分量に戸惑うことがあったりした。
そして私はいつものような割合にしているのでおかしいなぁ、と思い、
やがて午後の3時頃には、コーヒーの分量をわずかに少な目にし、
夕食後はコーヒーの分量ををわずかに多めにし、何とか合格点となっている。

過ぎし確か3年前の頃から、夕食後のまもない時、
居間でテレビを視聴しているか、雑誌を読んでいる家内に、
『コーヒー・・お待たせしまして・・』
と私は家内に言ったりしている。
こうした後に
『ご苦労であった!』
と家内は私に言うのである。
私の現役時代に於いては、ご苦労さまでした、と家内は何かと優しく労(ねぎら)いの言葉をしていたが、
どうしてなの、と私は不思議に思ったりした。
そして思い当るとすれば、家内は以前にNHKの連続ドラマの『篤姫』を視聴した頃からで、
お姫さま、或いは奥方に影響されたのか、
このような言葉を私にするようになっていることが多くなっている。
こうした茶坊主の私は、丸9年が過ぎて、早や10年生となっている。
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