夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

年金生活9年生の中、私が何よりも困窮したこと、或いは喜びを感じたことは・・。

2013-10-15 15:01:50 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む69歳の身であるが、
今朝ぼんやりとカレンダーを見ると、まもなく20日の日曜日は私の定年退職の記念日と思いだし、
丸9年の年金生活が過ぎて、早くも10年生に進級となる、と思ったりした。
そして過ぎ去り歳月は、実に早いなぁ、と微苦笑を重ねたりした。

私は民間会社の中小業に35年近く勤めて定年退職したのは、2004(平成16)年10月20日であった。
そして定年退職後、私の半生は、何かと卑屈と劣等感にさいなまれ、悪戦苦闘の多かった歩みだったので、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたと思い、年金生活を始めた・・。

こうした中、私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

我家の生計は原則として、厚生年金とわずかな企業年金を頂いた範囲で日常生活を営んでおり、
冠婚葬祭、思いがけない出来事、そして私たち夫婦の共通趣味の国内旅行に関しては、
程々の貯金を取り崩して過ごしている・・。

そして私たち夫婦は毎年の年末年始のひととき、
思いついた耐久商品などの予定、旅行計画などの概要の経費を話し合ったりし、
概算予算の年次計画を作成している。
そしてこれに基づいて、月次予算も割り当てをして作成し、
毎月の月末の前後に使った実績を入力し、今月も赤字だったょねぇ、と私は言ったりして、
家内は微苦笑したりすることが多い。
          
年金生活をしていると、特に耐久商品と称される品の購入には、
私は何かと気弱になり、耐久商品の買い替え時にためらったりしている。

たとえばテレビに関しては、恥ずかしながら、
一昨年の2011年の夏頃にアナグロテレビ放送は廃止に伴い、やむえず数が月前の5月に、
デジタル対応の薄型テレビ、そしてブルーディスクの録画機を買い求めたりした。

こうした中で、私が何より私は困り果てるのは、パソコンの無知な家内が、
パソコンは半永久的商品よねぇ、と確信したように思い続けていることである。


私が現役時代の時は、程ほどの年収を得ていたので、パソコンは幾たびか買い換えてきたが、
しかし年金生活となれば、限りある厚生年金、企業年金、積み立てきた個人年金からの収入には、
もとより限度があるので、私は気弱になり、予算を計上するできなかったする。

こうした根底には、故障もしていないパソコンを買い改め費用があったならば、
国内旅行で、旅先の滞在日数を増やしましょう、
と家内が私に提案することが予測されるので、私はパソコンの予算計上をためらったりしてきた。

こうした中で、私の愛してやまないパソコンが予告もなく突然に故障したりすると、
どうしてなのょ、と私はパソコンの画面を眺めて困惑した体験をして、
やむえず定年後の9年間に於いて、2度ばかり買い改め購入したりしてきた・・。
         

私の定年退職時が2004(平成16)年の秋であったが、
この3年前の2001(平成13)年の秋に、定年後の生活に備えてパソコンを一新した。

あるメーカーの市販の上級のクラスの機種を選定して、プリンターも新調し、
これだったならぱ10年ぐらいは大丈夫かしら、と思ったりしていた。
そして民芸風の大きな机、脇机、そして椅子を買い揃え、定年後に備えたりした。

やがて念願の定年退職後、まもなくブログの世界を知り、
私が無我夢中に毎日数通は投稿し、そしてブログ上のコメントで知り得た8名の人と、
お互いにコメントを交わしていたブログ熱中時代の時であった。

そして定年後の生活に備えた肝要のパソコンは、
2006(平成18)年9月中旬に、予告もなく突然にダウンして、
まもなく年金生活2年生を迎えようとしていた私は、
『10年ぐらい利用しょうと思ってたのに、どうして突然に故障するのよ・・』
と心の中で呟(つぶや)きながら、長らく黒い画面を見つめ大いに落胆したりした。

やむなく買い求めたパソコンの量販店に修理を依頼したが、1週間後に我が家に来宅することをなり、
私は困窮した・・。
我が家は無念ながらパソコンはたった一台しかなく、この来宅するまでの1週間の間、
どうしょうかしら、と悩んだりした。

この当時はブログ上で盛んにコメントで交流を重ねていた時代で、
コメントを頂いていたので、返信が出来なく、半日以内に必ず返信していたので、
相手のお方は戸惑うと思い、悩んだりした。

もとよりリアルの交流であったならば、電話でお詫びの連絡もできるが、
ブログの世界は匿名が多く、連絡できる方法がない、と困苦したりした。

この修理の期間、パソコンのレンタルを量販店に依頼をしたが、
弊社は扱っていません、と素っ気ない返事を私は受けたりした。

そして修理が最悪の場合に備えて、このパソコンの量販店に最新のパソコンの下調べに行き、
魅了されたパソコンが販売価格25万円にため息をしたのである。
そして我が家の予算計上にしていないので、困り果てた・・。
この帰路、25万円・・空から舞い降りてこないかしら、と思ったりして帰宅した。
          

そして待ち焦(こ)がれたパソコンの量販店の技術者が予通り来宅した時、
パソコンの故障を点検して結果、
心臓部のキャッシュメモリ、メインメモリの一部でわずかな磨耗があり、
部品の交換すると10万円を超える、と私は言われた・・。

私の現役サラリーマン時代の50代の頃は、冷蔵庫、クーラーなどを新調しょう、
と私は家内に気軽に言ったりして、購入したりしていた。

しかしながら、この当時の我が家の年金生活の年次購入予定品目もなかったが、
やむなくパソコンの新製品を買い改めることに決意した私は、家内にどう説得するかであった。

私は長らく中小業の民間会社のサラリーマンをしていたので、多事多難の対処には鍛(きた)えられ、
こうした中で多少の悪知恵も備えられてきた。
家内が冷蔵庫、洗濯機をよく手入れをするタイプで、
過剰に掃除し過ぎ、やむえず新調した体験があったのを、思いだしたりした。

私は居間に置いているパソコンから、台所にいる家内に近くに寄り、
『XXちゃんさぁ・・冷蔵庫、洗濯機でも耐久商品といっても・・7年ぐらいで・・
我家は新しい物に代えているよね・・』
と私は優しく家内に言った。

そして、この機を逃さずに更に、
『パソコンの修理代・・10万円を超えるみたい・・
パソコンなんか、ここ10数年でどの家庭に急激に普及してきたから・・
昨今のパソコン自体、飛躍的に進歩しているし・・
前に買ったパソコンより遥(はる)かに廉(やす)くなっているの・・
この際、思い切って新しいのにしょうねぇ・・』
と私は少し懇願するように家内に言った。

結果として、データ強制移行料などを含めて、27万円弱で、魅了されたパソコンに新調し、
やはり最新のCPUは速い、と私は微笑んだりした。
          
こうした私としては苦く辛い体験をし、その後の3年後も液晶画面の寿命で、
やむなく部品交換して、パソコン不在の2週間ばかり過ごしたりしてきた。

こうしたことが、年金生活の中で何よりも困窮したことであった。

このような事情を秘めてきたが、現在愛用しているパソコンは、
遅ればせながら、基本ソフトの主流のウィンドウズ・セブンを搭載した新機種を買い改めたのが、
一昨年の2011〈平成23〉年の6月であった。
          
そして情報量は限りなく増大する昨今に、やむなく外部ドライブ装置として、
ある専用メーカーのハードディスクの2TBを連結させて、現在に至っている。

そして私はこれまで愛用してきた『XP』は、予備用として利用することに決めた。
以前にパソコンが故障して、修理期間の2週間において、
パソコンのない空白の『パソコン迷子』になった寂しい体験があったからである。

或いは、私が家内に旅行関係のネット検索を初心者用にやさしく教えた結果、
ときおり家内が、旅行関係のネットの検索をするようになった。
家内は徹底的に調べるタイプなので、我が家の一台のパソコンは家内の独壇場となったりした。

このような目的を秘めて、私の少しばかり広い机には、
やむなく従来の『XP』と新たな『セブン』を当面2台のパソコンを置いたりしているので、
ときおり私は微苦笑する時もある。
          
            === 昨年の晩秋、我が家の居間にある雑然としたパソコンの周囲をたわむれで撮った ===


こうした辛い体験をしてきた私でも、年金生活の中で喜びもある。
私は過ぎし9月下旬に満69歳を迎えたばかりであるが、60代の9年間を振り返れば、           
私たち夫婦は経済的に贅沢な生活は出来ないが、
働らなくても何とか生活ができることに感謝したりしている。

そして日常生活で、ときには昼下がりのひととき眠くなったら、
現役サラリーマン時代は、何かと睡眠不足も感じながら奮戦してきたので、
いつでも昼寝ができることは、年金生活の特権かしら、と享受する時もある。

何よりも私たち夫婦が、お互いに程ほどに好きなことを好きな時間に学び過ごせるのが、
年金生活の最大の恩恵かしら、と私は微笑んだりしている。

☆下記のマーク(バナー)、ポチッと押して下されば、幸いです♪
strong>
にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へにほんブログ村
人気ブログランキングへ

          

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする