夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

高齢者の私でも、ときおり家内のボディガード兼お供、幾たびか重ねて・・。

2013-10-06 17:38:34 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市の片隅に住む年金生活の69歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

昨日の夕食時に、家内は『明日(あした)の午前中に、駅前に買い物・・行きませんか?』
と家内は私を誘惑したのであった。

私は少しためらった後、
『ハイ! 行きましょう!』
と少しボケてきた私は、せめて返事ぐらいは、
若き自衛隊の諸兄に負けないように明るい声で、家内に応(こた)えた。

私は民間会社の中小業に35年近く奮戦して2004〈平成16〉年の秋に定年退職した後、
私の半生は、何かと卑屈と劣等感にさいなまれ、悪戦苦闘の多かった歩みだったので、、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたく、その直後から年金生活をしている・・。

こうした中で、もとより年金の収入は減ることもあっても増えることなく、
当然ながら現役のサラリーマン時期より遥かに激減している上、
現役時代の多忙な業務から解放され、緊張感も無くなり体力の衰えも感じる昨今、
何かしら私は家内に従順となっていると思えて、苦笑したりした。
          

年金生活を始めた当初、私は家内の日常のペースを出来る限り乱したくないので、
決意して実行してきたことがある。
                
具体的には、家内は殆ど従来通りしてもらい、その間のささやかな息抜き・・趣味ごと、
これを邪魔にするのは、まぎれなく天敵と私は確信を深めていた。

そして一日、少なくとも一回は外出し、家内の自由な時間を作ることと思い、
せめて日常の買物ぐらいはと思い、買い物の担当を引き受け、
独りで殆ど毎日スーパー、専門店に行き、ときおり本屋に寄ったりしている。

その後は自宅の周辺にある遊歩道、小公園などををひたすら歩き廻り、散策をしながら、
季節のうつろいを享受している。
                       
年金生活の直後、独りで近所の遊歩道を散策したりすると、
こんなに自由に働くことなく散歩できるなんて、この世の中で許されても良いのかしら、
と定年直前までの多忙期を思い重ねたりし、戸惑いながら甘受したりした。
         

そして何よりも朝の陽射し、昼下りのひととき、そして夕暮れ時に、
ゆっくりと時と共に過ごし、苦楽の激しかった現役時代を思いながら、微苦笑を重ねたりする時もある。
          

私の日常の大半は、随筆、ノンフィクション、小説、現代史、総合月刊雑誌などの読書が多く、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。。

そして、ときたま小庭を手入れをしたり、気の許せる悪友と居酒屋で談笑をしながら呑んだり、
或いは家内との共通趣味の国内旅行をして、その地の風土、文化などを学んだりしている。

このような年金生活を過ごしているが、何かと身過ぎ世過ぎの日常であるので、
日々に感じたこと、思考したことなどあふれる思いを心の発露の表現手段として、
パソコンの故障とか国内旅行で不在でない限り、
このブログのサイトに毎日投稿し、生きがいのひとつとなっている。
                                                   
こうした中で私たち夫婦は、週に一度ぐらい駅前に出かけたりして、日常の雑貨品などを買い求めたり、
年に数回はデパートに行ったりしているが、
このような時の私は、家内のボディガードそして荷物持ちのお供のような状態となっている。

そしてデパートは新宿の『伊勢丹』などで買い物することが多いが、
スーパー、専門店、ホームセンターなどで買い求めるのは、京王線の沿線の『調布』駅の時は、
路線バスで往復したりするが、『つつじが丘』駅とか『仙川』駅は
原則として徒歩で片道15分ばかりを歩いたりしてきた。

或いは小田急線の場合は、『狛江』駅とか『喜多見』駅にも徒歩で片道20分ばかりを歩いたりしてきた。

私は年金生活になると根がケチなためか、いずれも路線バスは頻繁に走行しているが、
歩いた方が何よりも健康に良いし、いずれのコースもバス料金の往復路420円を利用することなく、
ひたすら歩いたりしてきた。
          

本日は家内のボディガードそして荷物持ちのお供で、
我が家を10時過ぎに『仙川』駅をめざした私たち夫婦は歩いた。
秋晴れが予感される淡き陽射しの中で、金木犀の香りがする中を歩いたりすると、
季節のうつろいが受容できるので、バスに乗車してしまえば、かぐわしい情景が享受できない、
と私は確信を深めたりした。

結果的には本日は、私たち夫婦は『仙川』でホームセンターで予約注文をした後、
コーヒーを頂ける軽食事処に寄って休息し、
そして『つつじが丘』駅近くまで15分歩いた移動したりした。

この後、スーパーで衣料品、食品など買い求めたりしていると午後2時過ぎになり、
駅前の食事処で遅い昼食とした。
そして私たちは本屋に寄って、再び歩いて帰宅したのは午後3時過ぎであった。
          

このように近かの駅前に買い物する時は、私たちは歩いたりしているが、
私が小学生を過ごしたのは、地元のこの地域であったので、
ときには通学の登校、下校の時に通った旧街道の小道を歩き、
私は家内に、小学4年の時は、トボトボと独りで歩いたりすることが多かった、
と話したりしたすることもあったりした。

そして私たち夫婦は、結婚後の丸2年過ぎた後、私の生家の近くに一軒家を建てて、
この地に早や35年の歳月が流れ、
あの時は・・と家内の思いを私は聞いたりしながら、私たち歩いたりしている。

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