夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

脳と体の疲れがとれる「本当の睡眠術」、高齢者の私は多々教示されて、やがて微笑みを重ねて・・。

2018-09-12 16:07:48 | ささやかな古稀からの思い

先程、私は長らく愛読している最新・信頼の健康・医療情報サイトの【日経Gooday (グッティ)】を見ている中で、
『 「布団に入ったらバタンキュー」は健康の証ではなかった! 』と見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく74歳の身であるが、
ここ数週間、布団にもぐるのは、真夜中の12時前後であり、
目覚めるのは朝の7時ぐらいが多くなっている。

こうした中で、真夜中の12時前後に布団にもぐった後、
日中の出来事を思い馳せたりして・・今日も楽しかったなぁ・・と思いながら、
やがて寝付いてしまう。

そして私は現役サラリーマン時代だった時と違い、悩みは激少している為か、
たとえ震度3ぐらいの地震でも、 目覚めることなく熟睡している。

そして目覚めた時、過ぎし日の出来事とか、これからのささやかな願いの数々が、
夢と現(うつつ)の世界を彷徨(さまよ)うようなひとときとなっている。

やがてぼんやりと昨日は・・と思い浮かべたり、
今日は・・と予定事項を思い浮かべたりしている。

まもなく15分ぐらい過ぎた時、オシッコだ、と感じて、布団から起きだすことが多くなっている。
       
このように現役サラリーマン時代は、何かと睡眠時間を削り、奮闘してきた私は、
年金生活の中、自在に安楽に睡眠を甘受している。

そして今回の標題の《・・「布団に入ったらバタンキュー」は、健康の証ではなかった!・・》って、
どういうことですか、と思いながら記事を読んでしまった・・。

              

この記事は、人生100年時代のための最新健康・美容情報体感イベント「スマートリィ・エイジングEXPO」
(主催・日経ヘルス、日経グッデイ、日経BP総研)が2018年7月21日六本木で開催された。

第1回としては、睡眠医学の専門家である国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所睡眠・
覚醒障害研究部長の三島和夫さんによる「本当の睡眠術」を、
フリーランスライターの伊藤和弘さんが纏(まと)められた記事で、
『【日経Gooday (グッティ)】に2018年9月4日に配信され、無断ながら記事を転載させて頂く。

《・・
脳と体の疲れがとれる「本当の睡眠術」

              

☆短時間でもぐっすり眠れば大丈夫?

ナポレオンは、1日3時間しか眠らなかったという。
誰にとっても1日は24時間しかない。

やりたい趣味、やらなければいけない仕事がたっぷりある現代人としては、
できるだけ睡眠時間を短くしたいと思うのも当然だろう。

しかし、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所睡眠・覚醒障害研究部長の三島和夫さんは
「多くの研究が重ねられてきましたが、安全で効果的な短時間睡眠法はない、というのが結論です」と話す。

「必要な睡眠時間は、個人差が大きく、短い人と長い人では、3時間以上違う。
それは体質であり、短くする方法はありません。

睡眠の質が深ければ、時間が短くても満足感があるはず、というのもよくある誤解。
睡眠時間を削れば、普段よりもむしろ睡眠は深くなりますが、
日中のパフォーマンスは落ちるし、糖尿病など生活習慣病のリスクも高くなります」(三島さん)

よく知られているように、眠っている間は、深い睡眠(ノンレム睡眠)と浅い睡眠(レム睡眠)が
朝までに何回か繰り返される。

睡眠時間を短くすれば、浅い睡眠だけが削られて、深い睡眠の比率は増えるが、
健康のためには、浅い睡眠も欠かせない。
睡眠は深ければいい、という単純なものではないという。


睡眠不足は、単に日中の活動をつらくするだけではなく、
太りやすくなり、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病のリスクを上げ、
認知症やうつ病も発症しやすくなることが分かっている。

ところが、現代人は慢性的に睡眠不足になっている人が多い。
ベッドに入るとたちまち眠りに落ちる、いわゆるバタンキューは一見健康的に感じられるが、
実は睡眠不足の証拠なのだ。

「しっかり睡眠が取れている人なら、ベッドに入ってから眠るまでに、10~15分くらいかかります」
と三島さんは話す。

また、必要な睡眠時間は、年を取るほど減っていく。
8時間以上眠っているのは、せいぜい中学生以下の子どもまでで、
大人になれば、コンスタントに8時間眠るのは難しい。

三島さんによると、「70代になれば、6時間くらいになるのが普通」だという。
若い頃に比べて、睡眠時間が減るのは当然なので、あまり気にしないようにしよう。


              

☆“寝だめ”が健康に悪い理由

 

何時であろうとベッドに入れば、すぐに眠れるというのは、よほど睡眠不足の人。
普通、夜の8時や9時に、そうそう眠れるものではない。

翌日は出張なので、2時間早くベッドに入ったのに、目が冴えて全然眠れなかった、
といった経験を持つ人も多いだろう。

それは体内時計があるからだ。
そのため、私たちは毎日ほぼ一定の時間に眠くなり、一定の時間に目が覚める。

「体内時計の時刻にも、6時間くらいの個人差があり、
もともと朝早く目が覚める朝型の人もいれば、夜遅くまで起きている夜型の人もいます。

夜型の人にとって、早起きはつらいし、逆に極端に朝型の人に、夜勤はきつい。
多くの人は社会生活に合わせて、無理をしているわけです」と三島さん。
ちなみに約3割の人は、夜型に分類されるという。

図1 睡眠リズムには個人差がある
国立精神・神経医療研究センターが一般成人1170人を対象に行った調査結果。Morningness-Eveningness Questionnaire(MEQ;朝型-夜型質問票)と呼ばれる質問票を用いてスコアを算出し、「朝型」「夜型」「中間型」などに分類した。
[画像のクリックで拡大表示]

三島さんたちが作った「睡眠医療プラットフォーム」というサイトにアクセスすると、
朝型・夜型、睡眠障害の有無などを、簡単にセルフチェックできる。
気になる人はぜひ試してみてほしい。

睡眠のリズムに関して、最近話題になっているのが、 “社会的ジェットラグ”(社会的時差ぼけ)だ。
これは、平日と休日の睡眠リズムが大きく変動することによって、生じる時差ぼけのこと。

平日に睡眠不足が続くため、週末は昼まで眠ってしまう。
すると社会的ジェットラグが生じて、ますます早起きがつらくなるだけでなく、
「生活習慣病、うつ病などのリスクが高くなることも知られています」と三島さんは指摘する。

具体的に社会的ジェットラグを計算するときは、睡眠時間帯の中間となる睡眠中央値に注目する。
例えば平日に午前0時に寝て、午前6時に起きているなら、睡眠中央値は真ん中の午前3時。

休日に午前2時から午前10時まで寝ていれば、睡眠中央値は午前6時。
この場合、社会的ジェットラグは、午前3時から午前6時までの差、すなわち3時間となる。

図2 社会的ジェットラグとは
平日の睡眠時間の中央値と休日の睡眠時間の中央値の差が社会的ジェットラグ。平日は平均して午前0時に寝て午前6時に起き、休日は午前2時に寝て午前10時に起きている人の場合、社会的ジェットラグは3時間となる。
[画像のクリックで拡大表示]

「時差が3時間ということは、週末ごとにインドと日本を往復しているようなもの。
体には想像以上の負担がかかっています」と三島さん。

社会的ジェットラグを小さくするには、週末と平日で睡眠のリズムを変えないこと。
つまり、平日に睡眠不足をためないことがポイントになる。

              

☆午前中に光を目に入れると朝型化する

本来、自分の体内時計に合ったリズムで生活するのが、最も自然で健康にいいだろう。
しかし極端に社会とずれたリズムで暮らしていては、まともな社会生活が送れなくなってしまう。
私たちは体内時計をできるだけ社会に合わせざるを得ない。

体内時計は、光によって調整することができる。
光の中でも体内時計に作用するのは、太陽光やLEDに含まれるブルーライト(青色光)。

午前中に光を浴びると、体内時計が朝型に、夕方以降に光を浴びると、夜型にシフトするという。
週末に寝坊すると、社会的ジェットラグに加え、午前中の光を浴びないことも原因で、
早起きがつらくなるというわけだ。

「朝型にするためには、夜間の照明も大切。
特にLEDはブルーライトが多いので、ブルーライトを含まない暖色系の光や刺激の少ない間接光に
するといいでしょう。

逆に必要以上に早く目が覚めてしまうことに悩んでいる高齢者は、
午前中に日光を浴びないように注意することです」(三島さん)

体内時計を朝型にするには、朝起きたときに、日光を浴びること。
顔は横向きではなく、直射日光は避けながら明るい青空に視線を向けよう。
「目にしっかり光を入れなければ、体内時計に作用しません」と三島さんは注意を促す。

休日も社会的ジェットラグを作らないように、
できるだけ普段と同じ時刻に起きて、日光を浴びるようにする。
眠いようなら昼寝をすればいい。

長時間の昼寝は、夜間の睡眠に悪影響を及ぼすが、
働く世代であれば、1時間以内なら影響は少ない。
高齢の方は、30分以内にする。

図3 社会的ジェットラグの解消法
[画像のクリックで拡大表示]


☆不眠症を招く3つの誤った習慣は早寝、長寝、昼寝

睡眠不足や社会的ジェットラグに悩む人が多い現役世代に対して、
リタイアしてゆとりができると増えてくるのが、不眠症だ。

「不眠症の人は早寝、長寝、昼寝という誤った睡眠習慣を持っている人が多い。
この3つをやめないと、不眠症は絶対に良くなりません。
逆に、この3つをやめるだけで、不眠症が治ることも多いんです」(三島さん)


「早寝」とは、眠れそうもない時間に、眠ろうとすること。
つまり、夜の8時や9時からベッドに入ってしまうことだ。

特に高齢者の場合、疲れを感じやすいので、必要以上に早く寝ようとする人が多い。
しかし、「70代の人でも、一般に午後11時くらいにならないと体が眠る準備は整いません」と三島さん。

せっかく早くベッドに入っても、寝つけずに苦しい思いをすることになる。
眠気を感じないうちは、寝室に行かないようにしよう。


次の「長寝」は、早寝にも通じるが、眠れないままベッドの上で長時間過ごすこと。
「横になっているだけでも、体は休まるというのはウソ。

寝床で横になっているのに、眠れなくて悶々とする、という経験を繰り返すうちに、
寝室に行くと、緊張して目が冴えるという条件反応ができてしまい、
不眠が悪化するケースが多いのです」と三島さんは話す。

眠れなければ、いったん寝室を出て、リビングルームで読書でもして、眠くなるのを待とう。
「不眠に悩む人は、寝室以外の場所では、むしろすんなり眠れる傾向があります。
これは、『寝ないといけない』という緊張がないからです」(三島さん)。

前にも触れたように、長時間の「昼寝」は、夜の睡眠に悪影響を与える。
「長い昼寝は、その3倍に当たる夜の眠気を取るといわれます」と三島さん。

不眠症の人に限って、昼に寝ていることが多い。
睡眠不足なら短時間の昼寝はいいが、不眠症の人に昼寝は禁物だ。

[画像のクリックで拡大表示]

☆「睡眠薬を飲み続けると。認知症になる」という説は本当か?

不眠症で診察を受けると、睡眠薬を処方されることが多い。

ベンゾジアゼピン系という分類に属する睡眠薬を使っていると、
認知症になりやすくなるという説もあるが、まだ明確な結論は出ていない。

ちなみにフランスで、70歳以上の高齢者を対象に行われた調査によると、
睡眠薬を服用しない人たちは、6年後に3.2%が認知症を発症したのに対し、
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を服用した人たちは4.8%が発症したという。

約1.5倍リスクが高まったことになるが、
「それよりも不眠症を放置する方が、認知症のリスクはずっと高くなります。
必要であれば睡眠薬は使うべき。過剰な心配はいりません。
また最近ではベンゾジアゼピン系以外の睡眠薬も登場しています」と三島さんはアドバイスする。

「年齢とともに睡眠時間(実際に眠れる時間)は、減少します。
日中に不調を感じなければ、睡眠時間は短くても問題ありません。
年を取れば夜中に目が覚めることも普通です。

『朝までぐっすり8時間眠る』など、高いハードルを作らずに、
ほどほどに眠れれば十分、と考えるようにしてください」(三島さん)

(図表作成:増田真一)・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
              

私は記事を読み終わった後、具体的に多々教示された・・。

必要な睡眠時間は、《・・大人になれば、コンスタントに8時間眠るのは難しい。・・
「70代になれば、6時間くらいになるのが普通」・・》と知り、私は微笑んだりした。

そして“寝だめ”に関しては、年金生活を丸14年の中で、ない。
しかしながら現役サラリーマン時代は、平日は睡眠不足で奮闘し、
休日はいつもの起床時間に起きて、やがて昼過ぎに数時間寝て、睡眠不足を補(おぎな)っていたよなぁ・・、
微苦笑したりした。

或いは不眠症に関しては、私は根が単細胞の為か、
現役サラリーマン時代は、仕事の悩みで、目覚めてしまったことは、幾たびもあったりしたが、
年金生活の中では、安楽に熟睡している。

そして私は。睡眠薬にお世話になったことはない。

このように思ったりしていると、睡眠に関しては年金生活の為か、問題がないよなぁ・・
微笑んだりしている。

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