夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
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10月以降は要注意、中高年が目の老化に注意すべき5つの理由、高齢者の私は学び、多々教示されて・・。

2018-09-29 14:24:39 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読しているネットの【 日刊ゲンダイDIGITAL 】を見ている中、
『 10月以降は要注意  中高年が目の老化に注意すべき5つの理由 』と題されて記事を見て、
何かと目にも関して困苦した体験のある私は、記事を精読してしまった。

この記事の原文は、『日刊ゲンダイ』に2018年9月26日に掲載された記事のひとつで、
関連のネットの【 日刊ゲンダイDIGITAL 】に2018年9月27日に配信され、
無断ながら転載させて頂く。

《・・「オレはまだまだ若い。老眼や白内障などの目の老化は気にしない」――。
人生100年時代を意識してか、若作りの50、60代が増えている。

しかし、目の老化は強がらずに、素直に受け入れて対策を取った方がいい。
交通事故を起こしたり、被害に遭ったりする可能性が高くなるからだ。
18時台が暗くなるこれからの季節は要注意だ。

              

「清澤眼科医院」(東京・南砂)の清澤源弘院長に聞いた。


日が暮れるのが早くなった。
東京ではいま、午後5時半くらいが日没で、30分ほどで急激に暗くなる。


警視庁が2013~17年に発生した1万9754件の死亡事故を分析したところ、
日没前後2時間に、車と歩行者が衝突する死亡事故がもっとも多く、昼間の4倍になるという。

             

             夕方の死亡事故は昼間の4倍(C)日刊ゲンダイ


10、11、12月は、特に死亡事故が目立つので、目の老化が進む40歳以上は注意したい。

2015年の年齢別免許保有者10万人当たりの交通事故件数は、30~39歳の3・29人が一番低く、
40~49歳は3・35人、50~59歳は3・94人で、65歳以上は5・80人と急激に増える。
原因の多くは、「安全不確認」、「発見の遅れ」だ。


「そもそも車を運転すると、健康な人でも視力が大きく低下し、
速度が上がるにつれて、動体視力も落ち、視野も狭くなり、モノが見えにくくなります」


北里大学医療衛生学部視覚機能療法科の川守田拓志准教授らの研究では、
通常1・0の視力を持つ人でも、時速60キロで運転していると、視力が0・4まで低下するという。
軽い白内障があれば、通常0・9の視力が、0・1まで低下する。


年を取ると、この傾向に拍車がかかる。
老眼(老視)に限らず、中高年の視機能は、特有の劣化を示すことを自覚する必要がある。

              

■狭まる視野


「年齢を重ねるにつれ、視野が狭くなります。
人が見える視野範囲を<周辺視野>といい、成人は200度、高齢者は160度といわれています。

人がハッキリ認識できている範囲を<中心視>、人がよく見えている視野範囲は<有効視野>で、
それぞれ1~2度、4~20度といわれています。
これらの視野範囲は年と共に狭くなっていきます。
特に緑内障では、視力低下がなくても、意外に視野狭窄が進行しています」



■暗順応が遅れる


「老視だと、暗所での視力は、さらに出にくくなります。
老視は、近くがぼやけて見えにくくなるだけと思う人がいますが、他の視機能も低下します。
例えば暗順応の遅れです。

明るいところから、急に暗いところに入った場合、最初は周囲が見えにくく感じますが、
徐々に慣れて見えるようになります。これが暗順応です。

逆に暗いところから、明るいところへ出た場合の現象が明順応です。
中高年は特に暗順応が低下します」


一般的に暗順応は、明順応よりも時間がかかるため、夕方に高齢者ドライバーは、特に見えにくくなる。

トンネルの出入りはもちろん、明るい幹線道路から暗い生活道路へ入るときの歩行者の見落としにつながる。

              

■距離を把握する深視力も衰える


「深視力のある人は、両目を使ってバランス良く距離を把握しますが、
老視があると、それができにくくなります。

目を寄せる働きが低下して、左右どちらか一方の目を中心に見る傾向が出て、
見るモノが平面になり、距離感をつかみにくくなるのです」



■動体視力が落ちていく


「裸眼視力が落ちている人は、一般的な眼鏡やコンタクトレンズで
止まっている対象物を見る静止視力を補っていますが、
動いているモノを見る動体視力は十分には補えません。

ある研究では56歳を過ぎると、動体視力は急激に衰えていきます。
心当たりのある人で車を運転する場合は、減速を心がけることです」



■眼精疲労で「かすむ」「ダブって見える」 


日没前後は、日中の疲れが出やすい時間帯でもあり、眼精疲労も起きやすくなる。

「眼精疲労にはいくつかの種類があって、
老視の場合は、対象物へ焦点を合わせる距離が長くなってしまうにもかかわらず、
資料を見たり、書類を作成したりするなどして無理に近くを見ようとするために
目に負担がかかり、調節性眼精疲労が起きるのです。

目がかすんだり、ダブって見えたりする症状が出る。
遠方焦点に十分に合っていない眼鏡の装用などの状態で、
車を運転すると危険なのは言うまでもありません」


中高年は、日没前後の歩行にも、注意が必要だ。
茨城県で歩行中に交通事故に遭った人数を明るさ別、年齢別に比較した交通事故総合分析センターのデータでは、
18時台の「明るい6、7月」と「薄暮の3、9月」、「暗い1、11、12月」にわけて調べたところ、
75歳以上では、薄暮の18時台の事故が最も多かった。


長生きできるようになったからといって、目の能力が高まったわけではない。
高齢者は運転する場合はもちろん、歩行者であっても、定期的に眼科で検診してもらうことだ。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
              
                     
私は無念ながら、自動車の運転を断念したひとりである。

過ぎし2004年(平成16年)の秋、私は定年退職後は、多々の理由で年金生活を始め、
若き25歳前後の生家の自動車を活用して、若さの勢いで日本の各地を走行してきたが、
この後はペーパー・ドライバーを長年過ごしきたが、この機会に自動車を購入して、
私たち夫婦は、国内の各地をドライブしょうかしら、と私は夢想したりした・・。

しかしながら私は、無念ながら反射神経が鈍(にぶ)くなった感じ、その上に小心者の為、
万一、交通事故で人さまに傷つけたりして被害者はもとより、加害者の私でも心身の傷を深く残すので、
一年後の自動車の運転免許証の更新時に破棄して、自動車の運転を断念したりした。

こうした中で、私は買物、散策などは路線バスにも乗らず、歩いたりしている。

そして駅までの15分前後の道のりも、利便性の良い路線バスなどに頼らず、殆ど歩いたりしているが、
冠婚葬祭、旅行、都心で懇親会などの場合は、タクシーを利用する時があるが、
年平均として、3万円前後となっている。


こうした中、都心の郊外に住む我が家の周辺の住宅街は、どのお宅にも自家用車があるが、
我が家には、自動車がない稀(まれ)な家となっている。

そして齢を重ねると、何かを断念しなければ安楽な生活ができない、と微苦笑する時もある。

              

眼に関しては、私は白内障の手術を受けたひとりである。

過ぎし2015年11月の下旬、白内障に伴い最寄駅に近い眼科医院で、左眼の手術を受けた後、
一週間後に右眼の手術を受けたりした・・。

こうした中、白内障の水晶体の濁った皮質を細かく粉砕すると同時に眼外へ吸引した後、
広く手元から遠くまで見える多焦点眼内レンズを挿入して頂ただいた・・。

手術前の私は、裸眼0・03は酷い近眼で、メガネを掛けても0・7弱くらいであったが、
更に白内障で状景が、一時的にかすんだ時もあったりしたが、
今回の白内障の手術に伴い、まもなく私が念願していた以上の0・8前後となり、メガネが不必要となったりした。

私は高校生より何かと酷い近眼で、劣等感のひとつであった。
そして近眼のメガネが不要となり、たとえ今回の多焦点眼内レンズの効力であっても、
これ以上の吉報はない、と悦んだりし、人生観が更にプラス思考となっている。

              

夕暮れ時から夜にかけての年金生活の私の行動は、冠婚葬祭、懇親会、国内旅行の旅先を除いて、
高齢者は、薄暗い中を歩くのは、あぶないよなぁ・・と思い年金生活丸14年間過ごしてきた。

もとより現役サラリーマン時代は、懇親会を盛んにして、二次会なども積極的に参加してきたが、
都心のネオン、綺麗な夜の蝶の女性とも、サヨナラ・・と別れを告げているのが、
実態となっている。

今回、中高年が目の老化に注意すべき5つの理由、そして10月以降は要注意を学び、
私は高齢者の老化を素直に認め、さわやかな日中に遊歩道、公園などを歩き、
もとより健康でなければ、ささやかな年金生活を過ごせないよなぁ・・と微笑む時もある。
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