『 ゴーン被告は9kg減 拘置所・刑務所で痩せる「2つの理由」』と題された見出しを見たりした。
私は東京の調布市に住む年金生活の74歳の身であるが、
過ぎし1月4日の早朝、心臓のある左胸が圧迫され、強く痛みを感じて、
やむなく救急車で病院に搬送されて、手術を受けたりした。
やがて『胸膜炎』(追記・急性冠症候群)と病状とされ、しばらく経過観察したく・・
と入院が余儀なくされて、結果的に8泊9日の入院となったりした。
こうした中、私はタバコを愛煙して56年以上となっているが、今回の担当医師より禁煙を勧められ、
やはりタバコは心臓にも良くないし、まして身体にも良くないので、遅ればせながら禁煙を決意した。
やがて退院まぎわになると、何かしら思考回路が、明晰に感じ伝わらなくなり、
突然に禁煙して、脳も身も戸惑っているのかしら、と独り微苦笑したりした。
今回の入退院の変化は、運動もできず、病院食事のカロリー制約もあり、もとよりお酒も呑めないので、
体重が3キロ減少し、体力の衰えも実感したりした。
このような深情を秘めた私は、『 拘置所・刑務所で痩せる「2つの理由」』と題された見出しを見て、
どのようなことですか、と思い深めたりした。
もとより何かと小心者の私は、拘置所・刑務所とは無縁であるが、
好奇心に負けて、こっそりと精読してしまった・・。
この記事は、公式サイトの【日刊ゲンダイ】に2019年1月18日に配信され、
無断であるが、転載させて頂く。
《・・ゴーン被告は9kg減 拘置所・刑務所で痩せる「2つの理由」
特別背任などの罪に問われ、東京拘置所に身柄を拘束されている日産自動車のカルロス・ゴーン前会長。
今月8日に東京地裁で開かれた勾留理由開示請求手続きで、50日ぶりに公の場に姿を見せたが、
傍聴人は、その激痩せぶりに驚いたという。
一説には9キロ以上痩せたらしい。
旧ライブドア粉飾決算事件などで1年9カ月収監されたホリエモンこと堀江貴文氏も、
刑務所で30キロ減量したことを告白している。
自由を奪われることによるストレスもあるだろうが、
拘置所や刑務所では、痩せにくいといわれる年齢の人でも、短期間に痩せるのはなぜか?
早稲田大学持続型食・農・バイオ研究所重点領域研究機構招聘研究員で
「あさま耳鼻咽喉科医院」(茨木県古河市)栄養指導士でもある古谷彰子氏に話を聞いた。
警察が管轄する留置所と違い、法務省が管轄する拘置所や刑務所では、
未決拘禁者や受刑者の食事や洗濯、掃除は、自分たちの手で行う。
そのため、立ち仕事をする人、居室内で生活する人など、
活動量の違いによって、食事のエネルギー摂取量は変わる。
また、身長や性別によっても違ってくるという。
「食事は、管理栄養士により、栄養とカロリーが検討され、献立が決められます。
未決拘禁者のデータはありませんが、
受刑者の1日の食費は533・17円(主食101・5円、副食431・67円)です」(法務省矯正局総務課)
食中毒予防のため、刺し身などの生ものは、避ける傾向にあるが、
栄養的にも量的にも、バランスの取れた食事が出るという。
受刑者の平日のスケジュールは、
午前6時40分起床、朝食は7時、昼食は11時50分、夕食は、なんと午後4時20分からとなる。
就寝は午後9時だ。
運動や入浴などの時間を除いて、作業を行う。
休日は、起床と朝食の時間が、それぞれ30分繰り下げとなるが、その後のスケジュールはほとんど変わらない。
一方、未決拘禁者は、平日は7時起床、朝食は7時25分、昼食は11時50分、夕食は午後4時20分となる。
休日は受刑者と同じだという。
購入または差し入れられた食料については、就寝時や一部時間を除き、摂取することができる。
「拘置所や刑務所で痩せる原因は、2つあると思います。
1つはバランスの良い食事を、適切な量で食べることを強いられるからです。
バランスの良い食事は、基礎代謝を上げて痩せやすい体質に変えてくれます。
その点、栄養士が作る献立は、バランスと量の両方を理想な形にしてくれるので、痩せやすくなります」
実際、堀江氏はある雑誌のインタビューで
「刑務所内では、お腹がすくので、食事はすべて食べた。
おかげで、好き嫌いはなくなった」と述べている。
■カギは「バランスの良い食事」と「絶食時間」
もう1つは食事時間だ。
「ヒトを含めた地球上の多くの生物は、
約24時間周期からなる体内時計『サーカディアンリズム』を持っています。
このリズムの乱れは、睡眠障害から始まり、肥満、がん、心筋梗塞などのリスクを高めることがわかっています。
ところが、ヒトの間脳の視床下部にある『視交叉上核』は、
1日24時間周期で動き、胃や腸や心臓や皮膚といった末梢組織は、それぞれ別の時間周期で動いています。
このリズムを毎日一斉にリセットしているのが、朝の太陽光と食事です。
とくに末梢組織のそれは、食事によるリセット効果が大きいことが知られています」
つまり、毎日決まった時間に起床して、太陽光を浴びて朝食を取ることは、
乱れたサーカディアンリズムを正し、より痩せやすい体質をつくるのだ。
それを効果的にするには、朝食時に血糖が高くなるような食事が必要となる。
そのため、炭水化物の割合が多めになる朝食を取るとともに
前日の夕食から朝食までの「絶食時間」を長くすることが大切だという。
「その意味では、毎日14時間以上の絶食時間を設けていることは、素晴らしいことです。
私も食事の内容や量を変えずに、絶食時間を長くすることだけで、20キロ近く減量した経験があります。
医院内で、肥満の患者さんへの栄養指導でも、絶食時間を延ばすよう指導し、効果を上げています」
ちなみに拘置所や刑務所の食事は「薄味でおいしくない」といわれる。
原因は、食塩を1日7グラム以内とする「日本人の食事摂取基準」に沿った献立が、考えられているからだ。
実は塩分の多い食事を取ると、肝臓の体内時計が進んでしまうことなどがわかっている。
つまり、減塩は、高血圧の予防だけでなく、サーカディアンリズムを正すことにもなるのだという。
「しかも、刑務所では、夜は就寝時間が早くテレビの視聴も制限されているため、
光刺激によるメラトニン分泌の低下が起きません。
おかげで良質な睡眠が得られ、サーカディアンリズムが守られやすいと考えられます」
あなたがダイエットしたいなら、まずは夕食を早めに終えて、
テレビやスマホを見ずに、早めに就寝することから始めてはどうだろうか。・・》
記事の原文に、あえて改行を多くした。
記事を読み終わった後、拘置所・刑務所に服役されている御方の日常サイクルを初めて学び、
多々教示されたりした。
もとより心臓の悪化で8泊9日の病院に入院した私の体験と、
拘置所・刑務所とは、大きく隔(へだ)たりがあるが・・。
私が入院した日常のサイクルは、起床が朝の6時であった。
そして私は洗面した後、看護師の御方より、体重、血圧などを検査を受けたりした。
やがて朝食を8時に頂いた後、指定された薬を服用したりした。
昼食は昼の12時、そして夕食は夜の6時で、
この間に、医師、看護師より多岐な検査を受けたりした。
やがて夜の9時に消灯となったりした。
私は原則として、テレビは夜の7時の総合ニュースを20分ぐらい視聴し、
これ以外は読書と物思いの時間として、過ごしてきた。
そして朝まで、約9時間は熟睡していた。
今回、拘置所・刑務所に於いては、
《・・痩せる原因は、2つあると思います。
1つはバランスの良い食事を、適切な量で食べることを強いられるからです。
バランスの良い食事は、基礎代謝を上げて痩せやすい体質に変えてくれます。
栄養士が作る献立は、バランスと量の両方を理想な形にしてくれるので、痩せやすくなります・・》
そしてもう一つとして、《・・午前6時40分起床、朝食は7時、昼食は11時50分、夕食は午後4時20分、就寝は午後9時・・
栄養指導士の古谷彰子さんは、夕食から朝食までの「絶食時間」を長くすることが大切だという。
「その意味では、毎日14時間以上の絶食時間を設けていることは、素晴らしいことです。
私も食事の内容や量を変えずに、絶食時間を長くすることだけで、20キロ近く減量した経験があります。
医院内で、肥満の患者さんへの栄養指導でも、絶食時間を延ばすよう指導し、効果を上げています」
こうしたことを今回学び、私は微苦笑してしまった。
私は身長170センチ、体重は入院前に77キロ、退院の直後は74キロであったが、
昨今は76キロとなっている。
やはり病院で配膳される食事より、ラム肉など私自身の好みを愛食した為かしら、
微苦笑したりしている。