先程、【YAHOO! JAPAN】の『雑誌』コーナーを見ている中、
『 認知症患者の8割は女性!? どんな病気なの? 』と題された見出しがあり、
男性の私は、認知症患者の8割は女性、と初めて学び、動顛させられた。
私は東京の調布市に住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
こうした中、私たち夫婦はお互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金、郵便個人年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごして、早や15年目となっている。
私は年金生活の当初から、せめて我が家の平素の買物は、
私は自主的に買物専任者として宣言し、家内から依頼された品を求めて、
独りで殆ど毎日、スーパー、専門店など歩いて行き、買物メール老ボーイとなっている。
この後は、やはり自宅から3キロ以内の遊歩道、小公園などをひたすら歩き廻ったりして、
季節の移ろいを享受している。
こうした根底として、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、
ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、或いは足早に歩くことが多くなっている。
このような午前中の過ごし方を定例事項のように過ごしてきた・・。
このような深情を秘めている私は、もとより認知症は怖いが、
認知症患者の8割は女性、と初めて知る、どうしてなのょ、と思いながら、
記事を精読してしまった・・。
この記事は、集英社が40~50代の美と健康を応援するWebマガジンの【 OurAge 】に、
2019年1月19日に配信され、無断であるが転載させて頂く。
《・・認知症患者の8割は女性!? どんな病気なの?
認知症患者の8割は女性!? いざというときの基礎知識
認知症、親のケアと自分の予防法
認知症は本人だけでなく、介護をする家族や周囲など、かかわる人全員にとって負担の大きい症状です。
認知症という病気について、そして予防のために今からできることを知っておきましょう。
増え続ける認知症患
厚生労働省の統計によると、2012年の時点で日本における認知症患者の数は約462万人。
そこに健常者と認知症患者の中間の状態である「軽度認知障害(MCI)」の約400万人を合わせると、
実に65歳以上の約4人に1人が認知症、またはその予備軍ということになります。
さらに2025年になると、認知症患者は700万人前後にまで増えると予想されています。
認知症とはどんな病気?
「認知症とは、なんらかの理由で脳の神経細胞が壊され、記憶や判断力に障害が起こり、
社会生活や日常生活が困難になる状態をいいます」と言うのは、「メモリークリニックお茶の水」の朝田隆先生です。
「年齢を重ねると、誰もが忘れっぽくなります。
友人とおしゃべりしていて、芸能人の名前や固有名詞がパッと出てこない。
キッチンに用事があったものの、着いた瞬間に何をしに来たのかを忘れてしまう。
そしてリビングに戻ってきてから『あっ、はさみを取りに行ったんだった!』と思い出す。
これらは認知症の専門医である私にも覚えがありますが、
いずれも老化による良性のもの忘れなので、心配はいりません。
人間の記憶は芋づる式なので、具体的な名前は出てこなくても、
その芸能人が数年前に起こした事件や出演した作品などの情報をきっかけに、
ひょいと答えに行きついたりするものです」
反対に、よくないもの忘れは、体験したイベントの記憶を丸ごとなくしているケースだそう。
「例えば春に家族でお花見に行き、おにぎりを食べたとします。
おにぎりを食べたこと(エピソード)は忘れても大丈夫ですが、
お花見に行ったこと(イベント)自体を忘れてしまうのは 問題です。
最初は、年に1度か2度、このようなことがあり、
徐々にその回数が増え、周囲に心配される状態になるのが認知症の進み方なのです」
家族から「○○公園でお花見をしたじゃない」と説明されてもなお、
合点がいかないのは深刻。
早めに医師に相談することをおすすめします。
「相談先としては、近所に“もの忘れ外来”があればそこへ。
“メモリークリニック”といった名称のところもいいでしょう。
なければ神経内科や精神科、心療内科、脳神経外科、かかりつけの内科などでも大丈夫。
まずは医師に、症状を伝えることが大切です」
次に、老化と認知症の違いについて解説します。
(老化と認知症の違いは?)
【加齢によるもの忘れ】
・体験したことやイベントで起きたことの一部を忘れてしまう
・知っている人の名前が思い出せない
・ヒントを与えてもらえば思い出せる
・忘れたことを自覚している
・急激にもの忘れが悪化することはない
・日常生活に支障はない
【認知症によるもの忘れ 】
・体験したことやイベントそのものを忘れてしまう
・知っている人を忘れてしまう
・ヒントを与えられても思い出せない
・そもそも忘れたという自覚がない
・年単位で、もの忘れの度合いが ひどくなっていく
・日常生活に支障が出てくる
イラスト/しおたまこ 構成・原文/上田恵子
この記事の前編として『 認知症患者の8割は女性!? 認知症の原因とは 』と題して、
Webマガジンの【 OurAge 】に、2019年1月16日に配信され、無断であるが転載させて頂く。
本人だけでなく、介護をする家族や周囲など、かかわる人全員にとって負担の大きい認知症。
どういう病気なのか、そして予防のために今からできることを紹介していきます。
何が原因なの?
認知症の原因となる病気には、いくつかの種類があります。
そのうち約半数をアルツハイマー型認知症が占め、
続けてレビー小体型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症など、となります。
アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症は、
早期のうちに適切な対応をすることで、進行を緩やかにすることができます。
「今、認知症の薬は、世界に105種類あ ります。
けれど特効薬はいまだになく、この28年間、新しい薬も開発されていません。
公式に成績が発表されたものだけでも、すでに30連敗以上しているのが現状です。
それくらい厄介な病気なのです。
そして、日本では認知症患者の8割が女性。
もちろん女性のほうが、男性より長生きだからという背景はありますが、
女性にとって決して他人事ではない問題といえるのです。
それだけに早いうちから、認知症になりにくい体にするための、
よい習慣を身につけておくことが大切。
この機会にぜひ、自身の生活を見直してください」
(原因となる4つの病気)
〈アルツハイマー型認知症〉
認知症の原因となる病気のなかで、最も多いのがアルツハイマー型です。
前段階とされる「軽度認知障害(MCI)」を経て、ゆっくり進行していきます。
記憶障害、抑うつ、意欲の低下、不安などの症状を経て、徐々に幻覚や妄想、徘徊などの問題行動が増加。
脳の萎縮により運動機能が低下し、最終的に寝たきりの状態になります。
〈レビー小体型認知症〉
大脳皮質の神経細胞内に、レビー小体(特殊なタンパク質のかたまり)が蓄積することで、
神経細胞が変性、死滅。
それにより認知機能に障害が起きる病気です。
初期の代表的な症状は幻視で、実際にはいない人物が見えることも。
被害妄想やうつ症状を伴うこともあります。
また、脳幹にもレビー小体がたまっていくことで、多くの人がパーキンソン病を発症します。
〈脳血管性認知症〉
脳の血管が詰まったり破れたりする、脳の血管障害が原因となって起きます。
代表的なものは、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出 血)。
自分でも気づかない間に小さな脳梗塞を繰り返し、それが原因で認知症を発症することも少なくありません。
障害部位が局所的で、その部位の機能だけが最初に低下するため「まだら認知症」とも呼ばれます。
〈前頭側頭型認知症〉
脳の前頭葉と側頭葉の障害が原因となって起こります。
もの忘れというより、万引きや痴漢行為、大声を出す、暴言など、
社会のルールを無視するような行動をとるようになりがちです。
相手の言葉にオウム返しで話をしたり、同じルートで徘徊したり、同じものばかり食べたがることもあります。
イラスト/しおたまこ 構成・原文/上田恵子・・》
記事の原文に、あえて改行を多くした。