今朝、いつものように家内は、居間でテレビのNHKの連続ドラマの『カーネーション』を視聴した後、
読売新聞の朝刊を読んでいた。
私は居間で、国際政治学者として名高い村田 晃嗣(むらた・ こうじ)氏の著作『レーガン』(中公新書)を昨夜に読み終えたので、
ぼんやりとレーガン元アメリカ大統領の生涯(1911年~2004年)、
そして大統領の任期の1981(昭和56)年1月~1989〈昭和64〉年1月の時代を思い馳せたりしていた。
『あらぁ・・嫌だわ・・年金4月から減額になるわ・・』
と家内は呟くように私に言った。
『デフレの時代が長く続いているのだから・・やむえないょ・・
それより現役の方たちの方が何かと大変だょ・・』
と私は苦笑しながら家内に応(こた)えたりした。
この後、私は買い物を終えた昼過ぎに、見逃した読売新聞を見たりした。
19面にある【社会保障】面にあるひとつの記事に於いて、
『年金のきほん』の連載の第9回として、
《 4月からの減額は
標準世帯で月708円 》
と見出しされていたで、家内はこの記事を読んで、私に言ったのか知った。
そして私は読みながら、微苦笑したりした・・。
《・・
2012年度は、4月と10月の2回、年金額の改定が行われる予定です。
ただし、10月分については法案が未成立で、確定ではありません。
まず、4月の改定・・
基礎年金、厚生年金とも今年度と比べて0.3%減額されます。
2011年に物価が下がったため、その下落率に応じて年金額を引き下がるのです。
この結果、基礎年金(40年加入)は今年度の月額6万5741円が
200円減額の6万5541円に。
サラリーマンだった夫と専業主婦の妻という標準的な厚生年金世帯では、
夫婦2人分の厚生年金の合計が今年度は月額23万1648円でしたが、
23万940円と708円減になります。
4、5月分の年金は6月に支給されます。
実際にに支給額が変わるのはそれからです。
(略)
一方、10月の改定は、物価スライドとは別の特例的なもので、0.9%減額の予定です。
今の年金額は、過去の物価下落時に受給者の反発を恐れて引き下げなかったため、
本来より2.5%分高くなっています。
この分は、物価が上がっても年金額を据え置くことで解消するはずでした。
しかし、物価が下落傾向が続いて見込みがはずれ、年金財政を悪化させています。
このため、12年度から3年間かけて解消することになったのです。
この結果、基礎年金はさらに600円程度、
標準的な厚生年金受給世帯の受給額では、2000円強の減額になります。
4月の分と合わせると11年度より1.2%減額です。
10月の減額は、年金額を本来の水準に戻すためのものですが、
受給者にとっては実質値の目減るりになります。
・・》
このように、読売新聞の林 真奈美・記者は、優しく綴られていたのである。
そして私は、月平均2000円減るのかょ、と微苦笑したりした。
私は2004〈平成16〉年の秋に定年退職後、年金生活をしている。
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
日常は定年後から自主的に平素の買物担当となり、
毎日のようにスーパー、専門店に行ったりし、ときおり本屋に寄ったりしている。
その後は、自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受している。
ときおり、庭の手入れをしたり、友人と居酒屋など逢ったり、
家内との共通趣味の国内旅行をしたりしている。
日常の大半は、随筆、ノンフィクション、現代史、総合月刊雑誌などの読書が多く、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。
このような年金生活を過ごしているが、何かと身過ぎ世過ぎの日常であるので、
日々に感じたこと、思考したことなどあふれる思いを
心の発露の表現手段として、ブログの投稿文を綴ったりしている。
私の現役時代は、中小業の民間会社のサラリーマンの身であったが、
もとより生計の責務もあり奮闘する中、30代の半(なか)ばに一軒家を建て、
この後3年ばかり家内はデパートなどに勤めて、強力な支援を受けたが、
家内は後方支援として家庭の多岐に及ぶ専業主婦として長らく努めてきた。
私たち夫婦の年金生活後も、家内は洗濯、掃除、料理などしているのが現状であり、
せめて日常の買物ぐらいは、私がすると自主的に実行している。
このことの背景には、私の現役時代の平日は会社で勤務し、
この間の日中は家内のペースで家事、趣味を過ごしてきた。
こうした家内の生活リズムをできる限り崩したくなかったので、
私は独りで買い物、散策をしている。
年金生活の私たち夫婦の基本は、厚生年金、わずかな企業年金を頂き、
通常の生活費するのが原則としている。
しかし共通の趣味のひとつである国内旅行、或いは冠婚葬祭などの思いがけない出費などに関し、
程々の貯金を取り崩して生活している。
そして、毎年年始が過ぎた頃に、本年度の月別の概算表を作る際、
家内の要望などを織り込んで作成し、予算としている。
そして毎月、家計簿のような形の表を5表ばかり作成して、
予算と実績を互いに確認し合って、今月も赤字ねぇ、と私たち夫婦は苦笑している。
こうして私たち夫婦は経済的に贅沢な生活は出来ないが、
働らなくても何とか生活ができるので助かるわ、と家内がときおり、
呟(つぶや)くように私に言ったりするので、私は苦笑しながら聞いたりしている。
今回の年金の減額を改めて知ったりすると、私は微苦笑を重ねてしまうのである。
年金を含めた社会保障制度の医療、介護の基盤は、
高齢者が使う費用を、その時の現役世代が保険料や税で負担する財政方式(賦課方式)を取り、
明確には、現役世代がその時の高齢者を支えている。
もとより私より10歳以上齢上の人たちは、
敗戦後の荒廃した日本を、少なくとも世界の中でも有数な経済大国の礎(いしずえ)を努力と英知で築かれた人々であり、
そして後続する私たちの世代、そして団塊の世代と称される世代も奮闘し、
確かに日本は、世界の主要国の中に於いても、
社会インフラ基本基盤として、電気、ガス、電話、上水道、下水道も殆ど整備され、
学校、病院、公営住宅もあり、鉄道・バス路線、そして道路、高速道路もあり、港湾、橋梁なども、
整備されている稀な国家でもある。
その上、経済は低迷している現在さえも、殆どの国民は飢えることなく飽食の時代となり、
長寿化の時代を迎えている。
昨今、政治の昏迷、経済の低迷、社会の劣化の今日、
社会保障制度の年金、医療、介護の基盤は、現状のままあると、
少なくとも毎年一兆円の国の負担が増している、と報じられている。
こうした中で、多くの高齢者の有権者層が急増している今日、
政治家の諸兄諸姉の多くは、高齢者を重視した政策を掲げることが多くなり、
現役世代の若い30、40代の人たちがのささやかな念願よりも、
私のように定年退職し年金受給者の高齢者を優遇せざるを得ない、
危険な政治状況と憂いているひとりである。
何よりも働いて下さる現役世代の諸兄諸姉は、何かと過重負担となっている。
私たちが過ごしてきた1990年にベルリンの壁が崩壊する前は、
真摯な働けば多くの日本人が、総中流家庭が実感でき、明日に希望を託すことのできる時代で、
主人は収入の責務の基で奮闘して働き、
多くの主婦は子供の育成も含めた家庭の多岐に及ぶ後方支援として専業主婦が多かった。
そして昭和妻と称せられた家庭内の専守防衛長官でもあった。
1990年にベルリンの壁が崩壊された後は、
かってソ連、東ヨーロッバの諸国も自由経済に変貌し、世界経済が激動し、
日本経済も余儀なくされてきた時代となった。
昨今の日本の家庭では、もとより昭和妻のような専業主婦は殆どなく、
短期に成果を求められる現役世代の諸兄諸姉の職責など、
私なりに少し学ぶと、過酷な時代、と感じたりしている。
こうした中で、長らくデフレを放置してきた財務省、日銀など責任、
そして企業は世界の自由経済の荒波に対処するために、短絡的に多くの社員をリストラしたり、
契約社員、アルバイトのような形態の増大を図ってきた。
この結果、殆どの男性サラリーマンの社員は、果敢に奮戦しても、
私たち世代の前後の人々の多くが体験できた年代に応じて年収が増大する時代は、
遥かに遠のき、家庭内で妻を専業主婦となることは、
夢物語のひとつとなり、社会に多大に影響しているのが、平成の時代となっている。
ときおり、このようなことを私は憂いているが、
無力な私は溜息ばかりしている時もある。
このような思いがある私は、年金がわずか2000円減額されると知っても、
この大きな問題の前では、微苦笑ができるのである。
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読売新聞の朝刊を読んでいた。
私は居間で、国際政治学者として名高い村田 晃嗣(むらた・ こうじ)氏の著作『レーガン』(中公新書)を昨夜に読み終えたので、
ぼんやりとレーガン元アメリカ大統領の生涯(1911年~2004年)、
そして大統領の任期の1981(昭和56)年1月~1989〈昭和64〉年1月の時代を思い馳せたりしていた。
『あらぁ・・嫌だわ・・年金4月から減額になるわ・・』
と家内は呟くように私に言った。
『デフレの時代が長く続いているのだから・・やむえないょ・・
それより現役の方たちの方が何かと大変だょ・・』
と私は苦笑しながら家内に応(こた)えたりした。
この後、私は買い物を終えた昼過ぎに、見逃した読売新聞を見たりした。
19面にある【社会保障】面にあるひとつの記事に於いて、
『年金のきほん』の連載の第9回として、
《 4月からの減額は
標準世帯で月708円 》
と見出しされていたで、家内はこの記事を読んで、私に言ったのか知った。
そして私は読みながら、微苦笑したりした・・。
《・・
2012年度は、4月と10月の2回、年金額の改定が行われる予定です。
ただし、10月分については法案が未成立で、確定ではありません。
まず、4月の改定・・
基礎年金、厚生年金とも今年度と比べて0.3%減額されます。
2011年に物価が下がったため、その下落率に応じて年金額を引き下がるのです。
この結果、基礎年金(40年加入)は今年度の月額6万5741円が
200円減額の6万5541円に。
サラリーマンだった夫と専業主婦の妻という標準的な厚生年金世帯では、
夫婦2人分の厚生年金の合計が今年度は月額23万1648円でしたが、
23万940円と708円減になります。
4、5月分の年金は6月に支給されます。
実際にに支給額が変わるのはそれからです。
(略)
一方、10月の改定は、物価スライドとは別の特例的なもので、0.9%減額の予定です。
今の年金額は、過去の物価下落時に受給者の反発を恐れて引き下げなかったため、
本来より2.5%分高くなっています。
この分は、物価が上がっても年金額を据え置くことで解消するはずでした。
しかし、物価が下落傾向が続いて見込みがはずれ、年金財政を悪化させています。
このため、12年度から3年間かけて解消することになったのです。
この結果、基礎年金はさらに600円程度、
標準的な厚生年金受給世帯の受給額では、2000円強の減額になります。
4月の分と合わせると11年度より1.2%減額です。
10月の減額は、年金額を本来の水準に戻すためのものですが、
受給者にとっては実質値の目減るりになります。
・・》
このように、読売新聞の林 真奈美・記者は、優しく綴られていたのである。
そして私は、月平均2000円減るのかょ、と微苦笑したりした。
私は2004〈平成16〉年の秋に定年退職後、年金生活をしている。
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
日常は定年後から自主的に平素の買物担当となり、
毎日のようにスーパー、専門店に行ったりし、ときおり本屋に寄ったりしている。
その後は、自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受している。
ときおり、庭の手入れをしたり、友人と居酒屋など逢ったり、
家内との共通趣味の国内旅行をしたりしている。
日常の大半は、随筆、ノンフィクション、現代史、総合月刊雑誌などの読書が多く、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。
このような年金生活を過ごしているが、何かと身過ぎ世過ぎの日常であるので、
日々に感じたこと、思考したことなどあふれる思いを
心の発露の表現手段として、ブログの投稿文を綴ったりしている。
私の現役時代は、中小業の民間会社のサラリーマンの身であったが、
もとより生計の責務もあり奮闘する中、30代の半(なか)ばに一軒家を建て、
この後3年ばかり家内はデパートなどに勤めて、強力な支援を受けたが、
家内は後方支援として家庭の多岐に及ぶ専業主婦として長らく努めてきた。
私たち夫婦の年金生活後も、家内は洗濯、掃除、料理などしているのが現状であり、
せめて日常の買物ぐらいは、私がすると自主的に実行している。
このことの背景には、私の現役時代の平日は会社で勤務し、
この間の日中は家内のペースで家事、趣味を過ごしてきた。
こうした家内の生活リズムをできる限り崩したくなかったので、
私は独りで買い物、散策をしている。
年金生活の私たち夫婦の基本は、厚生年金、わずかな企業年金を頂き、
通常の生活費するのが原則としている。
しかし共通の趣味のひとつである国内旅行、或いは冠婚葬祭などの思いがけない出費などに関し、
程々の貯金を取り崩して生活している。
そして、毎年年始が過ぎた頃に、本年度の月別の概算表を作る際、
家内の要望などを織り込んで作成し、予算としている。
そして毎月、家計簿のような形の表を5表ばかり作成して、
予算と実績を互いに確認し合って、今月も赤字ねぇ、と私たち夫婦は苦笑している。
こうして私たち夫婦は経済的に贅沢な生活は出来ないが、
働らなくても何とか生活ができるので助かるわ、と家内がときおり、
呟(つぶや)くように私に言ったりするので、私は苦笑しながら聞いたりしている。
今回の年金の減額を改めて知ったりすると、私は微苦笑を重ねてしまうのである。
年金を含めた社会保障制度の医療、介護の基盤は、
高齢者が使う費用を、その時の現役世代が保険料や税で負担する財政方式(賦課方式)を取り、
明確には、現役世代がその時の高齢者を支えている。
もとより私より10歳以上齢上の人たちは、
敗戦後の荒廃した日本を、少なくとも世界の中でも有数な経済大国の礎(いしずえ)を努力と英知で築かれた人々であり、
そして後続する私たちの世代、そして団塊の世代と称される世代も奮闘し、
確かに日本は、世界の主要国の中に於いても、
社会インフラ基本基盤として、電気、ガス、電話、上水道、下水道も殆ど整備され、
学校、病院、公営住宅もあり、鉄道・バス路線、そして道路、高速道路もあり、港湾、橋梁なども、
整備されている稀な国家でもある。
その上、経済は低迷している現在さえも、殆どの国民は飢えることなく飽食の時代となり、
長寿化の時代を迎えている。
昨今、政治の昏迷、経済の低迷、社会の劣化の今日、
社会保障制度の年金、医療、介護の基盤は、現状のままあると、
少なくとも毎年一兆円の国の負担が増している、と報じられている。
こうした中で、多くの高齢者の有権者層が急増している今日、
政治家の諸兄諸姉の多くは、高齢者を重視した政策を掲げることが多くなり、
現役世代の若い30、40代の人たちがのささやかな念願よりも、
私のように定年退職し年金受給者の高齢者を優遇せざるを得ない、
危険な政治状況と憂いているひとりである。
何よりも働いて下さる現役世代の諸兄諸姉は、何かと過重負担となっている。
私たちが過ごしてきた1990年にベルリンの壁が崩壊する前は、
真摯な働けば多くの日本人が、総中流家庭が実感でき、明日に希望を託すことのできる時代で、
主人は収入の責務の基で奮闘して働き、
多くの主婦は子供の育成も含めた家庭の多岐に及ぶ後方支援として専業主婦が多かった。
そして昭和妻と称せられた家庭内の専守防衛長官でもあった。
1990年にベルリンの壁が崩壊された後は、
かってソ連、東ヨーロッバの諸国も自由経済に変貌し、世界経済が激動し、
日本経済も余儀なくされてきた時代となった。
昨今の日本の家庭では、もとより昭和妻のような専業主婦は殆どなく、
短期に成果を求められる現役世代の諸兄諸姉の職責など、
私なりに少し学ぶと、過酷な時代、と感じたりしている。
こうした中で、長らくデフレを放置してきた財務省、日銀など責任、
そして企業は世界の自由経済の荒波に対処するために、短絡的に多くの社員をリストラしたり、
契約社員、アルバイトのような形態の増大を図ってきた。
この結果、殆どの男性サラリーマンの社員は、果敢に奮戦しても、
私たち世代の前後の人々の多くが体験できた年代に応じて年収が増大する時代は、
遥かに遠のき、家庭内で妻を専業主婦となることは、
夢物語のひとつとなり、社会に多大に影響しているのが、平成の時代となっている。
ときおり、このようなことを私は憂いているが、
無力な私は溜息ばかりしている時もある。
このような思いがある私は、年金がわずか2000円減額されると知っても、
この大きな問題の前では、微苦笑ができるのである。
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私は年金が満額もらえるようになった時に、デフレということで減額の憂き目に会いました。
それだからいう訳ではないですが、買物をされている夢逢人さんなら理解していただけると思いますが、生活必需品や食料品の価格はここ2年くらいで2割は上がっているのではと思います。
私が買物に行ってよく目にするのは、賞味期限が迫ったパンの売り場に老人や主婦が立ち止まって選んでみえる光景です。
パンの値上がりもひどいので、少しでも安いものとのお考えからだと思います。
紙製品やガソリンの価格の高騰もきついです。
石油を元にした製品は総じて高いですね。
安いものと言えば、テレビやDVD、パソコンなどの家電製品やジーンズなどが代表される衣料品などです。
生活必需品が大幅に値上げされているのに、デフレとは数字のマジックではないかと政府の物価指数算出の品目に疑問を持っています。
今回の物価下落に伴う年金支給額の減額は、困ったなぁ、と苦笑をしたりしました。
しかしながら、社会保障制度の年金、医療、介護の基盤は、
高齢者が使う費用を、その時の現役世代が保険料や税で負担する財政方式(賦課方式)を取り、
明確には、現役世代がその時の高齢者を支えている実態です。
そして働いて下さる肝要の現役の方たちは、
過ぎしの新聞などで、一流の民間会社の社員の平均年収が、
1998年より10年間横ばいだったことを知り、これでは私たちが体験してきた時代と大いに差異があります。
もとより殆どの現役世代の男性の家庭では、
妻が専業主婦などは叶えられず、
子供を育てながら共稼ぎとなり、少子化、保育園不足など多々社会問題となっているのが、
ここ10年の日本の難題となっています。
こうした現状に於いて、年金生活者は享受を受けるばかりで果たして・・
と私なりに思い、この投稿文を綴った次第です。
この原因を深く考えますと、
1990年にベルリンの壁が崩壊された後は、
かってソ連、東ヨーロッバの諸国も自由経済に変貌し、世界経済が激動し、
日本経済も余儀なくされてきた時代となった。
こうした中で、長らくデフレを放置してきた財務省、日銀など責任は重く、
そして企業は世界の自由経済の荒波に対処するために、短絡的に多くの社員をリストラしたり、
契約社員、アルバイトのような形態の増大を図ってきた。
このように私は思考した次第です。
このようなことをご配慮の上、
私たちの世代の前後の人たちは、夫はそれぞれの職場で確かに奮闘して家計の収入の責務があり、
家庭に帰れば専業主婦の妻、そして子供たちが育った時代は、
敗戦後の高度成長期、その後10年に幸運にも過ごせた世代だったかしら、と時折思い馳せたりしています。