最終日のランチは会席をいただきに「吉田山荘」を訪れました。
先ほどの、真如堂より徒歩5分くらいの場所にあります。
こちらは、昭和天皇の義理の弟君である東伏見宮家の元別邸。
現在は、和と洋が融合された空間で、京料理を楽しむ料理旅館として
人々に称賛されているとのことです。
雅~であります。建物の入り口では、番頭さんとお呼びしてよいのか?
年配の男性の方がいらしゃって、誘導してくれます。
2階のステンドグラスのある「福の間」に案内されました。
残念ながら個室としての利用ではないので、他のお客さまと2組で、このお部屋を
使用させていただきました。(3月下旬~4月、11月~12月初旬までは相席のみ)
窓の外には、手入れの行き届いた庭園をのぞむことができます。
セットされたテーブルの上には、和歌が添えられています。
この和歌・・・連れと見比べたところ、それぞれに違う歌でした。
紙製のテーブルマットには、御皇室ゆかりの「裏菊紋」が
畏れ多くさえ感じますが・・・・
ビビリながらも、酒は飲みます。
キリンラガービール(瓶)とおかみさんの名前(中村京古さん)からとった
オリジナルの伏見月桂冠「京古」を注文。
レトロなデキャンタグラスが雰囲気を出しています。
※ お酒を注文する際ですが、メニューはないのですっ。 お店の方に聞いて
あるものを出していただくだけです。
さて、予約時にお昼の「葉皿料理」をお願いしていますが、こちらにも
お品書きというものが出されません。
和歌もいいけど・・・お品書きが欲しいなぁ~~。
ということで、今回も私の見聞きしたことから記事にしました。
先付
よもぎ豆腐。 ほのかに香るよもぎの香、とろりとした舌触りに、
うにとわさびが、ほどよくマッチし上品です。
造里
マグロ、鯛、かんぱち。 もっちりとした鯛の甘みが口の中に広がります。
葉皿
メカブ明太子、穴子寿司、海老のあられ揚げ、牛蒡の八幡巻き、鴨ロース、
フキの生ハム巻き、あまごの甘露煮、サザエ、半熟たまご、桜餅、
チーズとサーモン、黄色の蝶はさつまいもで作られていました~。
これだけちょっこりだと何が何だか・・・。
焚合
たけのこ饅頭。なかみは鳥のそぼろ。もっちもっち・・・。
少し味がくどいように感じました。 オクラ餡はぽってりしてます。
焼物
さわらのなたね焼き。 玉子の部分が、とても甘いですね~~。
花わさび添えです。 わさびの香りとほのかな辛味が、甘いなたね焼きの
アクセントになっています。
御飯
十八種類の雑穀米。
不足しがちな栄養素や食物繊維をとるには良いのですが、このシーンでは
白飯もしくは季節の炊き込みご飯でいただきたかった・・・な・・・。
私は、都びとにはなれないのかも。
香の物 だいこんと白菜。
吸物
若布、アサリ、玉子豆腐、木の芽。
出汁の加減といい、玉子豆腐も上品。薄口にすっきり仕上がっています。
水物
苺、マンゴープリン。
マンゴープリンはなめらかでジューシー。ソフトな感じです。
チビーズは水物が一番気にいったかな?
雅な雰囲気が一番気にいったよ~。
そっか~~。
感想としては・・・優美すぎて、ちょっと満ち足りない会席料理だね~。
会計の半分はお料理やお酒以外の付加価値に支払う感じ~。
メニューが手もとで見れないのも、庶民~としては不安。
おちおち酒も飲めないよ~。
お会計を済ませに1階まで。階段の赤い絨毯が、妙に緊張したりするのです。
お帳場の脇には、お土産が販売されていました。
さて、お会計ですが2人で、
葉皿料理@6000×2、キリンラガービール@800、京古@1000×2
奉仕料10%@1480 小計16280 消費税@814 合計17094円なり~。
現金会計でお願いします~とのことでした。
タクシーを呼んでいただいてるので、時間まで庭園を見させていただきました。
庭園から大きいお部屋を見ることができましたが、法事のお席に
利用されているようでした。
吉田山荘(よしださんそう)
〒606-8314 京都府京都市左京区吉田下大路町59-1
TEL 075-771-6125
営業時間/ ランチ 11:30~14:30(11:30と13:15の2交代制)
ディナー 17:00~19:00
定休日 不定休