桜もはらはらと舞い散りはじめた4月第二週の土曜日、お天気に恵まれました。
みなとみらい線元町中華街駅から、お散歩がてらに、山手の坂道を上り、
外国人墓地前の「山手十番館」を目指しました。
こちらには、何度か行こうと思っていたのですが、タイミングが合わず延期に
なってました。 今回、予約時間は12時、窓際の席をお願いしてあります。
ノスタルジーが漂う外観。ハイカラな洋館はこの通りでも人目をひきます。
1階はカフェ、2階がフレンチレストランとなっています。
予約の旨を伝え、がっしりと重みのある階段を上り2階へ向かいました。
着席した席からは、外国人墓地と、さまざまにグラデーションに富んだ緑を
のぞむことができます。
日当たりのよい2階席。店内のテーブルや椅子、照明もアンティークに統一され
一輪挿しの赤いバラにも、趣きを感じさせます。
瞬きをすると、そこには洋装に身を包んだ明治の紳士淑女が現れてきそう?
ランチメニューからハイカラ@3800を注文することにしました。
メニュー構成は
・軽くスモークしたスズキのブランダードのカクテル コンソメジュレ添え
・本日のスープ
・真鯛のカダイフ包み 桜の花のブールブランソース
・牛ヒレ肉のステーキ 文明開化風
・白胡麻のブランマンジェにほうじ茶のアイスクリーム添え
・十番館自家製パン
・コーヒー となっています。
白ワインはグラスで、キュベ コネスール ブラン@630
赤ワインはフルボトルで、コート デュ ローヌ ルージュ@4500を注文。
軽くスモークしたスズキのブランダードのカクテル コンソメジュレ添え
スモークの香りとクリームチーズのような、なめらかでコクのある舌触り。
見た目も涼しげな、コンソメジュレの上には、トマト、ブロッコリー、ヤングコーン、
シブレット。 余韻の残る味です。
十番館自家製パン
お店の方の話によると、工房をもち毎朝パンは届いているとのこと。
温めてだしてくれます。 味自体は、抜きん出る感じがしませんでした。
バターはやや塩分が強めです。
トマトのスープ
酸味と甘みのバランスが取れたスープ。
使用されている器などには、ガス灯をイメージさせるマークが入っています。
横浜開港、そして文明開化。
横浜のガス灯は、時代の変貌をあらわすものなのかもしれません
器に記されたマークには、こうしたメッセージがこめられているのでしょう。
真鯛のカダイフ包み 桜の花のブールブランソース
付けあわせに面白みを感じさせません。蒸されただけのブロッコリーと菜もの。
しかしながら、淡白な真鯛がカダイフからの塩けで上品に仕上がっています。
季節を意識して、ソースには桜の花があしらわれています。
ここで、カダイフとはなんぞや。
極細の麺状の食品。サクッとして繊細で軽い食感をもちます。
牛ヒレ肉のステーキ 文明開化風
あらかじめ、焼き加減を聞いてくれます。こちらはミディアムでお願いしたステーキ。
厚めにスライスして、焼き目のついたジャガイモ、たまねぎとクレソン。
今回も付けあわせが、直球勝負です。
ソースは醤油を使った和風のソースなので、マッシュポテトでいただけたら
美味しいソースを、あますことなく吸わせることができるのだけど・・・
牛ヒレ肉は柔らかく、くさみもない上質のものでした。
美味しくいただきましたが、ワインがまだ少し残っているよ~。
チーズの盛り合わせ
チーズでもお持ちしましょうか?とのホールスタッフさんのお言葉に反応して
別注文しました。
チーズ3種 ロックフォール(ブルーチーズ)、ブリー(ソフト)、グルュイエール(ハード)、
乾燥いちじく、パン、クラッカー付き。
白胡麻のブランマンジェにほうじ茶のアイスクリーム添え
和スイーツです。ブランマンジェの上にはあずき。
ほうじ茶のアイスは香りと甘さが絶妙。 和の優しい甘さにリラックス。
こちらのスイーツは、評判がよいと聞いていたのですが、間違いはないようです。
コーヒー 最後はコーヒーをいただきました。
お店は、お料理の盛り付けや、付け合せに関して、斬新さはありませんが、
雰囲気を含め、古きよき時代のフレンチをスタンダードに楽しめるもの
になっています。 これが山手十番館のウリでしょう。
さて、お会計ですが2人で、
上記、お料理とお酒(グラスワイン白@630×4、ボトルワイン@4500)で、
合計は16574円なり~。
ちなみにお店は、カードでのお支払いも可です。
チビーズ、お天気がよくて気持ちいいね。
ご飯は積極的に食べるよ~。お肉ちょうだい~。やわらか~いっ。
このあとは、山手の街をのんびり、お散歩してみることにしましょう。
山手十番館
〒231-0862 神奈川県横浜市中区山手町247
TEL 045-621-4466
営業時間/ 11:00~21:00(L.O.20:30) ランチ 11:00~15:00
定休日 無休