廣東粥「粥菜坊」(カユナボウ) 再訪。
本日は、連れ(寝太郎さん)とディナーに利用。
先日はお会いできなかった主人さまもいらして、お店は2人体制。
優しそうなご主人さまだ。
拝見しているとお料理はママさん、接客がパパさんのご担当のよう。
入口に近い片側ソファのテーブル席へ着席。
使い捨て紙おしぼり、ロゴ入り箸袋に入った箸(横置き)が提供された。
この前食べ損ねている当店推しの料理を組み込み注文してみるぞっ。
と、その前に、生ビール(スーパードライ)@500×3 を。
千蒸焼売(しゅうまいの“真実”)4個@500
もっと1個が大きいものかと想像していたのですが、意外に普通サイズ。
「何もつけずにこのままでお召し上がり下さい」 とのレクチャーあり。
当店の焼売は、本場同様、挽肉を使わずサイコロ切りで作られるとのこと。
エビ、シイタケ、貝柱などの具材も大きめで食感がはっきりしていますから
このサイズでも満足感を得られます。
食在広州(食は広州にあり)ですが
当店の美味しさの秘密は、情報として化粧室にも掲示されていました。
腸粉の形は、大きく分けて3種類
- 布拉粉(折り畳み形)
- 腸粉(丸めて切った形)
- 拉粉(寄せ集め形) あるんですって。
猪肉腸粉(豚肉腸粉)@600
当店は、拉粉(寄せ集めた形)。
「豆板醤をつけると味が変わりますよ」 とサーブ時、卓上にセットされた。
大きいスプーンを使って、ザクザクと取り分ける。
豚肉は特筆なしですが、もっちりとろろんの腸粉にかけられているタレが美味い。
甘ったるさのないコクのある味わい。
この辛めのタレのみでいただいても十分なのですが、豆板醤をちょこっとつけると
味がきりりっと引き締まって二度美味しい。これは楽しめる。
量が思ったほど多くありませんから、2つ注文しても良かったな。食べ足りない。
お次は、メニューを手にとり、
牡蠣の福建お好み焼き@600
お好み焼きと言っても、日本の一般的なお好み焼きとは異なり、ぺらっと薄くチヂミ風。
カリカリの食感の中に牡蠣の風味が濃縮されていて、おつまみに嬉しい一品。
豆板醤をつけても合いますね。
よもぎの餃子 三個@300
手作り感のある餡がみっしりの餃子。
歯をいれるとかりっと、そしてよもぎの香りが口の中に広がった。
もちろん、そのままで。
好奇心旺盛な寝太郎さんは、半分は卓上の餃子のタレで食していました。
牛肉・白菜の餃子 三個@300
「牛肉を使っているので、赤いけれど生ではありませんのでご安心ください」 とのこと。
確かに!中はマグロを叩いたような赤なんですよね。
珍しい。こんな餡が赤い餃子ははじめてだ。
ところで、(一時期自分の中でブームになり)餃子の皮を作っていた寝太郎さんいわく
当店のものは上新粉のような米粉を入れているのではないかという所見。
当店推しの腸粉、メニューに見られるビーフンなど、米粉料理がお得意なのかも。
そして、餃子のコンディションは昼より、夜いただいたものの方が断然良かったです。
麻辣粉皮(マーラー・フンピー)@700
温かいスープには、山椒の効いた麻辣醤にキクラゲがどっさり。
粉皮は厚みのある葛切りのような春雨で1本が長い状態で確認される。
口に含むと弾力が強くつるるんとした食感。
キクラゲ自体はすべてを使い果たした感があってお疲れ気味なのですが
麻辣のスープを吸い込んだ粉皮がけっこう美味い。
このスープ、チープという枠で片付けたくない、憎めない味♪
ただし、味が単調なので一人で1杯というより、シェアしていただくほうがお勧めかも。
(ノブロー) 当店はお茶も各種取り揃えてくれてるようだで。
お酒は、かめだし紹興酒(ポット)@2,200×2を注文。
お会計は、1人当たり4,000円(千円未満四捨五入)
お店が狭いため、居心地が良いというには難しい点があるかもしれませんが
家庭料理的な素朴さが魅力。 来店客は、やはり地元のお客様が多い様子。
中国料理満足度数は、★★★☆ (3.7) 消極的に大好き。ご馳走さまでした。
《本日のお気に入り》 ・猪肉腸粉
粥菜坊 (カユナボウ)
神奈川県川崎市中原区今井南町391
TEL 044-733-7538
営業時間/ 火~金11:30~15:00(L.O.14:30) 18:00~23:00(L.O.22:30)
土・日・祝11:30~15:00(L.O.14:30) 17:00~23:00(L.O.22:30)
定休日 月曜日