広東料理 「新亜飯店」(シンアハンテン)
場所は、東京メトロ副都心線北参道駅2番出口を出て、明治通りを挟み左斜め前。
エントランスポーチの小さな竹林が目印。
昼時には、控えめなれどランチメニューが貼りだされます。
私は、芝大門の上海料理「新亜飯店」さんの支店と思いやってきたのですが、
当店はご兄弟のお店で広東料理になるそうです。
あら、こちらにも小籠包あります。
メニューをチェック後、入店。
足を踏み込むとコンクリートとダークブラウンでまとめたモダンな店内は
いきなり暗く、表の明るさに比べ深海へ迷い込んでしまったような錯覚に襲われる。
呆然としていると、スタッフの方の「何名さま?」というお声掛けとご指示で
入口に近い片側ソファのテーブル席に着座。
卓上には、ランチメニュー、醤油、酢、胡椒、爪楊枝、塩、紙ナプキン、灰皿。
おしぼりはなし。グラスで温かいお茶がサービス。
B 青椒牛絲(牛肉とピーマンの細切り炒め)@1,575
利湯(日替りスープ)、白飯(ライス)、漬物(おつけもの)、杏仁豆腐(香港風・杏仁豆腐)は
木製の角盆にのせて一緒出しというスタイル。
利湯は、あられ切りにした根菜、干しシイタケ。素材からの出汁も出ています。
漬物は、ザーサイと醤蘿蔔。
自家製の醤蘿蔔は紹興酒の風味もマイルドで食間の箸休めにも好ましい。
主菜の青椒牛絲は、糸切りの牛肉、ピーマン、タケノコ。
きちんと油通しをされていますから、旨味も閉じ込められています。
牛肉は柔らかくピーマンはシャキッとした歯ざわりを残し、独特の香りが口の中に広がる。
炒め具合、素材への油のまわり方など、まさに中華の炒め物のスタンダード♪
白飯は、やや柔らかかったものの甘みがあって美味しい米だ。
ですから、うまい、うまいと青椒牛絲Withご飯がどんどん進む。
とっても真面目な中華定食です。
杏仁豆腐は、フルーツ入り。
とろんとろんとしてするっと消えていくような繊細で滑らかな口あたり。
小籠包@840
通常の小籠包は8個で1,575円。
芝大門の「新亜飯店」さんの小籠包のサイズは大きかったので、おそらく当店のも
同様ではなかろうか。 1人で8個は食べれないな、と断念しかかっていたら
「4個でもいいですよ。」 とのこと。
少し割高になってしまいますが、せっかくなので注文。時間は15分ほどかかります。
サーブ時には針生姜がセット。
やっぱり、一般に見かけるものより、一回り以上は大きめのサイズ。
皮は少し厚めなのでキュートなフルフル感はありませんが、中には肉餡と旨みが
溶け出したスープがたっぷり包まれています。
そっと皮に歯を入れて、スープをひと飲み。次の段階では皮と肉餡を食す。
芝大門のものと比べると、少し餡が柔らかだ。
こうして2個完食、3個目に失敗して旨味スープがドバーっと服と床に
飛び散ってしまった(恥)。
いやあ、この大きさなので、びっくりするほどスープ入っているんですね。
あまりの熱さに下唇の皮はずりっと剥けるわ(涙)
シャツも汚してしまったので見苦しく、このあと午後の予定が変更になりました。
小籠包、激熱肉汁にご注意を。
ぐるなび等の情報によると、
手羽先にフカヒレを詰めて揚げた「鶏翅」が看板料理の一つなのだそう。
いつかはいただいてみたいものであります。
今回のランチ満足度数は、★★★☆(3.5)消極的に好きで。
新亜飯店(シンアハンテン) 千駄ケ谷店
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-13-20
TEL 03-3479-5025
営業時間/ 11:30~14:30 17:30~21:30(L.O)
定休日 無休
新亜飯店 千駄ケ谷店 (広東料理 / 北参道駅、千駄ケ谷駅、原宿駅)