広東料理 「SILIN 火龍園 」(シリン・ファン・ロン・ユェン)。 久しぶりの再訪。
当店は世田谷の広東料理の名店「火龍園」のミッドタウン店。
オーナーシェフ・唐 朱興 氏は、「赤坂離宮」、「聘珍樓」などの有名店で腕を
ふるわれてきたという経歴の持ち主。
厳選された産地直送の食材を使い、洗練された広東料理へ昇華してくださるお店です。
某日は予定のお店に入店が叶わず、15時までランチ営業してくださっている当店に
向かいました。 到着し、一歩足を踏み込むと、・・・誰もいない・・・(汗)
覗き込むとスタッフの方はフロアに出払っていて、いっこうに気がつく気配がない。
どかどか店内に踏み込んでいいものか、じっと待つか
思案にくれていると、入口から左手の厨房よりコックさんが出てこられ
「あれ、気がつかないの?」 と、
わざわざスタッフの方に声をかけにいってくださったのです。感謝。
こうしてようやく店内奥へとご誘導。
ミッドタウンガーデンを望む窓際席の利用。
春には檜町公園の桜まで視界におさめることができるので、
お花見シーズンにもおすすめのお店です。
まあ、入店まで少しもたつきましたが、こうして眺望の良いお席で食事が
いただけるのだから、もう気にしない。
テーブル・セッティングは、ランチョンマット、箸置き、箸。
箸は横置きから縦置きに変ったようだ。
タオル地のおしぼりとメニューをいただき、まずは、青島ビール@780 を注文。
当店では、お茶はサービスされず別注文になります。
飲み物の注文がない場合には、氷の入ったレモン水の提供です。
ランチタイムメニュー。
以前と比べると平日限定ランチセットの数が減った。残念。
変らないのは、小鉢、スープに、ライスまたは麺を選べるところかな。
スープ
器は、カップとソーサーでセット。
具材は鶏挽肉、トマト、卵白など。素材の持ち味を活かした繊細な味付け。
小鉢
「いつもは小鉢は青ザーサイになるのですが、本日は、さいまき海老が大量に
入荷しましたので、湯引きでございます。」 とのこと。
「え、ホントですか?やったーー!!ラッキー。嬉しいです。」
スタッフのお姉さんの話によると、日によってということで、運も良かったみたい。
入口で待ってた甲斐があったわ(←根にもっている??)
ご説明のあとに、フィンガーボウルと白髪ネギ入りのタレがセット。
海老の身はぷりっとしていますが、セットのタレが妙に甘く、口に残る感じ。
広東式 蒸し魚ランチ@2,200
「香菜は大丈夫でしょうか?」 とのお尋ね。
もちろん!蒸し魚には香菜がなくっちゃ!!
魚はスズキ。上にはたっぷりの白ネギをのせている。
ライスor麺は、当然ライスをチョイス。
「艇家」さんのようにジャスミンライス(長粒米)でないのが残念だけれど
昼にお一人蒸し魚がいただけるだけでも大興奮。
さあ、ご飯に蒸し魚!タレをじゃぶじゃぶかけていただこう。
スズキは切り身で4~5枚。蒸しすぎて硬く、しっとりさは乏しい。
醤油ダレは、大人しくまとまっている感があり、個人的にはもう少しエスニックな
風味も欲しいところ。タレの味がうまく馴染まない感があるのだけれど……。
そんな訳で、調子にのってタレをじゃばじゃばかけたら、最後には甘みが口内を
支配してきたよ。砂糖なのかな。
一見薄そうに見えて、これ、味付けがしっかりしているのね。
お一人蒸し魚は特別感があって嬉しいのだけれど、前回の“炒めもの”の方が
当店の良さが味わえたな。
(ノブロー) おめ、贅沢ばかり言うでね!!(怒)
オラが付け加えるだ。
スタッフの姉ちゃんは「ご飯のお替わりどうですか?」 も聞いてくれただよ。
東洋一のマンゴープリン@800
ちょっと不完全燃焼なのでデザートを。
一口目で思わず顔がほころんだ。
マンゴーの味が濃厚でゲキうまっ。東洋一と記されることにも納得。
量は少なめで、いいお値段ですが、対価を支払う価値があるかと思います。
後半にはディナーのテーブル準備でナプキンがセットされはじめました。
そろそろ私も引きあげよう。
今回デザートのみですと★★★★ なのですが、
総合したランチ満足度数は、★★★☆(3.7)消極的に好きで。
なお、ランチタイム、サービス料はかからずでした。
《本日のお気に入り》 ・東洋一のマンゴープリン
SILIN 火龍園 (シリン・ファン・ロン・ユェン)
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア ガーデンテラス 2F
TEL 03-5413-0088
営業時間/ 月~金 11:00~15:00 17:00~24:00 土・日・祝 11:00~24:00
定休日 不定休(東京ミッドタウンに準ずる)