真っ先に向かったのは、前回と同様、台湾を代表する小籠包のパイオニア
「鼎泰豊」(ディンタイフォン)本店。再訪。
部屋で軽くスーツケースの荷ほどきをしたこともあり、到着は11時40分過ぎ。
店先の人混みをかき分け、ズンズンと突き進み入口の店員さんに利用人数を告げます。
番号を発券してもらい、メニュー(日本語併記)とオーダーシート(ボールペン付)をゲット。
入り口付近で待機しながら、注文を決めておこう。
オーダーシートでは、個数が選べるものがある。
小籠包についても松露小籠包(トリュフ小籠包)以外は、5pcs又は10pcsを選択可能。
いろいろ食べてみたいので、ここは5pcsでと友人と意見が一致。
書き終わったところで店員さんにオーダーシートを渡します。
店頭に自分がもらった番号が表示されたら、入口に向かいフロアの指示を受け
奥の階段へと足を進める。相変わらず人でごった返す中、今回も4階へと振り分けられたので、
通行に注意しながら狭い階段を必死にのぼった。
平日だったので、実際の待ち時間は15分ほど。
着座するまでにひと仕事終えたような感じだけれど、この疲れも美味しい小籠包との
再会のため、と思えば苦にならない。
テーブル・セッティング及び卓上まわり、また小籠包タレのレクチャーがあるのも
昨年と変わらずで、(タレの)黄金比率は、醋と醤油を3:1の割合だ。
絲瓜蝦仁小籠包(5pcs)(ヘチマとえび入り小籠包)165NT$
昨年のメニュー写真を確認したが、価格改定された。
ひと口サイズのボディで、その薄い皮からは、ヘチマのグリーンとえびのピンクが
透けて見え、うっとりするほど美しい。
(ノブロー) 台北に来たからには、鼎泰豊!しかも本店でごっちゃんにならねえと意味がねえ。
このシースルー感がたまらねえだよ
ここで、小籠包を箸で持ち上げ、ちゃんとたぷたぷできるか確認。
世界が認めた「鼎泰豊」その華麗なる小籠包一族の巧技をご覧あれ。
当然ながら楽勝であります。
薄い皮の中には、肉汁の旨味が詰まったクリアなスープがたっぷり。
ヘチマの青臭さを感じさせない上質な味わいで繊細さを極めています。
雞肉小籠包(5pcs)(雞肉入り小籠包)100NT$
次は鶏肉入り。もちろん、華麗なる小籠包一族ですから、たぷたぷテスト合格。
肉餡とスープのバランス感に優れ、どちらかが突出しすぎることなく、
ふわっと口に優しく後味が良い。
(レンタロー) 小籠包はスタンダードなもんと、色味ではっきり区別できるもん以外は
蒸籠の中に目印を置いてくれてるだ。
小籠包(5pcs)100NT$
小籠包界のチャンピオンと呼ぶに相応しい威風堂々としたビジュアル!
ここまでくるともはや芸術作品。
その完成された美しさは、他の追随を許すものではない。
王者の威厳!キングオブたぷたぷを見よ
印象は昨年と変わらず。
皮に使う粉も吟味されているものと思われ、口に含むと肉餡は、ライトな口当たりで
ふわっととろけ広がり、繊細な味の余韻が続く。
――美味い。これは美味すぎる。
さすがチャンピオン!私達は秒殺ノックアウトだ。
蟹粉小籠包(5pcs)(蟹みそ入り小籠包)175NT$
価格改定。
これも昨年同様、華やぐ旨さ。あっさりとして品の良い蟹みそのコクが食べ手を魅了する。
紅油抄手(菜肉)(ピリ辛ゆでワンタン)8pcs 140NT$
紅油抄手は、蝦肉(160NT$)と菜肉(140NT$)があり、チョイスは菜肉。
(ノブロー) はよう、かき回して欲しいと店員さんが言うてるだよ。
タレの味は、ほんのり甘酸っぱく、辛さは控え目。
質の良いつるんとした皮と菜肉の風味を存分に楽しめます。
会計は1階のキャッシャーで。当店では服務費(サービス料)が10%かかり、
買單は、約1人当たり374NT$。
台北滞在中では、待ってでも食べる価値ある1軒。たいへん満足しました。
鼎泰豐(信義本店)
台北市大安區信義路二段194號
TEL 02-2321-8928
営業時間 平日10:00~21:00 土・日・祝日9:00~21:00
無休