深水埗での食べ歩き、次に向かうのは「合益泰小食」
「公和荳品廠」さんから徒歩で移動できる距離。長沙湾道を挟み右と左という位置関係でしょうか。
人々の暮らしを垣間見れる古いビルが立ち並び、その1階部分は店舗という造り。
お店の前に立ち止まり、様子を窺っていたら、洗濯物の水がぽたりと頭に落ちてきて
生活臭がぷんぷんだ。
大衆的で味のある街、深水埗。ここは香港の下町と称されるエリアなのだそう。
お目当ての店に到着。
当初は「維記咖啡粉麵」を予定していたのですが、訪港前に香港人の女子に
(訪問)リストを見せ相談したところ、招牌菜の豬潤牛肉麵はスープが濁っているので、
好き嫌いが分かれるかもしれないという話。彼女自身は苦手なのだそう。
深水埗に行くのだったら、と推してくれたのが当店であります。
店内で軽食もいただけますが、
私が求めたいのは腸粉。
さっそく列に並びました。
片手に手袋をはめたお姉さんが皿を準備して
腸粉の入っているBOXに手を突っ込む。
これお湯かなあ、蓋を開けると白い湯気がもくもくとあがります。
皿に引き上げたところでハサミでちょんちょんと切っていきます。
再び突っ込んでは
ちょんちょん!
仕上げに目前でソースをかけるのですが、これが数種類ありまして、ソース入れに
入っているのが醤油味ベースのタレ、甘ダレ、ピリ辛ダレ。
広東語でのやりとりになるので、列で待つ間に先客の指示を参考にさせてもらい
指さしでお願いする感じです。
次は薄いゴマダレ。
もう1種類はケチャップのような赤いとろんとしたタレ。
このあたり、かけてもらうタレをきちんと指示できれば良いのでしょうが、そんな達者な
語学力ありませんからスタンダードをイメージして合わせがけをお願いしている感じ。
最後に胡麻をふりかけてもらい完成で、腸粉と引き換えにお金を支払います。
いろいろかけてもらってHK$10。
細長い串をさしてくれてますから、店の脇でちゃちゃっと立ち食い。
くるんと丸い腸粉をシンプルにタレの味で楽しむ。この素朴な味が意外とはまる。
おやつ感覚というより駄菓子屋さんで菓子を買い食いしているような面白さがあります。
使ったお皿と串はバケツに入れて返却。
さて、このエリアにはもう1軒そそられるお店がありまして、それが「新香園」さん。
ネット検索で当店の招牌菜「蛋牛治」(タマゴとビーフのサンドイッチ)に一目惚れ
物凄く食べたかったけれど、立て続けの2軒のあと。
1日で食べれる食事量も限界がありますから、こちらへはまたの機会に訪れることにしましょう。
合益泰小食
深水埗桂林街121號地下
TEL 852-2720-0239
営業時間 月~日:06:30-20:30