その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

人生の「収支」とは?

2024-10-26 07:50:26 | 巡礼

「螻蛄(おけら)鳴く」は秋の季語…

 旅に出ようが出まいが、財布の中身は常に「空」である^^; 『山陰地方の旅』について、ガソリン代の精算状況をFBで投稿したら、従弟が『採算は?』とコメントを寄せてくれた。採算?少々語句の選択が違うような気がするのだけれど、「仕事と時間に追われる人は、飛行機に限る。」「お金に追われる人は、行かないに限る。」と返してあげた^^; 日々、時間に追われ1分、1秒が大事と考える人は、寄り道など許されないだろうし、お金に追われる人は、お金を追い求めていれば良い。アスファルト道路に出てしまった『螻蛄(おけら)』は、慌てふためいて地中に戻ろうともがいている…鳥やカエルの餌食になってしまうもの^^; きっと狭い『巣穴』でも安心で快適と幸せを感じているに違いない…モグラの餌食になることもあるというのにねぇ。広い世界を眺めることに『幸せ』を感じる人もあれば、地中の狭い日常に『幸せ』を感じる人もいるに違いない。『採算は?』という問いには、『おやじぃ』ならば、疲れは溜まるが、『寄り道(新たな気づき)』が出来て、収支は釣り合う、いや『収入(得られたモノ)』が『支出(お金)』を大幅に超えていると応えたい…まぁ、『おけら状態』ではあるけれど(笑)


「親はなくとも子は育つ」意味は少々違うが^^;

 さて、一週間仕事を離れ、もう日常に戻ってはいるけれど、大慌てで畑の確認作業に追われております。夏場と違って雑草が大幅に優勢ということもなく、手入れもしていないのに作物は良い塩梅に成長しているようです。
 はてさて、昨日、直売所に納品していたら70歳代と思われるクループ旅行の一団が…どうやら、県外客でJR高畠駅と、石造りの『旧山交電鉄高畠駅』を取り違えてナビ誘導されてしまったらしい。窓口で観光マップを手渡されていたけれど、概略図で分かりづらいことを知っているから、「オラ、これから街場まで行くから誘導しますよ。」と案内役を買って出た…歴史的建造物文化遺産に指定されているからねぇ。ついでに、その石(高畠石)を切り出した「瓜割の里」もご案内したかったのだけれど、次は米沢市に貫けるとのことだから、大まかなルートを教えるだけに留めましたよ。
 そうそう、相方『チャオちゃん
』の飯米の『するす挽き(籾摺り)』のお手伝いもしなきゃ~ねぇ。「ほうれ見ろ!オラが言った通り3俵取れたべぇ!」彼が必要とする自家用米は十分確保できましたよ。娘(長女)にも送りたいとのことだから、『おやじぃ』とは別の集荷業者さんの所に行って、取り置きの半俵(はんたら…30kg)を引き取り、『くだけ(屑米)』をお買い上げいただいてお手伝い終了…「よくまぁチャオちゃんの面倒見るねぇ。」…今年、行きかう人から何度も掛けられた言葉である。「親父の代から世話になってきたからねぇ。そして、今年が最後になると思うから…。」もう何度も、この会話を繰り返してきた。(この場合、『チャオちゃん』は脱力して自宅で休憩中^^;)「義理」はしっかりお返ししますよ。そして、「情けは人の為ならず」…巡りめぐって自分に還ってくるものである。案内役もお手伝いもね…ほれほれ、今日のお手伝いの代金は、余ったもち米で還って来た。やっぱり、物欲から離れられない『おやじぃ』である(笑)


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