峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

大切なのは制度の改革か

2006年06月14日 | 保護司
保護観察、訪問拒否を禁止 法務省の会議が最終提言に (朝日新聞) - goo ニュース
保護観察を受けている人のことを「対象者」と言いますが、保護観察が始まると、対象者は月2回ほど保護司の元を訪れることになります。これを「来訪」と言います。
逆に対象者の生活実態や行動を把握したり、特に対象者が少年の場合、少年の保護者と話をするために保護司が対象者の元を訪れることがあります。これを「往訪」と言います。

一昨年でしたか、保護観察中の男性が重大な事件を引き起こしたことを契機に、保護観察制度の在り方が問題となり、制度の改革が論議されてきました。

実際に保護観察に当たっている者として、昔のままの感覚の保護観察の在り方には疑問を感じます。現代社会が高度に複雑化しているからです。

犯罪を犯した者に対する処遇には、刑務所などの刑事施設や少年院で矯正【きょうせい】を行う「施設内処遇」と、施設には収容せず、一般社会の中で通常の社会生活をさせながら自発的な改善更生、社会復帰を促進しようとする「社会内処遇」とがあります。
保護観察は私たちの国における社会内処遇の中核をなすものですが、その保護観察が十分に機能していないとすれば大きな問題です。

保護観察は来訪と往訪がすべてです。ところがその重要な来訪と往訪が保護司にとって、ままならなくなっているのが現状です。
人間関係「希薄に」80%…読売世論調査
対象者と保護司も人間です。現代社会の風潮から逃れられるはずもありません。私たちの社会の人間関係を今こそ、社会全体で考えてみることこそ大切ではないのでしょうか。

きょうは午後から、佐々町の民生児童委員協議会の定例会に出席し、その後、佐々町の保護司会の総会に出席しました。
毎日のブログを記すのが精一杯で、いただいたコメント拝読はしておりますが、返事を書けず心苦しく思っております。ご寛容のほど、お願い申し上げます。
余談ですが、昨夜は「峰野宅」掲示板の方にサッカーワールドカップの日本チームのことを書き出したところ止まらなくなりました。ようやく、明け方5時頃結べるようになったところでミスをしてしまいました。一瞬にして消えてしまったのです。何時間もかけて書いた文章が…しばし、茫然自失【ぼうぜんじしつ】でした。それでも気を取り直し、手短に記しました。さすがに「寝なければ」と思ったのです。
これを時々やってしまうのです9日のブログも何かの間違いで消えてしまいましたあ~あ、きょうも深夜の2時を回ってしまいました。それでは休ませていただきますなさい。
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