右半身が痛いのを我慢していたが、さすがに歩くと痛みがきついので午後から治療に行くことにした。4時ごろから出かけるとはいえ、まだ暑い。治療費は生活費と別会計にしているとはいえ、少しずつ倹約している。身体が楽になると、倹約ではなくいい状態にしておくことが大事だと思う。「今日は午前中来るかと思って待っていたんですよ」なんていわれるとおばさんは弱い。
「ダイヤルする手を止めた・・・」なんて歌詞があったなぁ。また、あさドラの話になるが、時間が経っても忘れない電話番号というものはあるものだ。でも、たぶんあの頃、ダイヤルだったからよけい覚えているのではないだろうか。鈴愛ちゃんがどん底の気分で、律君のうちの電話番号を回したのはわかる気がする。これも本能のようなものだろうな。今は携帯だし、番号登録をしてあるから番号は?と言われると「あれ??」と思う。鈴愛ちゃんのように、弱っているときに連絡してしまうのは、いいのかなぁ と思う時期もあったけど、もうおばあさんだし我慢しなくてもいいや と思う。相手は迷惑ではあるだろうが。
「真知子さん、よくそんなこと相手にすらすら言えるね。」と言われることもある。昔はね意地でも言わなかったのよ。でも素直に表現することにしたのだ。隣街にいわゆる昔の喫茶店がある。なかなか美味しいコーヒーを入れてくれる。喫煙席があるので混んでいる。そこの親父さん(マスター)がおそらく元不良だろう。そういう匂いがする。息子らしき人もどことなく親父さんの血をひている感じだ。友達と一緒に行くと「向こうも私たちのこと、不良たちが来たと思っているわよ」と言われる。なにか心が塞いでいるときに行くと、さりげなく明るい色のコーヒーカップにしてくれる。そんな大人の不良がいい。最近は行っていないなぁ。心がおだやかなのかなぁ。