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お盆雑感

2018-08-13 18:41:33 | 日記

 朝、出かけようとすると、親友から荷物が届いた。差入れで送った料理を入れたタッパーが返っていた。彼女から、今治タオルのメーカのガーゼマフラーが入っていた。肌触りもいいし、35gと軽いので首に巻いている感じがしない。彼女が選んでくれた淡いパープル色がきれいので、母の形見の皇后様が被るようだと笑っていた帽子を被って出かけた。首から上は顔以外は高貴だ。

東京駅経由で信濃町の慶應病院へ。東京駅は、混雑がひどい。キャリーバックが人より多いように動いている。途中で四谷のイグナチオ教会に知人の手術の成功を祈りに立ち寄った。今日はミサがあるのかしらと思うくらい人が出入りしている。「平和のための祈り2018」だろうか。「戦争がもたらすもの」とジョセフ・ロジャー・オダネル氏の原爆後に撮影した亡くなった弟を背負い、焼き場で順番を待つ少年の写真が置かれていた。何度見てもこの写真はやりきれない悲しみがある。

病院も空いていたが、今日手術の人もいれば、入院の人もいる。幸い私の目は経過が良好で視力が主治医が驚くほどよくなったていた。待つ間に、藤沢周平の本を読み終えた。左目の視力が落ちていて、一時は本は1ページ読むのも大変だった。

読み終えた藤沢周平の作品に主人公がよく通う料理屋のおかみが故郷へ帰る挨拶をする部分がある。二人で話したかったと、身の上話をして故郷に帰るわけを話す。主人公の胸で静かに泣くシーンのあと「察するに、わしは、そなたの死んだ父親によく似ているらしいな。図星だろう」という台詞がある。そうか、私の感性は正しかったのかもしれない。例のファザコンか はこのおかみの感性か。

 

コメント
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