冊子の発送の一段落がつくと、パソコンにメールが入った音がした。ああ、去年のブログの記事を知らせてきたな と思う。開いてみると「阿弥陀堂便り」だった。ここ長浜にいても、湘南にいても考えることはあまり変わらないらしい。今日の長浜の空は、湘南では冬には見たことがない空だ。濃い灰色の部分、空色と灰色の混じった部分、白い雲が見える部分、きれいな淡い青空が見える部分。冬の湘南の青空とは違う。その部分が来ると晴れたり雨が降ったりする。浮気な女のようだが、人生かもしれない。
TVを見ていると感じる。アフガニスタンの貧しい人々のために、少しでも豊かになるようにと水路を作り、作物ができるようにし、医師としても仕事をし続けていた人が、なんで無残に撃たれなくてはならないのだろうか。いかにも残念だ と声明を出した人がいるが、あなたは何をしているの?!と言いたい。「いつかはこんな日がくると・・」と奥さまは言われているが、覚悟なんてできるわけがない。
朝からなにか不機嫌なところに、クリスマスカードの印刷がうまくいかない。パソコンとプリンターの相性もあるようだ。機嫌の悪い時は出かけることにしている。今日は雨靴を履いて出かけた。スニーカーと運動靴が濡れて履けない。毎日靴下がビショビショで帰ってくるのがいやだった。長靴なんて1年以上履いていない。でも、なにか子供に還ったようで、びしゃびしゃ歩いた。ホームセンターに見つけに行ったのが、「腕カバー」陶芸の先生があると便利ですよ と言われた。「ああ、あの昔事務をするときしていたものですね」と私。ああ、古いなぁ!
ここへきてほしいものは昔使ったものが多い。今探しているのは「綿入りの半纏」。寒がりではないがセーターを2枚着るとその上に羽織るものは袖周りがゆったりしていないと肩がこる。そこで「綿入りの半纏」が登場する。昔、祖母が作ってくれたイメージがあるので、お店で売っているは気に入らない。(大体、半纏なんてほとんど売っていない)
ここへきて懐かしいものが欲しくなる。昔、夜になると湯たんぽを入れてくれた。パジャマを温めていた。どてらは肩が温かかった。祖父は豆炭の炬燵を入れていたなぁ。子供返り というがそういう子供時代があってよかった。昨夜気が付いた、弟以外の家族がこの家にそろった。それを守れることがうれしい。