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偽りの記録

2020-07-16 18:09:10 | 日記

やっと晴れた!そして、なにかが吹っ切れた。朝のお祈りで神様にまず、自分の生活を大事にさせてください とお願いした。なにかうまく言えないが、いちばん大事なもののために生きたいと思った。

先日お会いした方から『椿井文書』―日本最大級の偽文書(馬部隆弘著)をいただいた。近江のことが多く書かれているので面白いですよ と。解説には「今世紀に入っても、多数の研究者が当たり前のように使っている偽文書が存在したのである。それが「椿井文書」である。しかも、近畿一円に数百点もの数が分布しているというだけでなく、現代に至っても活用されているという点で他に類をみない存在といえる。」例えば寺からこういう風な成り立ちにしてほしいといわれれば、要求されたように文書を作る という話だ。それが驚くほどの数なのだ。

相手の言うように史実をうまく作文する・・・すごいことだ。まぁ、だれにでも自分に都合のいいように、自分史を作り上げることもある。そして、いつのまにか自分自身でもそうであったように思いこむようになる。こんな小説やドラマは多い。私自身もよくわからない家庭のことを「たぶん、こうであったのでは?」と思っていることもある。年を取ればとるほどそれがあいまいな記憶になる。このごろはそれはそれでいいような気もする。だれかを傷つけない限りは。

確かあの時は・・・と思い出す記憶もある。でも、相手とすり合わせてみないと定かではなく、自分に都合のいい記憶かもしれない。まぁ、妄想でもいいではないですか。そんなしあわせなことがあった ということで。(文書にはしなほうがいいのだろう)


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