朝、フェイスブックを開けると、名古屋が雪景色だった。マンションの室内も13度で今年一番寒かった。それでも10度は下らない。カーテンを開けると、コーヒー豆の木をガジュマロとハイビスカスが元気がない。いままで、湘南では室内に入れずに冬を越したが、今年は無理そうだ。ごめん、ごめんと急いで室内に入れた。午後からしっかり着込んで鎌倉へ出かけた。お正月でもないのに、鎌倉は人でいっぱいだ。鎌倉も古都の風情がなくなってしまった。大宮宮の鳥居の前の梅が花をつけている。蝋梅ももう満開だ。なにか季節がおかしい。瑞泉寺に登る道になると静かな古都の風情になる。
お正月の準備がないのでなにかおかしい。いつもなら1000円の大束のお正月の花を活けるのに苦戦しているのに。母のセーターや肌着を買ったり、実家へ持っていく食材を用意しているのに・・・。気の抜けたサイダーのようでもある。これからのお正月は毎年こうなうのだろうか。いや、いや、また新しい生活が待っているだろう。
10時間くらい家を空けて戻ると、部屋は冷蔵庫のようだ。寒い部屋でなぜかインスタントラーメンを食べたくなった。まじめに夕食を作っていたので,こんな夜もいいような気もした。一人とは便利だ。それでも二人の食卓の相棒にごめんなさいね と謝る。ぬいぐるみや空間に話しかけている危ないおばさんだ。いただいてきた数の子の箱を開けてみると、立派な数の子がたくさん!皮肉なことに数の子の大好きな母はいない。この数の子をどうしよう。
1年が終わるような終わらないような、新しいことが始まっているのに、実感なく毎日がすぎていくような、こんな年末は初めてだ。年末にまとまってあった検査も特に異常はなく、健康だった。それだけでも有難いことと思う。背中がストーブでぽかぽかあたたかい。それも幸せだ。これからもずっと幸せが続いていく 、そう思えるようになった。
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