「走りながら考えろ」と言ったのはオシムだっただろうか。最近はそのどちらもしなくなった。「走る」こともなくなり、無為に「考える」こともしなくなった。昔は考えもせず、走っていた。当然怪我も多かったし、倒れて起きられないこともあった。まさに炎のランナーだった。何かにとらわれて走ってそこから進むことが出来なかったような気がする。結局いつも同じことを考え、同じように走っていた。いつから変わったのかわからないが、「今」という枠の中だけで生きるようになった。過去にとらわれることも、未来を不安に思ったりすることもなくなった。時々走らない自分に淋しさを感じることもあるが、とどまっていられることがより深い関係を作っているような気もする。今、伝えなくてはならないこと、今、しなくては明日では遅いこと、そんなことを味わい過ぎたからだろうか。そんな毎日を過ごしていると、我はどこかへ行ってしまった。
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