今日も雨。湿度が高くだるいです。それを理由にではないのですが、何もしたくないのです。おそらく、この陽気で体調が悪いのは私だけではないと思います。こういう時は、掃除をするのがいいと気になっていたお風呂掃除を始めました。子供の水遊びのようなものです。部屋の掃除もと思うと、家具の後ろがかびていました。今日からお盆です。お仏壇とかの掃除を兼ねて、拭き掃除になりました。ここでおばあさんはスイッチがはいりました。
大事な人が海外に出ていたので、この天気での帰国が心配でした。それでも、何かあれば連絡が入るだろうとたぶん着いたころに、「おかえりなさい」メールをしておきました。それでOKでした。以前は、連絡がないと不安だったのです。いつのころからか私は不安が強く、悪いほうに考えてしまうことが多かったのです。その不安で関係を自分から壊してしまうこともありました。
ふと思い出したのが、自転車に乗れた日です。小学校に入る前のような気がします。父が家の前の道で、教えてくれていました。後輪に補助を付けていた気がします。あっ!と自力で自転車がこげた日。少し進んで振り返ると、父が坐って手をたたいてくれました。どのくらい練習していたかはわかりませんが、何日か父が付き添っていた記憶があります。今もその光景を覚えているのですから、うれしかったのだと思うのです。
そんな風に自分を見守っていると感じられる人の存在が、私の不安感をやっと取り除いてくれたと思うのです。長い長い戦いでした。(大変でしたね)前にも書きました「愛着」の問題です。子供のころ、誰かが見守っていてくれて、そこへ戻れるという安心感で、子供は、また冒険に出られるということです。
もう、おばあさんは冒険には出られませんが、安心して音楽を聞いてソファーでごろ寝をしています。