おばちゃん7人が山で遭難するお話。出演者はオーディションで選ばれたほとんど素人ばかりだが皆見事に「こんなおばちゃん、いるいる」という人ばかり。
行く道のバスの中からすでに頼りなさそうなガイドの男性。山へ入って目当ての滝を目指すが道がわからず結局おばちゃんたちと離れてしまう。そのガイドを探しに行っておばちゃんたちも道に迷い7人で一晩ビバークする羽目になる。
大変な事態のなか、意外にも結束力を発揮しそれぞれの能力を活かして食料になるものを集めたり、身の上話をしたりしてなんとか一晩を明かして翌朝にはもと来た道へ戻ることができて、さらには前日行き着かなかった滝も見、ガイドにも再会して下山を果たしめでたしめでたし。
7人全員のバックグラウンドが語られなかったのが少々消化不良だったが、あとで映画のホームページを見ると全員のドラマ上とプライベートでのプロフィールが細かく設定されていておもしろかった。
映画だから笑っていられるが、あの軽装備で秋の山で雨にでも遭ったら笑い事ではすまなかっただろうと山婆としては心配するのだった。