去年の秋、遠見尾根から五竜岳に登った。紅葉をバックの五竜岳はすばらしかった。今回は雪化粧した五竜を見たくて出かける。
前回と同じく大糸線神城駅からスキー場のシャトルバスを利用し、ゴンドラとリフトを乗り継いで一気に地蔵の頭まで上がる。小遠見山までは往復3時間もあれば帰って来れるので午後からはスキーをする計画である。
始めはツボ足で登っていくが途中からはスノーシューを履く。今回小遠見までの往復ならストックで事足りると思ってピッケルを持って来なかったのだが、これがとんだ誤算となる。小遠見の手前でちょっと嫌なトラバースがあり、落ちればかなり下まで行ってしまい、一人では誰にも気づいてもらえそうにない。無理は禁物、撤退を決める。ここにピッケルを持って来なければでどこへ持っていくのという話で、自分の判断力の甘さに腹が立ってくる。
それでもここまで上ってくれば五竜岳も間近
武田菱をアップで
唐松から白馬三山方面
白馬三山アップ
上れなかった小遠見山方面 ぐやじい
風もなく暖かく素晴らしい眺めを堪能してゲレンデを下まで下りてスキーを借りて午後からはまたスキー。
すっかり春の陽気で短パンで滑っている外国人の一団もいる。寒い時はリフトに乗っているのが苦痛で文句たらたらだが、今日は陽気に誘われて思わずウトウトしてしまうほどだった。スキー場としては規模も大きく変化があって、あまり上達はしないがそれでもやはり雪と戯れるのは楽しいものだ。