最近初歩の雪山歩きのルートのひとつとしてよく雑誌などに紹介されている黒斑山。松本からだと篠ノ井経由、しなの鉄道小諸からのバスで日帰りが可能だ。
バスを高峰高原ホテルで下車、歩き始める。標高差でいえば500Mもないので森の中をんびり歩いていく。
トーミの頭まで出ると浅間山が目前に見える。活火山なので登山規制がかかっているが今は静かに鎮座している。北アルプスの峩々たる山容ではないがこれもなかなかの絶景だ
ここから少しだけ右側が切れているので、先日の小遠見山で懲りて持参したピッケルを取り出すがちょっとオーバースペックでなんとなく羹に懲りて膾を吹いているようだ
トーミの頭からの黒斑山
しばらく上っていくと少し離れたところカモシカがいるのを発見
アップしてみると
じっとこちらを見て動かない。カモシカだからいいけれどこれがもしクマだったらのんびり写真など撮っていられない
2時間ほどで黒斑山(2404M)到着
ここから30分ほど歩いて隣の蛇骨岳に
蛇骨岳から湯の丸方面
浅間をバックに。自撮り棒がないのでタイマーセットして走る
地図を見るとここからスタート地点へぐるりと周遊するルートがあるが誰も歩いていないようだ。雪はけっこう深く、今回はスノーシューを持って来なかったのでもと来た道を引き返す。
下りは雪が緩んだところがあって、ズボズボにもぐり太腿まで入ってしまい抜くのに難渋したりするが何とか出発点に下りてくる。帰りのバスまで2時間ほどあるのでバス停近くの高峰温泉ホテルでお風呂の入り、お茶を飲んで時間を潰す。雪山初心者にはなかなか楽しく、眺望もすばらしいので雑誌に紹介されているのも納得のルートだった。