予報では今日の天気はあまり期待できなかったが思ったよりいいお天気だ。梅雨前線の影響は太平洋側だけで日本海に近いこの辺りにはあまり影響がないようだ。
朝の雲海たなびく立山・剱方面
その右には毛勝三山
上ってきた大雪渓を下れば豪快な尻スキーができそうだが、同じところを戻るのもしゃくなので今日は白馬岳頂上を踏み、小蓮華山、白馬大池、白馬乗鞍を経て栂池自然園の下りることにする。
6時過ぎ白馬山荘出発
夏のシーズンに向けて今日もヘリの荷揚げが忙しい
遠くには妙高山か
15分ほどで白馬岳(2932M)着
いつ見ても信州側のキレ落ち方はすごい。垂直どころか壁が見えないほどえぐれているところもあって覗き込むとお尻が寒い
旭岳、清水(しょうず)岳方面
ここから栂池までは多少の登り下りはあるが危険なところもなく気持ちのいい稜線歩きが楽しめる
振り返って白馬岳
雷鳥にも出会えた
この辺り、少し雪が残っているがアイゼンを履くほどではなかった
小蓮華山を通過
おっ、また雷鳥
白馬大池が見えてきた。例年ならまだ池は雪で覆われていることが多いそうだが今年はやはり雪が少なかったようだ
ミヤマダイコンソウか
池の淵をトラバース。落ちてもケガはしないだろうが冷たいのは確実
振り返って池と白馬大池山荘
ゴロゴロの石伝いに登り返して0950時白馬乗鞍岳到着。バックは雪倉岳
天狗原へ下りて行くがまだ夏道が出ていないところがあって適当に雪面を下りて行く。樹林帯でズボズボ嵌るがなんとか天狗原の木道に出る。この辺からは水芭蕉をはじめいくつかの花も咲き始めている
リュウキンカか
ショウジョウバカマ
コイワカガミとコウメバチソウ
1120時栂池自然園到着。ケーブルとゴンドラで下山、白馬駅近くのみみずくの湯で温泉に入り今回の旅は終了。白馬の雪渓は日本3大雪渓のひとつだけあって距離、標高差とも十分。さすがにしんどかったが夏の混雑期を避け今の時期に登ることができてよかった。
今年は残雪の山をいくつか登ったが、山に残る雪形も様々、今の時期ならではの眺めを楽しめた。四季それぞれにいろいろな表情を楽しむことができるのも山の魅力といえる