今年は乗鞍高原スキー場で滑る。お天気がよかったのは2日目だけで、剣ヶ峰と高天原を望めたのはこの日だけだった
あとは日差しもほとんどなく小雪が舞い大なり小なり風があって、ひどい時は雪煙が舞い上がり視界も悪く、猛烈に寒い。リフトに乗っているときはまるで寒修行でもしている苦行僧の心持である。とても丸1日滑ってはいられないのでスキーは午前中のみにし、午後からはスノーシューで森をバホバホ歩いたり、ゲレンデの斜面をガシガシ上ったりする。歩いていれば体も温まり楽しい。
誰もいない一ノ瀬園地
凍ったあざみ池の上を歩く
こんな何気ない雪の造形を見るのも楽しい
善五郎の滝を見に行く。これまで何度か見ているが全面的に凍っていたのは最初の1度のみ。それ以降はどこか一部水が流れ落ちて完全結氷の状態では見ていない。これも温暖化の影響なのだろうか
雪の状態がよければ下手なスキーでも意外にうまく滑れたと思えることもあるが、状態が悪ければスキーが乱れてフォームもめちゃくちゃ、時には転んだりと、まるで雪に翻弄されている気がする。見ている分には美しいが、実際付き合ってみると時には人を飲み込んで殺してしまう恐ろしささえある。
それでもやはり年に何回かは付き合って遊んでもらいたいと雪の森や山に出かけたくなる、そんな魔力、魅力が雪にはある気がする。
天気予報では週末にかけて西日本が大雪で太平洋側も積雪の恐れありとのことだったので六甲山も白くなっているかと期待して帰途に就く。
米原辺りはすっかり雪景色
しかし六甲山は目立って白くもなっておらず期待外れだった。