滋賀県の日野町にある綿向山は標高1110Mほどだが冬は樹氷が楽しめる山として人気がある。以前から行きたくて2月にはそのつもりだったのだが朝寝過して行けずじまいになっていた。3月に入って暖かくなってきたので今年はもう無理かと思っていたが、最近のヤマレコでまだけっこう雪もあって樹氷も見られるという投稿をみつけた。ならば行かねばならない。
今度こそ布団の撥ねのけに成功。青春18きっぷで近江八幡まで行き北畑口行0920時発のバスに乗る。1時間ほどで着くが登山口の西明寺まではさらに40分ほどの車道歩きとなる。
日野町マンホール。このお坊さまは誰?
日野町特産の日野菜が植えてある。漬物にすると独特のえぐみがあって美味
40分ほどで登山口へ着く。今日は土曜日なので駐車場には20台ほど車が止まっている。けっこう登っている人がいるようだ。登山口からしばらくはまったく雪がないのでほんとに樹氷があるのか半信半疑で表参道登山道を登っていく
この辺りでもそろそろこれが威力を発揮し始めそう
3合目あたりから雪道になる。ジグザグを繰り返す緩やかな道が続く。
五合目の避難小屋は新しくてきれい。屋根の赤が映える
七合目を過ぎてしばらく行くと道は参道を外れて尾根を直登する冬道に出る
ここからは斜度が増し、風当たりがきつくなってくる
もう少しで頂上かという辺りから木々に樹氷が見られるようになる
エビのしっぽも
登山口から2時間ほどで頂上到着。標高に因んで11月10日は綿向山の日だそうな
見えているのは雨乞岳、御在所方面か
時折吹く風は冷たく身を切られるようなのでそそくさと昼食をとって下山する。下りはアイゼンを付け慎重に。
麓まで戻ってくるとそこはすっかり春だが、1000Mの稜線はまだまだ冬の様相を見せていた。この落差も山に登る魅力のひとつかもしれない。
今日は3月11日、あの地震から6年。それが早いのか遅いのかいろいろな人の思いがある日に私はまた山で遊んでしまった。