今年の滋賀は本当に積雪が多いようだ。まだ武奈ヶ岳でも雪が楽しめそうということなのでこれは行かねばならない。がんばって早起きし、青春18きっぷで電車に飛び乗る。
湖西線の堅田駅発0850時のバスで登山口の坊村に向かう。バスを降りて0950時、急登を上り出す。さすがにこの辺りはすでに雪解けが進みでズルズルの泥道になっている。
30分ぐらいするとやっと雪道になって歩きやすくなるが、途中急斜面で渋滞が発生。男性リーダーに引率された女性グループの一人が雪の途切れた急斜面で怖がって立ち上がれず前に進めない。全員新しいアイゼンを履いているので雪山初挑戦なのかもしれない。ルートを雪のあるトラバースに逃げた方が楽なのだが進退窮まっている。雪道に不慣れというより普通の登山道の経験もあまりないのではないだろうか。こちらがトラバースに逃げて先に行かせてもらう。
雪庇に乗らないように気をつけて
2時間ほどで御殿山に着く。武奈ヶ岳は3度目だがここから見る西南稜の武奈ヶ岳へのラインはいつもながら魅力的だ
ここからいったん下りとなるが、ステップができているのでアイゼンまではつけずヘルメット大明神とストックを出す。
空に向かって登っていく
ワサビ峠の標識。まだ雪はけっこう深い
雪庇もあってこの稜線がたまらない
最後の急登
1230時武奈ヶ岳(1214M)到着。今日は風もなく穏やか
これまで2回は坊村へピストンで戻っていたが今日は八雲ヶ原、金糞峠を経て青ガレを下りてイン谷口へ下りることにする
御殿山方面
この分岐を八雲ヶ原方面へ
八雲ヶ原からは渓流沿いを進む。雪解けが進みブリッジになっているところはそっとね
森の巨木兄弟
金糞峠は東西南北の分岐点。それにしても金の糞ってどんなんやろ
ここから青ガレを下る。その名のとおりガレ場で落石の多いところで無雪期はあまりお勧めではないようだ。まだ今は雪で覆われているのである意味歩きやすい。ただ雪が緩んでいるので時折ズボッともぐり足をとられるので慎重に下っていく
琵琶湖が見えてきた
渡渉も何度かあって
1520時谷口イン到着。1525時のバスに間に合った。昨日までならバスが運休していたのでここから比良駅まで車道を1時間弱歩かなくてはならなかったが今日からバスが運行再開していて楽をさせてもらえた。
比良駅から琵琶湖バレイの打見山方面
今日も無事に下山できやれやれ。お彼岸のこの時期にまだ比良の山で雪道歩きを楽しめて今年は得した気分だ。