これまで生きてきたなかで2つの大きな地震があった。そのうち一つは自分も身をもって経験しこんなことが実際に起きるんだと呆然としてしまった。それでも地域は限られ被害が映像でもはっきり見える災害だった。
それに比べると今回の新型肺炎という疫病災害はその広がりが大きすぎて、実際に多くの死者が出ているにもかかわらず、なんとなくとらえどころがなく現実離れした災害に思えてならない。
そんななか今日、緊急事態宣言という名の禁足令が出た。時間の問題とは思っていたので驚きはないがそれにしても1か月は長い。だが考えてみると、失業して住むところをなくす人もいるなか、住むところがあって一応食料も確保できてお風呂にも入れるなら不足を言ってはいけない気もしてくる。
こんなとき心配なのが大きな自然災害だ。もしも避難が必要な大きな自然災害が起きれば、最悪の状況が容易に予想される。台風シーズンではないのが幸いだが地震はいつ起きるかわからないので不安だ。
あまり悪いことばかり考えずになにかいいことを考えてみる。もしかしたら出生率が上がるのではないだろうか。昔ニューヨークで大停電があったときにはベビーブームがあったそうだから10か月後にはベビーラッシュが起こるかも。それはそれでめでたいことだ。とでも考えておこう。
個人的にはこの機会に部屋の片づけが進まないかと思うのだが、今のところあまりやる気がおきない。ため込んだ本はじっくり読めそうだ。することが認められた散歩には一層力を入れたくなる。とりあえず今夜は本を読みながら眠りに落ち、明日は目が腐るほど寝てから起きることにしよう。どうせどこにも行けないのだから。