ハナモモの花が好きなので、サクラが散るとハナモモの開花状況が気になる。ハナモモの見られるところはいくつかあるがその集中度からいえばやはり南信州阿智村だと思う。6年前に一度行っているが、名古屋に来たついでに再訪してみた。あの時は5月になってからだったが今年はずいぶん早い満開だ。
飯田行の高速バスに乗り園原で下車するのだが、バス停に入る前から車の渋滞で予定より30分ほど遅れての到着となる。平日でもハナモモ目当ての渋滞だ。
高速を降りたあとは月川温泉方面に行くのだが、徒歩で渋滞の車を追い越していくのはなんとなく気分がいい。
しばらく歩いていくとどちらを見てもハナモモ
1本の樹からいろいろな色が咲くのもあり
水の流れも美しい
今年も鯉のぼりが揚がっていたが風が足らないようだ
30分ほどで月川温泉に着くと菜の花の後ろにも
少し上がったところから見下ろせば
今日は黄砂の影響もなく青空の下、思う存分楽しむことができて大満足していたのだが、ここに住んでおられる方と話していると少々気になる言葉が。
その方にきれいですねというと、「ちょっと植え過ぎでくどくないですか」とおっしゃるのだ。うーん、確かにこの豪華な色彩、よそから来た身としてはひたすら美しいと思うのだが、ここに住んで毎日見ているとそういう気分にもなるのかと意外だが少しだけわかるような気もしてきた。
くどいかもしれないがもう1枚
この豪華さは魅力だが、たしかに密集度にはむせかえるような一面があるかもしれない。
2年前の4月に揖斐川町の桂川沿いのハナモモを見に行ったがあれくらいの密度も捨てがたい気がしてきたのだった。