一年も終わり。
ヒーロー交代の時期です。
今回のライダーはドジで天下一品の不運の持ち主、
いつもトラブルに巻き込まれてばかりなのに、
常に自分のことよりも人のことを優先できる優しいヒーローでした。
そのヒーローらしからぬ決断力のなさや弱々しい話し方に
ちょっぴり物足りなさを覚えることもありましたが
中盤以降は、徐々に「本物の強さ」を垣間見せてくれ
力だけでは解決できない問題がたくさんある今の世の中だからこその
ヒーロー像を実感させてくれたような気がします。
テーマとなっているのは「願望」と「記憶」。
「あのとき、ああしていれば。」という願望に付け込むイマジンが
人間に願いを要請し、その願いを自分たちの都合のよい「願望」にすり替えて
過去と、過去から派生する未来を乗っ取ろうとします。
前半はここ最近のライダーより格段に単純明快でコミカルな話の展開で
とても見やすかったものの、若干、物足りなさを覚えていました。
しかし、中盤以降、物語はどんどんシリアスな展開へ。
ラストでどういうふうに話を落としこむのか、見当もつかず
最終回までを楽しく見ることができました。
メインヒロインの病気で、急きょ、ストーリー変更を求められたにも関わらず
そのヒロインの不在すら、無理なく結末に結びついていて
予想以上に楽しむことができた最終回でした。
そして、前半のドタバタからは全く予想できなかった
シリアスなクライマックスでした。
「現在を支えているのは過去の記憶」
そして「時間を作っているのも過去の記憶」というコンセプトのもと
自分たちの未来(子供)を守るために、その子供のことも
愛する人のことも忘れることを選択した主人公の姉の決断。
結局、「違うレール」となってしまったほうの
現実を生きることになるために、姿が消えてしまう婚約者。
中盤まで、ずっと「天衣無縫」なキャラクターだったからこそ
彼女の選択と涙には心揺さぶられるものがありました。
「現在を支えているのは過去の記憶なんですよ。」という
ゼロノスの車掌の言葉と、消え行く彼を見つめながら彼女がつぶやく
「いつかきっと」という言葉に、私も「いつかきっと」と
希望を抱かずにはいられないラストでした。
消えたと思っていたイマジン4人がリョータローの記憶と思いの強さで、
ちゃんと戻ってくることができたという事実が
その希望を後押ししてくれた気がします。
弱々しくて運が悪かったけれど、常に揺るぐことのない倫理観で
決断すべき時は決断し、自分の思いを貫くときは貫く強さを持った
でも、その強さが全く押し付けがましくなかった今回のヒーロー。
自分の体力のなさや運の悪さを言い訳にして
周囲の人(やイマジン)に頼るのではなく、
自分なりの努力をし続けた彼は、やはり今という時代が求めている、
現代の子供たちのお手本になってほしい素敵なヒーローでした。
モモタロス、リュウタロス、キンタロス、リュウタロスという
おとぎ話をモチーフにしたイマジンもそれぞれかわいかった!
電車の中でみんながくつろいでいる場面が大好きでした。
特にリュウタロスは甘えんぼですぐすねてかわいかったなぁ。
電車で現場に駆けつけたり、その電車の中でオートバイに乗ったり、
と突っ込みどころもたくさんあったのですが
その突っ込みどころも思う存分楽しめました。
唯一残念だったのは、ハナちゃん役の白鳥さんが
最終回までに復帰できなかったこと。
白鳥さんも寂しかっただろうな。
ヒーロー交代の時期です。
今回のライダーはドジで天下一品の不運の持ち主、
いつもトラブルに巻き込まれてばかりなのに、
常に自分のことよりも人のことを優先できる優しいヒーローでした。
そのヒーローらしからぬ決断力のなさや弱々しい話し方に
ちょっぴり物足りなさを覚えることもありましたが
中盤以降は、徐々に「本物の強さ」を垣間見せてくれ
力だけでは解決できない問題がたくさんある今の世の中だからこその
ヒーロー像を実感させてくれたような気がします。
テーマとなっているのは「願望」と「記憶」。
「あのとき、ああしていれば。」という願望に付け込むイマジンが
人間に願いを要請し、その願いを自分たちの都合のよい「願望」にすり替えて
過去と、過去から派生する未来を乗っ取ろうとします。
前半はここ最近のライダーより格段に単純明快でコミカルな話の展開で
とても見やすかったものの、若干、物足りなさを覚えていました。
しかし、中盤以降、物語はどんどんシリアスな展開へ。
ラストでどういうふうに話を落としこむのか、見当もつかず
最終回までを楽しく見ることができました。
メインヒロインの病気で、急きょ、ストーリー変更を求められたにも関わらず
そのヒロインの不在すら、無理なく結末に結びついていて
予想以上に楽しむことができた最終回でした。
そして、前半のドタバタからは全く予想できなかった
シリアスなクライマックスでした。
「現在を支えているのは過去の記憶」
そして「時間を作っているのも過去の記憶」というコンセプトのもと
自分たちの未来(子供)を守るために、その子供のことも
愛する人のことも忘れることを選択した主人公の姉の決断。
結局、「違うレール」となってしまったほうの
現実を生きることになるために、姿が消えてしまう婚約者。
中盤まで、ずっと「天衣無縫」なキャラクターだったからこそ
彼女の選択と涙には心揺さぶられるものがありました。
「現在を支えているのは過去の記憶なんですよ。」という
ゼロノスの車掌の言葉と、消え行く彼を見つめながら彼女がつぶやく
「いつかきっと」という言葉に、私も「いつかきっと」と
希望を抱かずにはいられないラストでした。
消えたと思っていたイマジン4人がリョータローの記憶と思いの強さで、
ちゃんと戻ってくることができたという事実が
その希望を後押ししてくれた気がします。
弱々しくて運が悪かったけれど、常に揺るぐことのない倫理観で
決断すべき時は決断し、自分の思いを貫くときは貫く強さを持った
でも、その強さが全く押し付けがましくなかった今回のヒーロー。
自分の体力のなさや運の悪さを言い訳にして
周囲の人(やイマジン)に頼るのではなく、
自分なりの努力をし続けた彼は、やはり今という時代が求めている、
現代の子供たちのお手本になってほしい素敵なヒーローでした。
モモタロス、リュウタロス、キンタロス、リュウタロスという
おとぎ話をモチーフにしたイマジンもそれぞれかわいかった!
電車の中でみんながくつろいでいる場面が大好きでした。
特にリュウタロスは甘えんぼですぐすねてかわいかったなぁ。
電車で現場に駆けつけたり、その電車の中でオートバイに乗ったり、
と突っ込みどころもたくさんあったのですが
その突っ込みどころも思う存分楽しめました。
唯一残念だったのは、ハナちゃん役の白鳥さんが
最終回までに復帰できなかったこと。
白鳥さんも寂しかっただろうな。