のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

お役立ちアドバイス

2008年01月27日 20時33分51秒 | 日常生活
洋服の好みが「カジュアル」にシフトしつつある今日この頃
昨日のお買い物でふらふらと惹き付けられたアイテムはショートパンツでした。

ショートパンツって!
ミソジも目前なのに!
妙にワカヅクリしてると思われても仕方がない服装だってば。
大体、来年は流行自体が微妙だってば。

・・・でも、カワイイ。

平静を保とうと、強めに突っ込みを入れる自分と
欲望に従順に従おうとする自分の戦いに決着をつけられず、
「ねえ、ねえ。冷静に、かつ客観的なアドバイスがほしいんだけど。
 やはり、ショートパンツは微妙だよねぇ?
 ちょっと誘惑にかられちゃって。」
と、妹にアドバイス依頼の電話をかけました。

「長さはどのくらい?ミニスカートぐらい?
 まあ、いいっちゃ、いいんじゃない?
 実際に見らんとわからんけど。
 でも、来て行く場面は選ぶよね。どうかなぁ。」
と、親身に迷ってくれる妹。

「やはり、そうだよね。微妙だよね。
 でも、かわいいんだよー。お値段もかわいいんだよー。60%オフなのー。」
と、欲望に身もだえしながら、頭を抱える姉。

その値段を聞いた途端、
「なんだ。その値段なら、1シーズンしか着られなくても
 悔いはないんじゃない?買っちゃえば?」
と、冷静にしっかりとした判断をくだす妹。頼りになる子です。

で、そんな助けを求める電話を妹にしたため、
「あんた、ショートパンツ買ったらしいね?」
と、事の次第を聞いたらしい母親から、本日、電話がかかってきました。

「そうなのー。すごい迷ったんだけどね。
 どう思う?やはりショートパンツは、やりすぎ?
 なんか血迷ってる感じ?」
と恐る恐る伺いを立てたところ、母親からは明快な返事が返ってきました。

「いいんじゃないのー?かわいいんやろ?安かったんやろ?
 着れるうちに着とき。仕事場には着ていかんのやろ?
 それはやめときーね?
 ほら、旅行のときに着ればいいやん。誰も見らんけん。」




・・・・え?
ワタクシ、旅行なんて半期に一度ペースなんですけど。
もっと日常的に活用してはダメですか?

たまには役に立ってみる。

2008年01月27日 20時14分02秒 | 日常生活
夕飯の用意をしていたところ、いも男爵さんから電話がかかってきました。
「ごめん。ちょっとだけ、いいかいな?」

どーぞ。どーぞ。
少しだけなら対応できます。
お腹がすいているので、長くは無理です。

「最近、活躍している福岡出身の女優って誰かいな?」

・・・・ヒント少なすぎませんか?
「活躍している」って、また漠然としたヒントで。
すぐに思いつくのは蒼井優さんぐらいです。

「蒼井優?・・・それは違うっちゃないと?」

えー?他に思いつかないよー。
どのぐらい活躍している人なのさ?
と、会話をしていると電話の向こうから
「あ!その人!蒼井優!!」と正解を告げる声が聞こえてきました。
なにやらよくわかりませんが、正解だったようです。

・・・・クロスワード?

「いやー。後輩がね、名前を思い出せんかったみたいで。
 やっぱ、こういうときはのりぞうやろう、と思って電話してみたよ。」


・・・その思い出され方はなんかヤダ。
お礼を言われたし、役にも立てたみたいですが、
気分はとてつもなく複雑です。

甘栗と金貨とエルム/太田忠司

2008年01月27日 19時56分22秒 | 読書歴
8.甘栗と金貨とエルム/太田忠司
■ストーリ
 名古屋に暮らす高校生・甘栗晃は、探偵だった父親が急死したため、
 父親の最後の案件を引き継ぐことに。依頼は、ナマイキな小学生、
 淑子の母親探し。「美枝子は鍵の中に」という謎めいた文章だけを頼りに
 調査を始めた晃は、初めての「出張」で、大都会・東京へ。
 慣れない街に四苦八苦しつつ、必死で謎に近づく晃だが、
 衝撃の事実を知って・・・。

■感想 ☆☆
 推理小説だが、推理小説としてではなく、青春小説として楽しめた。
 年齢よりも大人になろうと背伸びをし続けたが故に、妙に老成している
 主人公がほほえましい。父親が引き受けた最後の依頼を通して
 生きている間は知らなかった仕事場での父親の姿や過去の父親について
 知っていく主人公。確かに考えてみると、家族と接する時間は他人と
 比べて、とてつもなく多いのに、「あえて話さないこと」も多く
 だからこそ、知らないことは多いのかもしれない。

 父親の過去を知り、新たな一面を知り、その上で、現在の自分と向き合って
 自分がこれから何をしたいのか、どう生きたいのかを考える主人公の
 姿が清々しかった。ラストで彼が選択するのは「今すぐの決断」ではなく
 「考える時間」。17歳で自分が進むべき道なんて分かるはずがない。
 だから彼の選択に素直にエールを送ることができた。

 合間合間に出てくる彼の幼馴染、直哉がとにかく魅力的。
 出てくる場面はとても少ないにも関わらず、最も印象に残る登場人物。
 もし、続編の可能性があるのであれば、ぜひ、彼の登場場面を
 多くしてもらいたい。

偶然の同窓会。

2008年01月27日 00時25分11秒 | 日常生活
週末は家でゆっくり過ごします、と宣言しておきながら
ずっとお世話になっていたショップが明日で閉店することを思い出し
昼過ぎから福岡の中心地へふらりと出かけてきました。

社会人になってからずっとお世話になっていたお店で
のりぞうの好みの洋服を分かってくれていたり
のりぞうがひとりで見に行けば、適度に放置してくれたり
そこそこきちんと感あるお洋服なのに、お財布に優しい価格帯だったり、
と、見事にのりぞうのツボを抑えたお店だったのです。
なくなってしまうなんて、残念でなりません。
特に「適度に放置してくれる」店員さんには
なかなか巡り会えないので、本当に残念。心底残念。
あまりに残念なので、次の配属先をお尋ねしたところ、
お店の場所はとても近いのですが、価格帯が大変遠い
ブランドショップの名前を告げられ、今後の交流を断念しました。
しかし、この「残念」な気持ちは是非とも分かってもらいたいと思い
「冷やかしに行きますからね。」とだけ、お伝えしました。
・・・真意が無事に伝わったのかは定かではありません。

店員さんとひとしきり挨拶をした後は
ラストセールの品物を物色します。
どこもかしこも5割引から7割引。
自制心を働かせつつも、心は徐々に興奮状態へ。
どーしよー!!と心をわくわくさせていたところ
店員さんがにこやかに近寄ってきました。

「お待ち合わせですかー?」

・・・・え?オマチアワセ?
きょとんとしていると、にこやかに近づいてきた店員さんの隣に
高校時代からの友人の姿を発見。

うわー!奇遇だねぇ!と心は更なる興奮状態へ。
奇遇、としか言いようがないのです。
待ち合わせなんてしてませんでしたもの。
友人が天神勤務とはいえ
そして、友人もこのお店を愛用していたとはいえ
友人と「ファイナルバーゲンには行くよね。」と確認したとはいえ。
日にちは約束してませんもの。
今まで一度もこんなふうに遭遇したことありませんもの。
まして、友人は本日もお仕事なのです。
昼休みにたまたま寄っただけなのです。
えーい!奇遇じゃ!奇遇じゃ!

というわけで、偶然の出会いを記念して、
一緒にお店で散在した後、お昼まで付き合っていただきました。
ひとりで買い物と思っていただけに嬉しい偶然。
そもそも、この一週間、人と触れ合ってなかったので、
心の底から、嬉しい偶然です。
にこにこしながらご飯を食べて、仕事場に戻る友人を送り届けていると
人込みの中に見知った顔が。

母校の教頭先生と通っている教会の牧師です。
どうやら街頭募金をされている模様。
そうだった!本日は土曜日。街頭募金の日なのです。
が。既に昼休みを過ぎている友人はやや急ぎ足。
教頭先生には気付いていないようです。
先生!ごめんなさい!友人を見送ったら戻ってきますから!
後で募金しに戻ってきますから!
という気持ちを込めて目礼をし、通り過ぎようとすると

「なんやー?!お前らー!素通りすんなー!!」
と野太い声が追いかけてきました。


・・・・高校時代にお世話になった国語の先生です。
うわー。久しぶりです。お懐かしいっ。
というか、なんですか?!
本日の募金は母校の先生がタッグを組んで募金されてるんですか?
先生も募金当番なんですか?

と、尋ねると

「いや、偶然たい。偶然、通りかかったと。
 近くを通りかかっとうのに、教頭先生が募金活動しとる場所を
 素通りするわけにはいかんやろ?やけん、寄ったったい。
 そしたら、あんた!教頭先生の前を卒業生が素通りしよったけん
 驚いて、呼び止めたったい!挨拶ぐらいしちゃらんね。」

・・・・うわー。偶然ですか。そうですか。
嬉しいです。
先生に会えて、本当に本当に嬉しいです。
先生のその野太い声もとても懐かしいです。
まさかこの年になって、校則違反をしでかした生徒のように
福岡の中心地で呼び止められるとは。なんだか感無量です。

「いやー。俺も嬉しいよ。お前らに会えて。
 立派になったなぁ。あんまりにも大人の女性になっとうけん、
 すぐには分からんやったばい。美人になったなぁ。
 本当に、全然、分からんかったばい。声かけるのも気後れしたわ。」




・・・・ウソツキめ。
先生のほうから見つけたくせに。
あんなに大きな声で呼び止めたくせに。
躊躇もひったくれもなかったくせに。
オトナはとってもウソツキです。

が。最近のワタクシは、「世の中には、必要な嘘もあるよね。」
と、聞き流せるオトナのオンナになりました。


・・・ウソツキです。
まだまだオトナの機微が分からないのりぞうは
上記の突込みを全て恩師に浴びせかけました。
正真正銘、オトナの恩師は
「あっはっは。」と高笑いして
「じゃあな!」と爽やかに去っていきました。

恩師はいつまでも恩師です。
いろいろと勉強になります。