案の定、雲仙に残された心は戻って来ないまま、
月曜を迎えてしまいました。だって楽しかったもんなぁ・・・。
というわけで、楽しかった旅をを振り返っていたら
一日が終わりました。
□出発。朝マックへ。
一年に一回、食べるか食べないかの朝マックに興奮する。
甥っ子君、パパさんカーから我が家の車へ移動。
□インターで親族一同集合。
みんなで「おはよう」と言い合う。
テンションが上がりすぎて、ご機嫌で鼻歌を歌っていた私を
伯母が本気で心配する。
「頼むけん、若い男の人がおる前ではせんでね?
変な子と思われるけんね?」
□後続三台のうち、一台が迷子になる。
高速を降りたところで気付き、1時間ほど待ちぼうけ。
うん。なんかものすごく我が家っぽいよね。と妹と言い合う。
予想外の出来事にも関わらず、「あ。予想通り。」と納得してしまう。
母上と伯母たち、話が大いに盛り上がる。
□島原城近くで具雑煮を食べる。
車を降りた瞬間、伯母が「おなかペコペコで倒れるかと思った。」と
ため息をつく。どうやら車の中で
「ジョイフルがあるよ?あそこでよくない?」
「あ。とんかつがあるよ?あそこでよくない?」とか
「吉野家もおいしいんじゃない?」とか懸命に運転手さんに訴えてた模様。
「でも、マックはいや。」だったらしい。なんでー!?
なんにせよ、みんなで昼食会場にたどり着けてよかった。よかった。
とほっと胸をなでおろす。
具雑煮の優しい味とお餅にうっとりする。
□島原城見学。
お城の中に入るや甥っ子君、びびる。
2階、3階の資料館では怖さのあまり、泣き続ける。
かく言う私も甲冑が並ぶフロアはひとりではまわれませんでした。
美術館は好きですが、博物館は少し苦手です。彫刻とか怖いです。ぶるぶる。
隠れキリシタンゆかりの展示物が豊富で非常に興味深く拝見する。
でも、見れば見るほど心が苦しくなる。
迫害されて、それでも神を信じずにはいられなかった人、
迫害されても虐待されても、神を求め続けた人たちがいて
今の私がいる。けれど、私にはそんな強さはないな、と思う。
□民俗資料館見学。
昔の暮らしにまつわる道具がたくさん展示されていて、みんなで大興奮する。
「あ!これ、我が家にあった!あった!」と伯母たちが言うものが
たくさんあって、わずか30年前ぐらいは、こういった道具が本当に
ごくごく普通に使われていたんだな、と不思議な気持ちになる。
火鉢も蚊帳も味噌樽もどれもこれもなくなったもの。
必要なくなったから使われていないのだけれど、
どの道具も温かみがあって、今はもうないのかと思うと、
少しさびしい気持ちにもなる。
あと10年もすれば、ラジカセやカセットタイプのウォークマンなんかも
ここに並べられて、同じように郷愁をそそるようになるのかな、
と、これまた不思議な気持ちになる。
□西望記念館見学。
地元出身の彫刻家、北村西望の記念館。
「長崎平和祈念像」の作者。
甥っ子君、大泣き。私も並ぶ彫刻の迫力にびびる。
彼の才能に惚れ込んで押しかけ秘書となり、
この記念館作成にも尽力したという秘書の情熱に心打たれる。
□ホテルへ!そして温泉へ!
ホテル到着と同時に温泉へれっつらごーと旅立つ。
とろとろのお湯。入れば入るほどしっとり。
極楽極楽・・・という気持ちになる。(←クリスチャン。)
みんなで露天風呂へ行き、またもやわいわいと語り合う。
甥っ子君はパパさんとお風呂に行ってくれたため、
妹さんものーんびりお風呂を楽しむ。
お風呂上がりに体重を量り、まだビュッフェに挑んでもないのに
既に体重がいつもよりふえていることを確認。打ちひしがれる。
□夕食!ビュッフェ!
義弟君、蟹に大興奮。レストラン前で「蟹食べるぞ!おー!」と
鬨の声を上げる。
・・・私の周りで、そこまでの蟹好きどこにもいなかったですよ?
蟹ってそんなに美味しかったですっけ?
と、驚く。義弟君の興奮につられて20年ぶりぐらいに蟹を食す。
うん。おいしい。すごく美味しい。でも、私の中ではどうしても
「食べるまでこんなに面倒!」という気持ちが
「美味しい!」に勝ってしまうのですよう。と心の中で誰にともなく訴える。
山盛りの蟹をすべて食し、その上で他のお皿の蟹にも手を伸ばす
義弟君の姿を非常に頼もしく眺める。(モトとってるかも!と興奮する。)
母上、私の隣の席で刺身と格闘する。
元来、小食の母上は新鮮で脂が乗っているお刺身で胸いっぱいになる。
それでも、やはり義弟君につられて蟹に手を出してしまい、
「もう無理ー。」と何度もつぶやく。
「これ食べて。お願い!」と父上に懇願する。
私も刺身と格闘。しつつ、飲み放題につられて(貧乏根性)お酒を楽しむ。
梅酒を全種類飲んだ後、芋焼酎に移る。んまーい。
妹さんも珍しくお酒を楽しみ、顔が真っ赤っ赤になる。
姉妹でもこんなに遺伝子が違うのね・・・。と遠い目になる。
食後、もちろん別腹でスイーツを楽しむ。
もとい、楽しもうとして、挫折する。
負けた・・・。この私がスイーツ入らないなんて・・・。なんたる不覚!!
と涙こぼしそうになる。けれど、大人なのでぐっと我慢してスイカを楽しむ。
スイカ甘ーーーーーーーーーい!!どんどん入るーーーーーーーー!!
今年初めてのスイカを思う存分堪能する。
□明日のおやつを賭けて。いざ!七並べ大会!
親族が集まった時恒例の七並べ大会。
お正月、お盆、いつもみんなでやったっけ。今年もやるぜ!と
普段ため込んでいるやる気モードをすべて引き出す。
七並べはちびっこでも楽しめて、大人も大いに盛り上がる優秀なゲームなのです。
何度やっても、毎回毎回新鮮におもしろーい!
試合は大いに白熱する。
せっかく引き出したやる気もむなしく、いつも通りに弱っちい私は、
いつも通りに最下位あたりをさまよう。
□もう一度、温泉へ!
温泉に来た以上、温泉を出来うる限り楽しまなければ!と再び温泉へ。
ですが、満腹のお腹では、もう何をしても苦しく
ちょっとあったまって甥っ子君と共に退散する。
□甥っ子君、ぎゃん泣きする。
いつもと違う場所だからなのか、甥っ子君が大いに泣き叫ぶ。
何が不安なのか(何もかも不安なのか。)右側に妹さん、左側に私がぴったりと
くっついて横になり、上から母上が覗き込むと、ほんの少し落ち着く。
・・・あなた、どこの王侯貴族なの?
と思うものの(実際に言いましたが)三人が定位置をほんの少しでも
離れると、再びわんわん泣き出すので、落ち着くまで定位置で。
甥っ子君の泣き声が「ぎゃんぎゃん」から「くすんくすん」になったころ、
私もことんと夢の世界に落ちる。
□5時起床!三度温泉へ!
温泉に来た以上、温泉を出来うる限り楽しまなければ!と三度温泉へ。
甥っ子君もぱちりと目を覚まし、ご機嫌で温泉に向かう。
伯母たちとも温泉で「おはよう!」
みな考えることは一緒なのです。なにせ親戚ですから。
甥っ子君は「あんたよう泣きよったねぇ。」とからかわれる。
そうでしたか・・・。聞こえてましたか・・・。響き渡ってましたか・・・。
□お部屋でまったりする。
あまりに朝早くから温泉を楽しんだため、朝食の時間までまったり。
うっかりふたたび睡魔に襲われる。ねむいー。
□朝食!ビュッフェ!!
今度こそ、計画的に!!とビュッフェに挑んだものの、またも惨敗を喫する。
なにせ大好きなとうもろこしがふんだんにあったのです。
しかもしゃきしゃきの極甘。そりゃ、食べねばならまいてー!と大いに興奮し
とうもろこしのおかわり。美味しかったー!もっと食べたかったー!!
みんなで朝からおおいに頑張る。
が。いつも朝食を取らない義弟君は早々とギブし、部屋に戻って二度寝する。
朝は少食の甥っ子君も早々と食べなくなり、従妹の傍にやってきては
もじもじする。かまってほしそうだな、おい。
甥っ子君、従妹ちゃんを大好きになる。
□お土産購入!
名残惜しいけれど、チェックアウト。
宿泊者特典として、カステラをひとり一本もらう。
全部で12本。重いー!でも満足ー!お得気分ー!!
道の駅で小玉スイカにメロンを購入。
甥っ子君、消防車とパトカーのキーホルダーに心奪われる。
協議の結果、母上が購入する。
義弟君のご実家へのお土産を母上が購入していると、義弟君から
「そんなにいいものをうちの実家に送るぐらいなら
俺に誕生日プレゼント買ってほしい。」と言われる。(母談)
□雲仙普賢岳の火砕流被害跡を見学
あの当時の火砕流のすごさ、激しさを再確認する。
親族一同、「はぁ。」とため息をつく。
□ドクターフィッシュ初体験!
足の角質を小魚が食べてくれるという気持ちいいんだか、気持ち悪いんだか
見当もつかないものが団体割引で半額なるというので体験する。
叔父や伯母たちがこそばそうにもだえている様子を思う存分、笑う。
その後、体験し、あまりのこそばゆさにどうすればいいか分からず、
とりあえず叫び続ける。母上から「大げさな・・・」と呆れられる。
でも!!だってっ!!!こそばゆいんだものー。
甥っ子君は一貫して「こあいー!!」と尻込む。
角質取れて、大いに笑って、更に半額!と思い、すっきりする。
□雲仙普賢岳の火砕流博物館へ
入館料の高さにあえなく入場を断念する。
私が「ここに行きたい」って言ったにも関わらず・・・。
でも!私の中の許容量を超えた入館料だったんですよー。
(けち臭いよ、私・・・。)
□大野古賀小学校を見学
火砕流の熱風で校舎が燃え落ちてしまった大野古賀小へ。
燃え落ちた校舎は当時のまま保存されており、すぐそばにある資料館で
当時の在校生の作文に改めて自然の驚異と私たちの無力を痛感する。
校舎裏手の火砕流通過後に深い緑と雄大な自然が広がる様子を見て、
東北を思う。東北も20年経てば、きっと、と思う。
でも、20年はそこで生活している人にとっては長いなあ、と思う。
□今年初めてのかき氷!
あまりの暑さに伯母が道の駅で見かけたかき氷をみんなにおごってくれる。
やったー!!100円という破格の値段でシロップたっぷり。
暑い中で食べるかき氷の美味しさを久々に思い出す。
甥っ子君もかき氷にはしゃぐ。ものの、パパさんの
「食べ過ぎたらぽんぽ壊すんやけん、もう終わりね。」という言葉に
とても従順に従う。甥っ子君の聞き分けのよいところをこの旅で初めて目にする。
□さあ、帰ろう!と帰路へ
帰宅途中に回転寿司屋へ寄る。
前後一週間が誕生日の人には、アイスケーキプレゼント!と書かれてあり
みんなで義弟君と伯母のひとりを「おめでとー!」と祝福する。
前日の七並べで負けたメンバー(私含む)はここでデザートの支払いを担当する。
寝起きの甥っ子君はまたもやぐずぐずに。
「今回の旅では、甥っ子君、ずっとご機嫌斜めだったねぇ。」と言うと
ほとんどしゃべることのない父上が「いつも通りやろ。」と久しぶりに言葉を発する。
いつも通りなのかあ。
・・・それもどうなの?
□途中のインターでお別れ
長い長い旅もとうとう終わり。
妹さんは甥っ子君があまりに駄々っ子モードだったために、親せき一同に
「何かお土産買うから!」と言い募るも断られる。
「男の子なんてあんなもんよ。」
「年寄りはちっさい子に飢えとるけん、顔見られただけでうれしいんよ。」
という言葉になぜか私まで泣きそうになる。
さようなら。さようなら。また今度。また温泉に行こうね。
今度こそ、おじいちゃんも一緒に。
と言い募りながらお別れ。一泊二日はあっという間だということを知る。
□妹さんたちともお別れ
我が家に到着。いよいよ妹さんたちともお別れ。
じゃあね。さよならね。と別れようとしたところ、甥っ子君がこの旅
何回目かのぎゃん泣きする。ぎゃん泣きの甥っ子君に心を痛めながらお別れ。
夕食用の惣菜を買おうとスーパーへ向かっていると、妹さんから電話。
「今、どこ?ちょっと全然、泣きやまないんで、とりあえずそちらに向かいます。」
という言葉の数分後にはスーパーに現れ、あっという間の再会を果たす。
・・・早すぎない?
甥っ子君のみ、我が家に宿泊。二泊三日の旅と相成りました。
そういえば。
最後の最後に寄った、スーパーにて、
旅館の売店で購入した250円の小玉スイカが
880円で売られているところを目撃し、
ものすごーーーーーーくテンション上がりました。
おもわず 誰彼かまわず自慢したくなりました。
さて、次はどこに行こうかなー。
どこに行きたいかなー。
月曜を迎えてしまいました。だって楽しかったもんなぁ・・・。
というわけで、楽しかった旅をを振り返っていたら
一日が終わりました。
□出発。朝マックへ。
一年に一回、食べるか食べないかの朝マックに興奮する。
甥っ子君、パパさんカーから我が家の車へ移動。
□インターで親族一同集合。
みんなで「おはよう」と言い合う。
テンションが上がりすぎて、ご機嫌で鼻歌を歌っていた私を
伯母が本気で心配する。
「頼むけん、若い男の人がおる前ではせんでね?
変な子と思われるけんね?」
□後続三台のうち、一台が迷子になる。
高速を降りたところで気付き、1時間ほど待ちぼうけ。
うん。なんかものすごく我が家っぽいよね。と妹と言い合う。
予想外の出来事にも関わらず、「あ。予想通り。」と納得してしまう。
母上と伯母たち、話が大いに盛り上がる。
□島原城近くで具雑煮を食べる。
車を降りた瞬間、伯母が「おなかペコペコで倒れるかと思った。」と
ため息をつく。どうやら車の中で
「ジョイフルがあるよ?あそこでよくない?」
「あ。とんかつがあるよ?あそこでよくない?」とか
「吉野家もおいしいんじゃない?」とか懸命に運転手さんに訴えてた模様。
「でも、マックはいや。」だったらしい。なんでー!?
なんにせよ、みんなで昼食会場にたどり着けてよかった。よかった。
とほっと胸をなでおろす。
具雑煮の優しい味とお餅にうっとりする。
□島原城見学。
お城の中に入るや甥っ子君、びびる。
2階、3階の資料館では怖さのあまり、泣き続ける。
かく言う私も甲冑が並ぶフロアはひとりではまわれませんでした。
美術館は好きですが、博物館は少し苦手です。彫刻とか怖いです。ぶるぶる。
隠れキリシタンゆかりの展示物が豊富で非常に興味深く拝見する。
でも、見れば見るほど心が苦しくなる。
迫害されて、それでも神を信じずにはいられなかった人、
迫害されても虐待されても、神を求め続けた人たちがいて
今の私がいる。けれど、私にはそんな強さはないな、と思う。
□民俗資料館見学。
昔の暮らしにまつわる道具がたくさん展示されていて、みんなで大興奮する。
「あ!これ、我が家にあった!あった!」と伯母たちが言うものが
たくさんあって、わずか30年前ぐらいは、こういった道具が本当に
ごくごく普通に使われていたんだな、と不思議な気持ちになる。
火鉢も蚊帳も味噌樽もどれもこれもなくなったもの。
必要なくなったから使われていないのだけれど、
どの道具も温かみがあって、今はもうないのかと思うと、
少しさびしい気持ちにもなる。
あと10年もすれば、ラジカセやカセットタイプのウォークマンなんかも
ここに並べられて、同じように郷愁をそそるようになるのかな、
と、これまた不思議な気持ちになる。
□西望記念館見学。
地元出身の彫刻家、北村西望の記念館。
「長崎平和祈念像」の作者。
甥っ子君、大泣き。私も並ぶ彫刻の迫力にびびる。
彼の才能に惚れ込んで押しかけ秘書となり、
この記念館作成にも尽力したという秘書の情熱に心打たれる。
□ホテルへ!そして温泉へ!
ホテル到着と同時に温泉へれっつらごーと旅立つ。
とろとろのお湯。入れば入るほどしっとり。
極楽極楽・・・という気持ちになる。(←クリスチャン。)
みんなで露天風呂へ行き、またもやわいわいと語り合う。
甥っ子君はパパさんとお風呂に行ってくれたため、
妹さんものーんびりお風呂を楽しむ。
お風呂上がりに体重を量り、まだビュッフェに挑んでもないのに
既に体重がいつもよりふえていることを確認。打ちひしがれる。
□夕食!ビュッフェ!
義弟君、蟹に大興奮。レストラン前で「蟹食べるぞ!おー!」と
鬨の声を上げる。
・・・私の周りで、そこまでの蟹好きどこにもいなかったですよ?
蟹ってそんなに美味しかったですっけ?
と、驚く。義弟君の興奮につられて20年ぶりぐらいに蟹を食す。
うん。おいしい。すごく美味しい。でも、私の中ではどうしても
「食べるまでこんなに面倒!」という気持ちが
「美味しい!」に勝ってしまうのですよう。と心の中で誰にともなく訴える。
山盛りの蟹をすべて食し、その上で他のお皿の蟹にも手を伸ばす
義弟君の姿を非常に頼もしく眺める。(モトとってるかも!と興奮する。)
母上、私の隣の席で刺身と格闘する。
元来、小食の母上は新鮮で脂が乗っているお刺身で胸いっぱいになる。
それでも、やはり義弟君につられて蟹に手を出してしまい、
「もう無理ー。」と何度もつぶやく。
「これ食べて。お願い!」と父上に懇願する。
私も刺身と格闘。しつつ、飲み放題につられて(貧乏根性)お酒を楽しむ。
梅酒を全種類飲んだ後、芋焼酎に移る。んまーい。
妹さんも珍しくお酒を楽しみ、顔が真っ赤っ赤になる。
姉妹でもこんなに遺伝子が違うのね・・・。と遠い目になる。
食後、もちろん別腹でスイーツを楽しむ。
もとい、楽しもうとして、挫折する。
負けた・・・。この私がスイーツ入らないなんて・・・。なんたる不覚!!
と涙こぼしそうになる。けれど、大人なのでぐっと我慢してスイカを楽しむ。
スイカ甘ーーーーーーーーーい!!どんどん入るーーーーーーーー!!
今年初めてのスイカを思う存分堪能する。
□明日のおやつを賭けて。いざ!七並べ大会!
親族が集まった時恒例の七並べ大会。
お正月、お盆、いつもみんなでやったっけ。今年もやるぜ!と
普段ため込んでいるやる気モードをすべて引き出す。
七並べはちびっこでも楽しめて、大人も大いに盛り上がる優秀なゲームなのです。
何度やっても、毎回毎回新鮮におもしろーい!
試合は大いに白熱する。
せっかく引き出したやる気もむなしく、いつも通りに弱っちい私は、
いつも通りに最下位あたりをさまよう。
□もう一度、温泉へ!
温泉に来た以上、温泉を出来うる限り楽しまなければ!と再び温泉へ。
ですが、満腹のお腹では、もう何をしても苦しく
ちょっとあったまって甥っ子君と共に退散する。
□甥っ子君、ぎゃん泣きする。
いつもと違う場所だからなのか、甥っ子君が大いに泣き叫ぶ。
何が不安なのか(何もかも不安なのか。)右側に妹さん、左側に私がぴったりと
くっついて横になり、上から母上が覗き込むと、ほんの少し落ち着く。
・・・あなた、どこの王侯貴族なの?
と思うものの(実際に言いましたが)三人が定位置をほんの少しでも
離れると、再びわんわん泣き出すので、落ち着くまで定位置で。
甥っ子君の泣き声が「ぎゃんぎゃん」から「くすんくすん」になったころ、
私もことんと夢の世界に落ちる。
□5時起床!三度温泉へ!
温泉に来た以上、温泉を出来うる限り楽しまなければ!と三度温泉へ。
甥っ子君もぱちりと目を覚まし、ご機嫌で温泉に向かう。
伯母たちとも温泉で「おはよう!」
みな考えることは一緒なのです。なにせ親戚ですから。
甥っ子君は「あんたよう泣きよったねぇ。」とからかわれる。
そうでしたか・・・。聞こえてましたか・・・。響き渡ってましたか・・・。
□お部屋でまったりする。
あまりに朝早くから温泉を楽しんだため、朝食の時間までまったり。
うっかりふたたび睡魔に襲われる。ねむいー。
□朝食!ビュッフェ!!
今度こそ、計画的に!!とビュッフェに挑んだものの、またも惨敗を喫する。
なにせ大好きなとうもろこしがふんだんにあったのです。
しかもしゃきしゃきの極甘。そりゃ、食べねばならまいてー!と大いに興奮し
とうもろこしのおかわり。美味しかったー!もっと食べたかったー!!
みんなで朝からおおいに頑張る。
が。いつも朝食を取らない義弟君は早々とギブし、部屋に戻って二度寝する。
朝は少食の甥っ子君も早々と食べなくなり、従妹の傍にやってきては
もじもじする。かまってほしそうだな、おい。
甥っ子君、従妹ちゃんを大好きになる。
□お土産購入!
名残惜しいけれど、チェックアウト。
宿泊者特典として、カステラをひとり一本もらう。
全部で12本。重いー!でも満足ー!お得気分ー!!
道の駅で小玉スイカにメロンを購入。
甥っ子君、消防車とパトカーのキーホルダーに心奪われる。
協議の結果、母上が購入する。
義弟君のご実家へのお土産を母上が購入していると、義弟君から
「そんなにいいものをうちの実家に送るぐらいなら
俺に誕生日プレゼント買ってほしい。」と言われる。(母談)
□雲仙普賢岳の火砕流被害跡を見学
あの当時の火砕流のすごさ、激しさを再確認する。
親族一同、「はぁ。」とため息をつく。
□ドクターフィッシュ初体験!
足の角質を小魚が食べてくれるという気持ちいいんだか、気持ち悪いんだか
見当もつかないものが団体割引で半額なるというので体験する。
叔父や伯母たちがこそばそうにもだえている様子を思う存分、笑う。
その後、体験し、あまりのこそばゆさにどうすればいいか分からず、
とりあえず叫び続ける。母上から「大げさな・・・」と呆れられる。
でも!!だってっ!!!こそばゆいんだものー。
甥っ子君は一貫して「こあいー!!」と尻込む。
角質取れて、大いに笑って、更に半額!と思い、すっきりする。
□雲仙普賢岳の火砕流博物館へ
入館料の高さにあえなく入場を断念する。
私が「ここに行きたい」って言ったにも関わらず・・・。
でも!私の中の許容量を超えた入館料だったんですよー。
(けち臭いよ、私・・・。)
□大野古賀小学校を見学
火砕流の熱風で校舎が燃え落ちてしまった大野古賀小へ。
燃え落ちた校舎は当時のまま保存されており、すぐそばにある資料館で
当時の在校生の作文に改めて自然の驚異と私たちの無力を痛感する。
校舎裏手の火砕流通過後に深い緑と雄大な自然が広がる様子を見て、
東北を思う。東北も20年経てば、きっと、と思う。
でも、20年はそこで生活している人にとっては長いなあ、と思う。
□今年初めてのかき氷!
あまりの暑さに伯母が道の駅で見かけたかき氷をみんなにおごってくれる。
やったー!!100円という破格の値段でシロップたっぷり。
暑い中で食べるかき氷の美味しさを久々に思い出す。
甥っ子君もかき氷にはしゃぐ。ものの、パパさんの
「食べ過ぎたらぽんぽ壊すんやけん、もう終わりね。」という言葉に
とても従順に従う。甥っ子君の聞き分けのよいところをこの旅で初めて目にする。
□さあ、帰ろう!と帰路へ
帰宅途中に回転寿司屋へ寄る。
前後一週間が誕生日の人には、アイスケーキプレゼント!と書かれてあり
みんなで義弟君と伯母のひとりを「おめでとー!」と祝福する。
前日の七並べで負けたメンバー(私含む)はここでデザートの支払いを担当する。
寝起きの甥っ子君はまたもやぐずぐずに。
「今回の旅では、甥っ子君、ずっとご機嫌斜めだったねぇ。」と言うと
ほとんどしゃべることのない父上が「いつも通りやろ。」と久しぶりに言葉を発する。
いつも通りなのかあ。
・・・それもどうなの?
□途中のインターでお別れ
長い長い旅もとうとう終わり。
妹さんは甥っ子君があまりに駄々っ子モードだったために、親せき一同に
「何かお土産買うから!」と言い募るも断られる。
「男の子なんてあんなもんよ。」
「年寄りはちっさい子に飢えとるけん、顔見られただけでうれしいんよ。」
という言葉になぜか私まで泣きそうになる。
さようなら。さようなら。また今度。また温泉に行こうね。
今度こそ、おじいちゃんも一緒に。
と言い募りながらお別れ。一泊二日はあっという間だということを知る。
□妹さんたちともお別れ
我が家に到着。いよいよ妹さんたちともお別れ。
じゃあね。さよならね。と別れようとしたところ、甥っ子君がこの旅
何回目かのぎゃん泣きする。ぎゃん泣きの甥っ子君に心を痛めながらお別れ。
夕食用の惣菜を買おうとスーパーへ向かっていると、妹さんから電話。
「今、どこ?ちょっと全然、泣きやまないんで、とりあえずそちらに向かいます。」
という言葉の数分後にはスーパーに現れ、あっという間の再会を果たす。
・・・早すぎない?
甥っ子君のみ、我が家に宿泊。二泊三日の旅と相成りました。
そういえば。
最後の最後に寄った、スーパーにて、
旅館の売店で購入した250円の小玉スイカが
880円で売られているところを目撃し、
ものすごーーーーーーくテンション上がりました。
おもわず 誰彼かまわず自慢したくなりました。
さて、次はどこに行こうかなー。
どこに行きたいかなー。