のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

ばれない嘘は嘘じゃない。

2013年06月22日 09時17分39秒 | 日常生活
東京へ転勤していく後輩の壮行会です。
お世話になった諸先輩方にどうしても恩返ししたい!
という後輩のおごりだと言うので(主催者談)、
お世話してもいない先輩ですが、のこのこ出かけて行きました。

だって、美味しいお肉が食べられるって聞いたんだもの!!
お肉!お肉!お肉食いたいですよー!!

集まったメンバーは同じフロアにいる面々。
とは言え、仕事ではまったく接点がない方々ばかりです。
仕事でまったく接点がないと言うことは
普段、お話する機会がない方ばかり。
なにせ、わたくし、仕事場ですら、
トイレ以外一歩も動かない引きこもり魂を発揮しているのです。
同じフロアの方々でも、列が違うだけで、顔を見ることすらないのです。

あ、お久しぶりですー。
と、おそるおそる飲み会に加わりましたが、
皆々様、とてつもなく気さくな方ばかりで、あっという間に楽しく時が過ぎました。

お酒の力も借りたおかげで順調に口がほぐれ、場も和やかに。
と、ひとつ後ろの席にいながら、普段、まったく話すことのない先輩が
「でもさー。ホントにのりぞうくん、綺麗だよね。」
と唐突にほめ言葉を発しました。

・・・え?なんですか?いきなり?

「いや、ホントに綺麗やなぁって思うもん。
 うん。キレイキレイ。」

・・・な、なんですか?と戸惑っていると、

「ね?おれ、なんも得せんのに、なんでこんなに褒めてやりよんやろ。」
と、あっさりお世辞であることをカミングアウトされました。

知らんですよ!
そして、お世辞言うならも少しがんばってくださいよ。
お世辞貫き通してー!

「いや、でも、仕事ができるやろうな、とは思いよる。」
と、先輩がポイント変えて褒めてくれ始めました。

はい?仕事ができる?
一緒に仕事をしたことがまったくないというのに、
どこからその言葉出てきましたか?

「分かる。分かる。たたずまい見よったら分かる。
 この人、仕事できるって分かる。」

・・・うそだ。
ここに滑らかに嘘つく大人がいますよー!
私の普段のたたずまいって、大抵、眠気と戦って敗北してる姿ですよー!

「ね?なんで、オレ、こんなに懸命に褒めてやりよんやろ。
 なんか得することあるんかな?」

いや、私に聞かれても。
「ありません!」ときっぱり答えました。

ありませんが。
でも、実のところ、お世辞は大歓迎です。
お世辞と分かっていても、ふふふーん♪と鼻歌歌いたくなるので
ぜひ、どんどんお世辞ください。
むしろ、普段、褒められることがとんとないので
お世辞ぐらいもらわなきゃ、私、色々消耗して枯れ果てちゃいますよ。
自分で元気とかやる気とかつくりだせないんです。
優しい言葉、ぷりーずー。

でも!だからこそ!
お世辞は最後まで貫き通していただきたい!(どん!)