のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

寒いけどあったかい

2014年03月08日 23時20分40秒 | 教会生活
ずっとずっと目をそらしていた体重計に覚悟を決めて、えいっ!と飛び乗ったところ、
「やっぱりね・・・わかってはいたんだよ?」というような数字を指し示されました。
分かってたから、ずっと目をそらしてたんだよー。
でも、分かってても、やっぱりショックだよー。というような数字。

とりあえず、歩こう!と健気に寒空の中、お散歩に繰り出したところ、教会友達に遭遇し、
思わず「わあ!!お久しぶりですー!」と、道の真ん中で手に手を取り合いました。
なにせ2週間も教会から遠ざかっていたのです。
教会を思い出させるものだったら、なんでも懐かしい。そんな気持ちです。

また、教会友達がとてもあたたかくいたわってくれるのです。
「おじいさまを亡くされたって聞いたわよ。大変だったわね。」
思わずほろりとし、改めて教会友達の手を握りなおしました。
あったかい・・・。

でもですね。95歳を迎えようとしていましたから。
大往生ではあるんです。

とお伝えすると、教会友達は静かに首を振りました。

「みんな、そう言うでしょ?
 大往生でよかったね、とか、
 それだけ長生きできたんなら幸せだったね、とか。
 でも、違うのよ。
 それだけ長生きしたんだもの。
 長生きした分、残された人は思い出がありすぎてより一層、寂しいのよ。
 あんなこともあった、こんなこともあったって思い出すことがたくさんありすぎて
 これからもっともっと辛くなったり、寂しくなったりすると思うの。
 だからね、お母さんやおばさんたちのことをちゃんといたわってあげなさいね。」

心にすとんと落ちる言葉でした。
「確かになぁ・・・」と胸に迫る言葉でした。

私もこんなふうに、誰かに心を寄せられる人になりたいな、
こういうふうに人に寄り添いながら年を重ねていきたいな、と思いました。