のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

沈黙の美学

2014年03月15日 08時38分37秒 | 日常生活
父上の誕生日を祝うため、妹さん一家と共に中華料理屋さんへ。
美味しいご飯を堪能しました。

お腹を空かせていた甥っ子君は、来るおかずすべてに対して
「これ、ぼくの!」と言い張ってもりもり食べ

頼んだおかずの味がどれも好みだったらしい義弟君は白ごはんと麻婆豆腐を追加し、
妹さんから「麻婆追加は余計やったよね。」と怒られて

最近、「一度に多くを食べられない」らしい妹さんは
「もうおなかいっぱい!苦しい!でもごま団子は食べたい!」
と煩悶しながら頼んだごま団子に「めっちゃおいしい!!」と喜び

当初は見慣れないごま団子を恐る恐る口に入れていた甥っ子君は
ごま団子をぱくりと食べ終えると「まだ食べゆ。」と言い張り

母上は私とパセリの争奪戦を繰り広げて
(しかも娘に「それ、私のパセリ!だめ!」と怒られ)
妹さんから「パセリの取り合いをする人たちがいるなんて。ありえないんですけど。」と驚かれ

父上はひたすらに黙々と、黙々黙々黙々とご飯を食べてお酒を呑んでいました。

・・・どれだけ真剣に思い返しても、
昨日の食事の時間に父上が発した言葉を
「ありがとう。」以外、一言たりとも思い出せません。
この「ありがとう。」は、みんなからの「お誕生日おめでとう。」に対して
母上から(またもや)「ありがとうって言った?」と、催促されて言った「ありがとう」なわけで。
主役がここまで存在感を消すことができるって、すごいな、と思いました。


いや、違うか。
こんなに一言もしゃべっていないのに、
これっぽっちも存在感が消えてないってことがすごいのか。