のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

自分自身を戒める

2008年04月15日 22時50分46秒 | 日常生活
やや忙しいからといって、他人に「忙しい」と言わないこと。
少しバタバタしているからこそ、
目の前のことだけでなく少し先のことも考えること。
笑顔と周囲の人たちへの気配りを忘れないようにすること。
自分のことを棚にあげて、他人に苛々しないこと。

たまにしか働かない季節労働者なんだから
たまに働いているときぐらい
気持ちよく、穏やかに、軽やかに。

ガンバレ。ジブン。
自分ばかりが忙しいなんて思いあがるな。

あれ?

2008年04月14日 22時56分20秒 | 日常生活
忙しいはずなのに、体重が増加気味。
いえ、体重は増加していないのですが
確実に、筋肉が贅肉に変わっているような気が。
体重増えていないのに、体の厚みが増えたような。

と、久しぶりにはいたスカートに気付かされました。

そういえば、最近、ランチは講師の方とのお付き合いで
外食が続いているし。
朝も早かったために、徒歩通勤ではなく、
バスに切り替えていたし。
夜も時間がなくて、お風呂にゆっくり入れてないし。
贅肉増えた原因に思い当たる節はありまくりです。

うーわー!
七月の結婚式までにダイエットするつもりなのに!!

と、騒いでいたところ、
同期から冷静にたしなめられました。

妹の結婚式ね。
 「妹の」をつけようね。そこ重要だから。」


・・・・はい。

あなたの呼吸が止まるまで/島本理生

2008年04月14日 22時35分35秒 | 読書歴
30.あなたの呼吸が止まるまで/島本理生
■ストーリ
 十二歳の野宮朔は、舞踏家の父と二人暮らし。夢は、物語を書く人に
 なること。一風変わった父の仲間たちとふれ合い、けっこう面倒な
 学校生活を切り抜けながら、一歩一歩、大人に近づいていく。
 そんな彼女を襲った、突然の暴力。少女が最後に選んだたった一つの
 復讐のかたち。

■感想 ☆☆☆
 読み終わった後、なんとも言えない後味の悪さをかみしめた。
 好きな作家の作品、というだけで予備知識もなく、
 借りた作品だっただけに、妙に粘っこい性的暴力の描写に、
 少し頭が痛くなった。
 それは、本の世界にどっぷりと入り込んでしまう私の本の読み方の
 せいもあるのだと思う。入り込んで、ヒロイン朔の気持ちに
 自分を重ね合わせて、読んでいただけに、その粘っこく小狡い
 いやらしさに、気持ちを掬い取られた。
 私自身がこの作品の主人公と同じように、自分と同世代の
 男性よりも自分よりはるか上の世代の男性に気を許してしまう
 傾向があるから、というのも影響していたのかもしれない。
 自分が勝手に「対象外」としている人から突きつけられる思いや
 暴力は、自分が「男の人」として見ている人からのそれよりも
 数倍、ダメージを与えるように思うのだ。読み終わった直後は、
 「オトコ」というものに対して、勝手にやりきれない思いを
 抱いてしまった。

 勿論、朔が受けた暴力は、佐倉が言うように、朔自身が与えた隙や
 ずるさが誘ったものかもしれない。大人びている故に、声高に
 表明できなかった愛情を求める気持ちや誰かに愛されたい、
 必要とされたい、と願う心が揺れ動いている朔の内面が見せた
 隙だとも思う。けれども、子どもでい続けることが許されなかった
 ヒロインが与えられた暴力ゆえに、本当に子ども時代と決別する
 ラストは、改めて佐倉の卑劣さを感じさせるものだった。
 ざわりとした感触を味わった作品。

TPOを考えろ

2008年04月14日 07時45分23秒 | 日常生活
日曜日の礼拝後、高校時代の友人と落ち合い、買い物をしながらおしゃべり。
いつの時代も女性の疲労回復には、おしゃべりが一番なのです。
買い物中もご飯時もデザートどきもひたすらおしゃべり。
わあわあしゃべって、すっきりした気持ちで帰宅する途中、
ふととてつもない不安に襲われました。

そーいえば。
お茶したお店は半個室だったのよね。
でも格子で仕切られていて、声はしっかり通るのよね。
つまり、回りにどんなお客が来ているか分からないまま
ワタクシの声は周囲に響き渡っていたわけで。
金曜日の夕方にかなりイラつくことがあって
そのイライラを友人にぶつけていたワタクシは、声も次第に大きくなってしまったわけで。
現在のワタクシは、かなりのビクビクモードです。
場所は会社から程よい近さの商店街だし。
昼間に新人と立て続けに遭遇したばかりだし。


うーわー。
どーしよー!
どうか誰にも聞かれてませんように。
いや、贅沢は言いません。
新人には聞かれてませんように!!

帰宅後。
横浜にいる友人と電話で話しながら、心から思ったこと。

社会人たるもの、愚痴を言う場所は、自分の家が一番。
せめて周囲が見渡せる場所で行いましょう。

トニーノの歌う魔法/D・W・ジョーンズ

2008年04月13日 09時33分45秒 | 読書歴
29.トニーノの歌う魔法/ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

■ストーリ
 法の呪文作りの二つの名家が反目しあう、イタリアの小国
 カプローナ。両家の子どもたちトニーノとアンジェリカの
 謎の失踪に、大人たちは非難しあって魔法合戦をくり広げる。
 トニーノの兄姉たちはクレストマンシーを呼ぶことに。
 一方トニーノたちは目覚めると、人形の大きさになり、
 人形の家に閉じこめられていた!
 クレストマンシーシリーズ第四巻。
 シリーズ他の作品の感想はコチラ。

■感想 ☆☆☆
 読みながら、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの溢れる想像力に
 ただただ感嘆した作品。
 すごい。すごすぎる。何を考えて生きていたら、こんなふうに
 別世界を見事に構築できるのだろう。こういった作品を読む度に
 「本を読むことが好きな人」が「本を書ける」わけではない、と
 思い知らされて、わくわくする。自分の部屋にいながらにして
 別世界を訪問できる幸福を堪能できた。

 大魔法使いクレストマンシーは魔法使いが日常的に存在する
 世界で、彼らが自分の能力を正しく使っているかを監視する
 役職にある人のことだ。つまり「クレストマンシー」は
 役職であって、人名ではない。ただし、シリーズ四作品はすべて
 同じ人物がクレストマンシーに携わっているときに起こる物語を
 描いている。

 今回は、現存するイタリアとは少し違う「イタリア」の世界。
 歌声を「呪文」として扱うことができる二家族と「ロミオと
 ジュリエット」のお話を掛け合わせて構築されている。
 二家族が話の中心を占めているため、登場人物がとにかく多いが
 それぞれの人物を見事に描き分けていて、混乱することはない。
 ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品には「お利口さん」は
 出てこない。この作品でも登場人物はみな一癖も二癖もある人たち
 ばかりで、そこかしこで余計なことをしては問題を勃発させている。
 そして、それらの問題が見事にラストで結びつき、絡み合って
 大円団を迎えるのだ。ひとつひとつの小さな問題を伏線として、
 ラストに結びつける手法は実に見事で、終盤でワクワクしながら
 ページをめくり続けることができた。 

母の恋文/谷川俊太郎編

2008年04月12日 10時12分10秒 | 読書歴
28.母の恋文―谷川徹三・多喜子の手紙
■内容
 高名な哲学者だった父・谷川徹三。そのかげに隠れるように
 一生を終えた母・多喜子。両親の遺品のなかに、若い頃
 二人が交わした537通もの恋文が残されていた。京大生だった
 徹三が多喜子と出会ったのは、大正10(1921)年、恋う
 思いを朝な夕なに手紙にしたため、二人は結婚した。
 長い時間が流れたいま、父母の愛の往復書簡を、詩人で息子の
 谷川俊太郎が、愛惜の念をこめて世に送る。

■感想 ☆☆☆*
 手紙は書くのももらうのも大好きだ。
 最近はペンをとる回数もめっきり減ってしまったけれど
 レターセットや葉書はこまめに買い、かばんに入れておくように
 している。
 けれど、「恋文」というものは書いたことがない。これからも
 書くことはないだろうと思う。勿論、好きな人に手紙は書く。
 けれど、あくまでも「近況報告」のような手紙であって、それは
 決して「恋文」ではない。「好き」とか「愛している」とか
 「お慕い申し上げます」といった言葉は、たとえメールでも使えない。

 だからこそ、この往復書簡集を楽しめたのだと思う。
 あまりにも自分とは違う世界の出来事で。
 ふたりは出逢ってすぐに、熱烈に恋に落ちる。熱烈に愛を
 語り合う。少し離れたところにすんでいたふたりは、会えない分
 頻繁にペンをとり、言葉をかわしあう。ふたりの手紙の消印日付から
 ふたりが2~3日ごとに手紙を往復させていたことが分かる。
 朝に夕にペンをとり、思いを伝え合うふたりが微笑ましい。

 けれど、何より面白いのは、政治家の娘と京大生(哲学科)という
 当時において「インテリ」と呼ばれるような階級にいたふたりが
 何に興味を持ち、何をし、何を読み、何を考えて過ごしていたかが
 分かる記録になっているところだろうと思う。そして、「恋愛」に
 ついても、哲学科らしく、実に観念的に、小難しく理屈をこねて
 いるところだ。私は色々なことを「考えず」に日常を過ごしている
 からこそ、考えて考えて考えて、その考えを言葉にするふたりの姿が
 新鮮だった。

 巻末には妻になった多喜子から徹三への「30年後の手紙」も
 記されている。あんなに愛し合って、熱烈に恋文を交し合った
 二人でも、夫婦になると色々なことがあることが分かる手紙で
 なんとなく「あぁ、やっぱり」と思った。けれど、それでも
 多喜子は徹三を追い求めていて、30年前と変わらぬ愛情を
 注いでいて、その姿が実にいとしかった。
 そして、その手紙の後、本文のラストに、ふたりの晩年の写真が
 掲載されている。ぴったりと寄り添いあい、濁りのない笑顔を
 向けているふたりの姿に、夫婦の絆は、ふたりで過ごした時間が
 築き上げるのだとしみじみと思った。

8年目を実感するとき

2008年04月12日 09時37分10秒 | 日常生活
この時期、新人研修でばたばたしているワタクシは
社内のいろんなところで
「今年の新人はどう?」
と聞かれます。

その度に回答に困ってしまうのです。
「今年の新人はカーリング型」とどこやらが発表してましたけれど
実際に毎日、顔をあわせていると、それぞれのいろんな面が見えて
かえって一言で「これ!」と言い表せません。
毎日、毎日、むきー!!と怒ったり
「ばかー!!」と叫んだりしていますが
それ以上に「すてき☆」とか「お!やるね!!」とか
「う。なんて優しいんだ。えらいねぇ・・・。」というふうに
感激もしていて、「今年の新人、どう?」と聞かれると、結局は
「かわいいですよ。無邪気で。」
と答えています。

あんなでっかい子達を「かわいい」と思ってしまうこの季節は
自分の年が確実に重ねられていることを実感する季節でもあります。

「なんでしょうね?
 同期にいたら、軽くいらっとくるだろうなぁ、っていう子も
 ほほえましいんですよねー。むしろ、余計にかまいたくなるっていうか。」
と先輩に話すと、しみじみと
「のりぞうくんも、そういう年代ってことだよ。
 ウェルカム!30’s(サーティ)!」
と歓迎を受けました。

さて、ようやく2週間目が終了。
今年の新人研修は、例年以上にバタバタ過ごしています。
現在、82名の新人のうち、70名ほどの顔と名前が
一致するようになりました。
がんばれ!自分の記憶力!!

・・・つくづく、自分の年齢を実感させられる季節です。

顔色七変化

2008年04月12日 09時30分40秒 | 日常生活
東京から無事に戻ってきたのりぞうに
隣の部署の課長が近づいてきて、ぺこりと頭を下げました。

「のりぞうくん。本当にごめん。
 俺らが不謹慎なことを願ったばかりに。

本当にそうですよ!!
ちゃんと謝ってください!!
空の上で、ワタクシがどんなに怖い思いをしたことか。

「うん。本当にすまんかった!
 ニュース見てねー、思ったよりも数倍、おおごとやん!って
 慌てたよー。無事に帰ってこれてよかったね。」

はい。結局は、天候以外、特に大きな問題もなく
新人も何も起こさず、つつがなく戻ってこれましたから。
終わりよければ、すべてよし!ですよね。

と、のりぞうが笑顔で答えると
課長の顔色が変わりました。

「え?他には何の問題もなかったと?」

はい。他には特に大きな問題は。

「いやいや、そんなことはなかろう。
 何の問題もなし?本当に?おもしろいことも?」

ええ。うちの新人が名札を落として3000人の前で
呼び出されたことぐらい、ですかね。

「ち。つまらん。
 いかんよ。教育がなっとらん。」

・・・・さっきまで見せていた反省の色はいずこへ?

予想以上

2008年04月08日 22時09分47秒 | 日常生活
ニュースを見る限り、本日の関東地方
ワタクシタチが感じている以上にオオゴトだったようです。
まさかトップニュースで伝えられる程の荒れ模様とは。
まさか飛行機がこんなに欠航になっていたとは。

渦中にいながら、まったく気付いていませんでした。

ワタクシタチが無事に関東にたどりつけたのは
むしろ「運がよかった」と言えそうです。

新人くんたちの日頃の行いの成果です。

責任のなすりつけあい

2008年04月08日 21時22分38秒 | 日常生活
みんなの期待が実を結び、関東地方の天候は大荒れ。
飛行機が羽田に到着できず、福岡空港に行くと
搭乗予定の飛行機がなんと二時間遅れの憂き目にあっていました。

ちょっと!
二時間も遅れたら、入社式に出席できませんから!

と、ハラハラしていたところ、
一便早い飛行機に振り替えていただけて、ほっと一安心。
もっとも一便早いものに乗せていただいているのに、
既に出発予定時刻は過ぎています。
・・・先行き不安。

案の定。
羽田上空で着陸できず、空をぐるぐる。
強風のため、飛行機はぐらぐら。
あまりの揺れ具合に、のりぞうもふらふら。

結局、13時到着予定のはずの飛行機が
空港に降り立てたのは14時間近。
入社式、遅刻決定。


えっとー。
日頃の行いが悪いのは誰ですかー?
雨男、雨女は名乗り出てくださーい。

ぶつくさ文句を言っていると、新人からたしなめられました。

「全国から集まってきてるんですよね?
 原因は僕らとは限りませんよ。」

確かに。
ごめんよ。ためらうことなく、みんなを疑ってたよ。
原因だと決めつけてた。

すまん!
みんなのこと、もっと信じなきゃね☆

納得しかけていると、傍にいた別の新人が冷静に
「明日、帰るんですよね?
 明後日から福岡が雨らしいですよ。」
と伝えてくれました。

やっぱり、お前らかー!!
なんやかんや言いつつ、大移動を楽しんでいます。。