旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

夕暮れ千葉散歩Ⅱ 蘇我にて 京葉線を完乗!

2019-02-24 | 呑み鉄放浪記

 ライトアップされた東京駅丸の内駅舎。赤煉瓦が鮮やかに浮かび上がって美しい。 
今宵、家路とは別の方向に電車に乗ってみる。実は京葉線を未だ潰してなかったから。 

京葉線のホームは鍛冶橋通りの下、均整のとれた丸の内オフィス街の地下空間に横たわる。
鮮やかなワインレッドのルージュを引いた10両編成で3番線を滑り出す。 

潮見からジェットコースターの様に高架を駆け上ると大輪の華が輝いている。 

 

ところで京葉線は武蔵野線と接続するために2本の支線を持っている。
まずは西船橋から南船橋へ抜ける二俣支線、むさしの号で1区間を走り抜ける。 

 

もう1本は高谷支線、市川塩浜から西船橋へと抜ける。
オレンジのラインの武蔵野線がこの支線を経て東京から府中本町までメガループを描く。 

千葉みなとから蘇我の間は海が覗く。潮の香りが車内まで届くかのようだ。 

ワインレッドの10両編成は東京湾を1/4周、3時の方向、蘇我でその旅を終える。
でも何本かの葦駄天は外房線や内房線に乗り入れて、さらに旅を続けるものもある。 

 蘇我は予想に反して旧い町並み、JEFユナイテッドの試合が無ければ静かな夕暮れだ。 

 

外房線の線路沿いを歩くこと5分、南町の住宅街に「松膳」の看板が浮かび上がる。 
常連さんに交じってカウンター、少々緊張、まずは瓶ビールで。 
通好みのお通しが充実しているでしょう。これだけで2合くらい飲めそうな感じ。 

 

刺身盛り合わせ、これが豪華でした。酒は "木戸泉" の純米、外房は大原の酒だね。
〆は "山芋ぞうすい" 寒い夜に温まる。なにより精が付きそうだ。
ちょっとどころではない寄り道だけど、旨い酒肴を愉しんでご機嫌な千葉散歩なのです。 

 京葉線 東京~蘇我 41.0km
二俣支線 西船橋~南船橋 5.4km
高浜支線 市川塩浜~西船橋 5.9km 完乗 

 

サンタモニカの風 / 桜田淳子 1979