旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

旅するどんぶり 下仁田「とり重」

2019-07-04 | 旅のアクセント

 レトロな下仁田駅を降りると、焼き鳥とも鰻ともつかない香ばしい匂いが流れてくる。
匂いを辿って、旅館常盤館に下がった「こんにゃく料理」の暖簾を潜る。
まずは、名物の「刺身こんにゃく」を肴に、注いでもらったスーパードライを一杯。
そして香ばしい匂いの主、"とり重" をいただく。美味いね。
この辺りは昭和の終わりまで、生糸、その後に製材、こんにゃくで潤い、
芸妓さんの置屋もあって賑わったそうだ。
部屋に飾られた写真を見ながら和風美人(それも結構な)の若女将が話してくれた。
とり重が美味かったのか、若女将に魅せられたのか、思いがけず満足な週末なのだ。

2015/07

 
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