太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

オヤジな猫

2013-07-09 07:51:04 | 日記
夫の叔母の猫を預かっている。

いつもは私たちが叔母宅に泊まりこむけれど、今は両親もバカンス中で留守なので

我が家に来ているのだ。



ドリー


14歳のドリーは、海洋調査の仕事をしている叔母達がボートで海をめぐっていたときからの猫で、

何度も海に落ちたが生還したというタフ。

好みが激しく、人見知りで、おまけに気難しい、まるで偏屈なオヤジみたいな猫だ。(メスだけどね)


子供がいない叔母夫婦は、ドリーを甘やかして、人間の食べ物を与えていたせいか、

糖尿病と腎臓の病気がみつかった。

そこで厳しいダイエットに加え、毎日、スポイトで薬を服用しなくてはならない。

おかげで体重は適正になり、動作も元気になってきた。



このオヤジ猫、普段はどこかに潜んでいて、冷蔵庫をあけると、いつのまにか背後にいる。

いきなり食事を減らされた上に、キャットフードしか食べられないから、食べることに執着があるのだ。


今日の朝、起きると寝室のドアの外で朝食を待っていて、

ニャーニャー催促をしながら足にまとわりついてきて、ぺろりとたいらげた。

ウォーキングから戻ってくると、今度は夫のあとをついてまわり、

朝食を食べていないかのように振舞う。

夫が無視をしていると、それまでのブリっこが豹変。


「シャーッッ!!!!」


夫がキレて

「僕に威嚇するな!」


この「シャー!!」はオヤジ猫の得意とするところで、ブラシをかけようとしても「シャー!!」

頭をなでるのも、気分によって「シャー!!」

まったく難しいったらありゃしないのだ。

シャー!とされると負けずに私もシャー!っとやり返す。

そうしながら、姪が小さかった頃、「涙なんか出てないじゃん。嘘泣きじゃん」

とか言って、4歳児と同等になって喧嘩したことを思い出す。

情けなやー・・・・・



夫に叱られたのがわかったか、ドリーはスーっと姿を消した。


しばらくするとシラーっと戻ってきて、このとおり。



「こうしてたら外に出たいってわからんもんかね?まったく気がきかないんだから!」


かわいげがない猫ではあるが、私が「ドリー♪ドリー♪」と歌を歌うと

「にゃー、にゃー、にゃにゃー」

と合いの手を入れてくる(おそらく「うるせーんだよ!」と言っているのだろうが)



猫もみんな個性があっておもしろい。







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