太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

見切り発車

2013-07-21 07:56:25 | 日記
外で仕事をするようになって8ヶ月。

家で毎日好きなことをしているのも楽しかったけれど、

外に出てみて、やっぱり私はこうしているのがいい、と思う。

日本にいた時の事務職と比べたら、1日に会う人の数が半端なく多くて

毎日、同僚や多くの人達とエネルギーのキャッチボールをするのは楽しい。

もちろん、キャッチボールしたくないことだってあるんだけど、それはそれで

卑屈にならずに前を向いていれば、ちゃんと解決してゆくもの。



今日、あるお客様が

「外国で、外国人のお客さんやお仲間の中でお仕事するなんてエライわね」

と言った。


仕事を始める半年ほど前、何かそろそろ仕事をしてみてもいい頃かと思ったことがあった。

でもそのときには、きっとまだ機が熟していなかったのだと思う。

私は『私にできること』を探していて、言葉の壁にぶち当たってへこんでいた私に、

大学のアダルトクラスで、英会話を習ってみたらどうか、と叔母が薦めてくれた。

英会話を勉強する道も考えてはみたけれど、都合のいいクラスがなく、

結局私は、『私がやりたいこと』を見つけて、今の職場に応募したのだった。





高校3年の夏に、突然、美大に行くと言い出し、

そして美大に入ったとき、デッサンも描いたことがないのに、半年漬けでよく受かったね、と言われた。


離婚したとき、その後の生活のあてもなく、よく離婚したね、と言われた。


夫と結婚したとき、英語もろくに話せないのに、よく外国人と結婚したね、と言われた。





ものごとを、順序だてて深く考えたり、計画をたてるのが、とても苦手なのだ。


じっくり計画をたてて離婚する人もいるだろうし、

英会話をしっかり勉強して、話せるようになってから外国へ行ったり、結婚する人もいるだろう。

そのほうが確実だし、それができるぐらいなら私だってそうする。

しかし私の場合、まず「こつこつ何かをする」ことがまるっきりできない上に、

思い立ったら、後先を考えるひまもなく、もう一刻も早くそちらに行きたくなる。

石橋が壊れるかどうか、走りながら叩いて確かめてみればいい(ていうか、それしかできない)

もし壊れていたら、そのときはその時だ。




もし私が、英会話を勉強してから結婚しようとか、

就職しようとしたら、きっと挫折して、英語も話せるようにならないばかりか、

人生の転機ののタイミングを逃していたに違いない。

こんな私の生き方は、行き当たりばったりに見えるらしい。

けれども、ほかにどうしようもないのだ。



心の赴くままに見切り発車したあと、見える景色は割とおもしろかったし、

なーんだ、結局なんとかなるんじゃん、というところにおさまって、

この先もこうしていくしかなさそうなのである。









にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村