太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

悪びれたら負け

2013-10-03 13:20:37 | 日記
今日は休みで、家にいたら玄関のベルが鳴った。

メジャーを持った男性がニコニコしながら立っていて

スクリーン(網戸)の修理を頼まれたので来た、という。

そういう人が来るとは聞いていなかったので、いつ頼んだのか聞いてみたら

抱えていたバインダーをおもむろに開いて



「えーと、5月10日かな」



5月って。

今は10月だけど。



そういえば夏前、夫が窓を拭こうとしてスクリーンが歪んでしまったと言っていたような記憶がある。



5ヶ月放って置かれても、催促しないハワイの人たち。

5ヶ月前に依頼されたと、まったーく悪びれることなく言える人たち。

だからここは、怒る場面ではない。



まあ、たいていにおいて、アメリカ人は悪びれない人が多い。

あまりの悪びれなさに、悪くないこっちのほうが低姿勢に出そうになるぐらいである。

あの自信はどこからくるのか。

謙譲することを美徳とする国で育った私としては、不思議でたまらん。



にこやかな男性は、メジャーでスクリーンの寸法を測って(2階のスクリーンも歪んでいたので、そこも)

「OK!じゃ、準備ができたら来るから」

と言って、やっぱり悪びれず、ほがらかにものの数分で帰って行った。





車や家具を買うにしても、家を直す、建てるにしても、

材料はみんな本土から取り寄せるのを待たねばならないから、

確かにハワイは、何をするにも時間がかかるのは理解できる。

しかし、網戸屋さんは島内にいるだろうし、網戸の材料ぐらい在庫がありそうなものだ。

忙しかったら、遅れるという電話1本かけたっていいのに

と思うのは、私が日本人だからだろうか。



夫に、どうして催促したりしないのか聞いてみた。

「電話したところで、来れれば来るだろうし、来れなきゃ来ないでしょ」

もし忘れていたら?

というと、ガイジン特有の、肩をすくめてみせるのだ。





来て、寸法を測るだけで5ヶ月。

ハワイに住むようになって、私もそうとうに気が長くなった。

年内に新しいスクリーンが窓にはまるかどうか怪しいものである。







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