太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

逃したコーヒーの数

2014-01-13 19:22:07 | 日記
毎朝、コーヒーを飲む。

特に決めているコーヒー豆はないのだが、

ちょっと贅沢な気分のときにはコナコーヒー100%のものを買い、

あとはその時によってさまざまだ。

日本では、量り売りの専門店がけっこうあって重宝していた。

スタンプカード、という日本独特のサービスもあったりして

スタンプがたまると1回分が無料になったっけなーと懐かしい。


特別ものすごく美味しいというわけではないにしても、

ハズレがないのが、スターバックスのコーヒー豆だ。

それで、時々買って飲んでいたのであるが、あるとき自宅でコーヒー豆の袋を手にした夫が

「あっ!」

と言った。

「なにさ」

「ものすごいことを発見した!これ見て!」

どうせたいしたことではなかろうと思って見てみると、







と書いてあるではないか。



この袋を店に持ってゆくと、コーヒーが1杯タダになるというのだ。


「エエーーー!!!なんで今まで気づかなかったんだよぅ!!!」

と叫んだのは私である。



私は注意力が足りない上に、異常なまでのめんどくさがりであるから、

取扱説明書や、箱書きなどまともに読んだことはない。

何年も乗った車を売る段になって初めて、実はフォグランプがついていたとかいった機能に気づいたこともあった。

そんな私がコーヒー豆の袋を読まないのは仕方があるまい。

しかし、夫が気づかないのはどうしたことだ。

相方に足りない部分をカバーするのがパートナーじゃないのか。



早速、この空き袋をもってスターバックスに出向いたのは言うまでもない。

でも私は、クーポンだとか、こういったものを出すのに勇気がいる。

もし、「もうこれはやっていないんですよね」とか言われたらどうしようだとか、

タダでコーヒーを飲みたい人、と思われるのはいやだとか(まったくもってその通りなんだが)、

これは私の性格というよりも、日本で育ったからだろうということにしておこう。

だから、クーポンとか、返品とか交換という文化に慣れている夫にこれを出させて、タダでコーヒーを手に入れた。

権利とはいえ、タダであるのに、ロースト加減までリクエストした夫はスゴイ。

やっぱりアメリカ人なのだ。



そしてタダコーヒーを飲みながら、

今までいくつスターバックスコーヒー豆を買ったであろう、と考える。

その数が、私が逃したタダコーヒーの数だと思うと、

じんわりと口惜しさがこみあげてくる。


どうにも貧乏性にできていると我ながら呆れてしまう。




余談だが、

日本にはタリーズとか、スターバックスとか、ドトールとか

いろんな系列カフェがあるけれど、ハワイにはスターバックスしかないのはなぜだろう。






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