太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

拾いもの

2015-07-12 15:07:08 | 日記
チェストを拾った。

海に行った帰り、いつもはあまり通らない道を走っていたとき

「あ!あれはまさに僕がオフィスで欲しかった棚だ!」

と夫が叫んで、車をとめた。


歩道の脇に、「FREE」と書いた紙が貼られた木製の棚とチェストが並んでいた。

棚は180センチ以上あったが、ぎりぎり車に積んだ。




これがチェスト。


ベッドサイドで使うテーブルは、今、展覧会に出品中で(コラージュで作った作品だから)

床の上にランプを置いたりして不便をしていたところだ。

掃除してみると、まあまあ悪くはない。

どうやら元は白かったものを、持ち主がこの色に塗ったようだ。

塗り替えてもいいし、コラージュを施してもいいと思ったけれど、置いてみると

このままでもよさそうなので、しばらくはこのまま使うことにした。



夫は、よく何かを拾ってくる。

それは昔からそうだったらしい。

海で泳いでいて、ダイヤモンドの指輪だとか、たくさん鍵がついた鍵束だとか

かわいい貝でできたネックレスだとか。

指輪などは新聞の「拾いました」コーナーに投書すればよいのだろうが、夫はそこまではしないのだ。


探している人のところに戻れますように、とお祈りをして、わかりやすいところに置きなおすだけ。




この姿見も、夫が近所から拾ってきたんだった。

私が塗りなおして、コラージュを施して、今も使っている。



誰が使ったかわからないものは気持ちが悪い、という人がいる。

私も、骨董品などは怖い。

骨董品でなくても、第一印象でなんとなく嫌な感じがするものはやめる。

いつだったか夫が、貝のネックレスを拾って、わかりやすいところに置きなおしてきたものが

次に行った時にもあったからといって、持ってきたことがあった。

すごくかわいいものだけれど、なんとなくひっかかる。

数日、棚の上に置いていたけれど、その棚の上が気になる。

それで、塩で清めて、拾った海に返してきた。



このチェストは大丈夫そうだ。





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