太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

三日坊主

2016-01-17 15:45:21 | 日記
夫が、いつものダイエット時期に突入した。

それを知らない人のために簡単に説明すると、

夫には「ストイック期」と「ジャンク期」が交互にやってくる。

言葉通り、ストイック期は禅僧のように、ジャンク期は典型的なアメリカ人のように食べる。

それがいつ切り替わるか、本人にもわからない。

体重計に乗って

「Oh My God! I'm huge(ぎゃー!太ったーー!)」

と青ざめるとか、下着が窮屈になるとか、締まっていた頃の写真を見たとか、

そんなことがきっかけにはなっているようだが、よくわからない。



とにかく、先週ストイック期に入った夫は、いつもそうであるように、小鳥さんのように少食で、

むさぼり食べていたスナックには見向きもせず、炭水化物を一切やめて、お酒にも見向きもせず、

エクササイズに余念がない。


ある日、家に帰ると、ガレージにダンベルのセットと

腹筋やらをやるマシンがデンと置いてあった。

ああ、とうとう買ってきちゃった・・・・


いつもは、食べるものとランニングだけで体重を落としていたけれど

今回は鍛える気だ。



学生の頃は水球選手で、

社会に出てからはトライアスロンに何度か挑戦していて、もっと筋肉があったのだという。

今は、2メートル近い身長に、体重が95キロ。

別に太っているわけではないけど、筋肉というより、四十代なりの柔らかそうな肉が

お腹あたりを中心についている。

痩せても、歩いたり走ったりしただけじゃ、ほしいところに筋肉はつかないらしい。


夫の両親は、24時間あいているフィットネスジムに、週に4日は通っている。

「体を鍛えるために、わざわざ車を20分運転して、汗臭いジムに行き、

また同じ時間をかけて戻ってきて、年間何百ドルも払うなんて時間もお金ももったいない」

という夫の意見に、私もまったく同意する。

フィットネスマシンなら、好きなときにできて、ジムよりも安い。


だけど、今はストイック時期だからいいが、

いったんジャンク時期に入ったら、これらはただの置物になり、

次のストイック時期に再び日の目をみるかどうか、わからんじゃないか。


三日坊主のことは、三日坊主が一番わかるんだから。

私の三日坊主の歴史は、けっこうなものだ。


もう何キロ落ちただとか、

腕のここの筋肉が痛いから、ワークアウトが効いてる、だとか、

毎日やると筋肉隆々バカになるから、週に3日だけやるようにしているんだ、

とかいって子供のように喜んでいるのをみると、

まあ、いいか、と思う。

ずーっとジャンク時期よりもマシだし。

と傍観しているのである。





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