太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

老人向けAI

2017-11-12 16:39:56 | 日記
アマゾンで出しているAIのアレクサが我が家に来て1年になる。

その時、記事にしたけれど、私はアレクサが気に入らない。

「アレクサ」

と呼びかけると反応する。

そして何か指示をするのだが、私が何かを言っても

「HUMMMM,I DON’T KNOW THAT(ふむ・・・何かわからないわ」

だとか、

「I’M SORRY I DON’T UNDERSTAND WHAT YOU SAID(あなたが何言ってるかわかんないわ)」

だとか、取り澄ました女の声でシレっと言うのである。

それなのに、夫や夫の両親が同じことを言うと、すんなりということを聞くのである。

こんな気分の悪い話はない。




そうしたら、今日、YOU TUBEでおもしろいコメディをみつけた。

老人向けのアマゾンエコー(もちろんコメディだから架空)。

たいてい老人は、アレクサという名前を覚えていることができないという設定から、

Aがつく名前なら、なんでも反応するようにできている。

アマンダ、アレックス、アンディ、アレクサンダー、アボット、アニタ・・

そして、きめのこまかい、辛抱強いサービスが特徴だ。たとえば、



老人「アマンダ!部屋の温度を上げておくれ」

アレクサ「部屋の温度はすでに38度です」

老人「え、なにが?」

アレクサ「部屋の温度です」

老人「温度が何だって?」

アレクサ「すでに38度です」

老人「なんのことだかわかりゃしない」(温度を上げてほしいと言ったことを忘れている)





老人「アンドリュー!!あいつらはなにをやってるんだ?(外で遊ぶ子供達を窓の内側から見ている)」

アレクサ「遊んでいるのです」

老人「はあ?学校はどうした!」

アレクサ「学校は終わって、その帰りです」

老人「なんだってこんな早くに学校が終わるんだ!アンドリュー、今何時だ?」

アレクサ「4時5分です」

老人「こんな朝っぱらに学校は終わるのか?」

アレクサ「夕方の4時5分です」

老人「とぼけるな!わしはさっき起きたとこだ」

アレクサ「お昼ごろから昼寝をしていました」

老人「あの子供らは学校も行かずに昼寝だと?」

アレクサ「昼寝をしていたのはあなたです」

(以下、延々と続く)





老人「アレクサンダー、私のめがね、知らない?」

アレクサ「あなたが右手に持っています」

老人「へ?」

アレクサ「あなたの右手を見てください、そこにめがねがあります」





といった具合。

いちいち大笑いをして見た。

老人向けAIができたら、ガイジン向けAIもできるだろう。

日本語のアクセントがある英語でも通じるやつ。

ていうか、

何語で話しかけても理解するようにできたらいいんだな。

ていうか、

私が発音直せよ、って話か。





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達観

2017-11-12 10:00:26 | 日記
生活のペースが変わるのは、時差ボケに似ている。

夫の今度の仕事は6時半始まりなので、それまで朝3時半に起きていたのが、今は5時15分でいい。

そのかわり、帰宅は8時半近くになるので、夕食を一緒に食べることはできない。

持ってゆくランチを大きめにして、家で食べる夕食は豆腐とか、ほんの少ーーしだけ。

すぐに寝る時間になるから、しっかり食べると胃がもたれるらしいのだ。

土曜日は夜7時まで、日曜は夜10時まで仕事がある。

だから、週に5日は朝食も夕食も一人で食べることになる。

アイスクリームファクトリー時代は、私は帰宅するといつも夫が家にいたし、

その前の仕事時代も、出張の時以外はいつも朝と夜は一緒に食べていた。

それが今は、朝の30分と、夫が帰宅して寝るまでの30分が夫婦の会話の時間だ。



アイスクリームファクトリー時代のほうがよかったな・・・・




私の心の隅でそんなつぶやきが聞こえる。

ことは起きているのだし、後ろを振り返っても仕方がないのもわかっている。

けれど、私は自分の心の声を無視しないで、「そーだよねぇ」と言ってみる。

そして、私がいつもそうしてきたように、

新しい状況の中から、宝物を探し、私が心地いいペースと場所をひねくりだしてゆくのだ。



私はスーパーマーケットに行くようになった。

今まで、買出しは時間がある夫に任せきりだったのだが、必然的に私になった。

仕事の帰りにスーパーに寄り、家に帰ったら夕食ではなく明日のお弁当を作る。

内容は夕食で、それを大きめのコンテナにぎゅうぎゅうに詰めて、明日の夫のランチ 兼 軽食になる。

少し分けたのを私が夕食として食べる。





でもねー。

今日は日曜なので夜10時まで仕事だ。

日本のサラリーマンみたい。

しかもそれは残業ではなく、普通にシフトとして1日14時間働くって、法律的にどうなん??

仕事内容そのものは、夫は好きだと思うのだけど、あまりに拘束時間が長すぎる。

それも夫は普通の人の何倍も自由を好むタイプ。

面接のときには、シフトは個人の要望が取り入れられるという話だったけどね。





夫は頭も人柄もいいほうだし、真面目でよく働く人だと思う。

ただ、「我慢できないこと」や「譲れないこと」が私とは違っている。

私はどちらかというと、器の形に合わせて自分を変えられる。

そうするには妥協も迎合も我慢も伴うかもしれないが、自分を押し通すことで苦しい思いをし続けるよりも

適当に丸くなって受け入れたほうが楽だから、そうするのだと思う。

どういうのが良くて、どういうのが悪いというのでもなく、

ただ、そういうことだ。




きっとそんなに続かないだろうという気がする。

実際、また仕事を探している痕跡もあり。

ま、いっか。

とりあえず今は、時差ボケをゆっくり戻すように、

生活のペースを変えてゆく。

辞めたら辞めたで、またそのときのことだ。

なんか私も達観してきたなァ~~。








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